ということで、しばらく前に、ブリヂ
ストンのタイヤセンサーでの路面判別
技術が発表されていましたね。
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2015112502.html
結構反響が大きかったようですが。
ということで、どんな発明なのか調べて
みましょう。
まずは、タイヤのセンサー技術ってIPC
ではどれかいな?ということなのですが、
B60C19/00「車両用タイヤ、他」というのが
あるんです。
また、Fタームでも3D241DC46「路面
状態(検知・推定 凍結など)」というのが
あるんです。
ということで、まずは、狭い範囲で、この
2つの論理積を採ると以下になるんです。
・ 特開2015168362「路面状態推定方法」
・ 特開2014-035279「路面状態判別方法とその装置」
2件だけ出て来て、両方とも株式会社
ブリヂストンからで、まだ登録はされて
いないようですね。
【課題】センサーの数を増やすことなく、タイヤに
大入力があったか否かを精度よく判定して路面
状態を推定する方法を提供する。
【解決手段】タイヤに加速度センサーを配置して、
走行中のタイヤの振動を検出し、振動の時間
変化波形に出現するピーク位置から、タイヤの
踏み込み点の位置と蹴り出し点の位置とを
推定するとともに、推定された踏み込み点の
位置と蹴り出し点の位置とから算出された
タイヤの接地時間、接地外時間、及び、回転
時間のいずれかまたは複数を用いて、推定
された踏み込み点の位置と蹴り出し点の
位置が実際の踏み込み点の位置と蹴り出し
点の位置であるか否かを判定する踏み蹴り
位置判定を行い、踏み蹴り位置判定の判定
結果が誤推定である場合には、路面状態の
推定を行わないようにした。
タイヤだけでの判別方法は、まだこの
ブリヂストン方式しか出願はされていない
ようです。
ということで、3D241DC46「路面状態(検知・
推定 凍結など)」だけで広く検索をかけると、
70件近くヒットして来ますが、まだ、車での
制御関係が主なんですね。
ブリヂストンさん、2020年をめどに市販車
への装着を目指すそうですので、期待して
待っていましょう。