それでは、今回は、特許分類を用いて
検索する方法を調べてみましょう。
まずは、いつものテキスト検索に入り
ましょう。
前のIPDLの時には、このテキスト
検索画面では、国際特許分類のIPC
と、これを日本固有の分類に展開した
FI(ファイルインデックス)でしか検索
できませんでしたが、プラピ(J-PlatPat)
になって、新たに日本固有の分類である
Fタームでも検索できるようなりました。
この特許分類を使った検索は、この
「特許・実用新案テキスト検索」画面と、
以下の「特許・実用新案分類検索」画面
でおこなえます。
(長いので、テキスト検索画面と、分類
検索画面と称します)
それでは、「テキスト検索」画面と、
「分類検索」画面では何が違うんだ?と
いうと、まずは、「テキスト検索」では
特許分類とキーワードを掛け合わ
せたりして両方を用いることができるの
ですが、「分類検索」では、特許分類
しか使えません。
したがって、まだ検索方法に慣れて
いない方は、テキスト検索画面を使用
したほうが無難です。
(「俺は、上級者だけれども、テキスト
検索画面を使うんだ」という方や、「俺は
初級者だけど、最初から分類検索画面を
使うんだ」という方は是非どうぞ)
次に大きく違うのは、検索期間ですね。
テキスト検索画面では、以下のように
むかーし昔のものは検索できませんが、
分類検索では、場合によっては、大正
11年のものまで検索が可能です。
たとえば、分類検索で、ねじ関係の
FIのF16B39/34で検索をかけると、
以下のように、大正時代の出願まで
検索でき、つまりは、FIやFタームを
うまく組み合わせることができれば、
古いものも検索可能となりますし、
商用データベースでも検索不可能な
古い文献を探し出すことができるん
です。
と、先ほど大正時代まで検索できると
書きましたが、上の文献蓄積範囲を
よく見てもらうとわかりますが、公告
特許公報の蓄積範囲が大正11年のもの
までであって、特許発明明細書は、
1番から検索可能なんです!!!
知ってました?
知らなかったのは、私だけ?
ということで続く。