それでは、いよいよ、分類検索で、
どんなふうに入力して検索するんだ?と
いうのを調べていきましょう。
これは、特許・実用新案テキスト検索と、
特許・実用新案分類検索を比較しながら
見て行くとわかりやすいですので、比較
しながら調べて行きましょう。
(言葉が長いので、「テキスト検索」と、
「分類検索」とに省略します。
まずは、テキスト検索画面に入りましょう。
https://www7.j-platpat.inpit.go.jp/tkk/tokujitsu/tkkt/TKKT_GM201_Top.action
テキスト検索画面では、「種別」に、最初
から「公開特許公報」のところにチェックが
入っています。
これを、試しに、全部のチェックを外すと、
「公報種別は必須項目なんだから、どれ
かにチェック入ってないんだったら、検索
なんかやってらんねーよ」、と、プラピ
(J-PlatPat)さんに、怒られてしまいます。
これが、分類検索の場合にはどうかと
いうと、以下のように、最初はどれにも
チェックが入っていないのですが、「種別
(チェックなしの場合、全種別が検索対象
となります。)」となっていて、種別を
入れなくても検索してくれて、「おー、
分類検索のほうが、いい子じゃん」、と
感動してしまいます???
次に、分類検索では、キーワード検索
というのはありませんので、次におこなう
ことは、分類指定をおこなうことになり
ますが、FI・Fタームで検索をするのか、
IPCの最新版でおこなうのか、はたまた
公報記載のIPCでおこなうのかの指定を
おこなうことになります。
(最初は、以下のようにFI・Fタームと
なっています)
ここで、分類検索という文字の横に
ある、「ヘルプ」をクリックすると、
「分類指定をIPC(最新版)とした場合は、
入力した検索式がコンコーダンス変換
され、FIコンコーダンス検索式のテキスト
ボックスが表示されます。」と書かれて
おり、「コンコーダンスって、なーんだー
ろねー」などとつぶやきながら、「IPC
(最新版)」を指定して、A23F3/06などを
入れてみるわけです。
そうすると、以下のように、最初なかった
ボックスが表示されるんです。
つまりは、「IPC(最新版」)とすると、
IPCを、FIの最新版に変換してくれて、
この変換したFIで検索してくれて、
さらには、下のボックスには、FIへの
変換結果が表示されるんです。
すなわち、FIに変換したもので検索
してくれていますので、ボックスの中の
変換されたFIを、検索式のボックスに
コピペして、FI・Fターム検索をかけ
ても結果は同じになるんです。
ちなみに、IPCのA23F3/06は「抽出
前の茶の処理」というもので、IPCでは
さらに細分化はされていないのですが、
FIではすごいことになっていますね。
ちなみにちなみにですが、日にちを
指定しないで検索をかけましたので、
1000件を超えてしまい、このままでは
一覧表示をしてくれませんが、日にちを
絞って検索をかけると、以下のような、
第4号や第18号などという古いものも
ヒットしているのがわかります。
(埼玉縣「へーみん」、東京府「へーみん」
というのが時代を感じさせますね。
ムーミンだったらかわいいもんですが。)
さらに、ちなみにちなみにちなみに
ですが、FI・FタームとIPC(最新版)の
データベースは、整理標準化データサーチ
マスタというDBで、IPC(公報記載)の
データベースは、IPC(公報記載)用
データベースという違うものとなって
います。
整理標準化データのほうは、適宜、
統合・分割・改正等により、過去の
データまで遡って分類付与がおこなわ
れますが、IPC(公報記載)用データ
ベースのほうは、一度分類が付与され
たら、変更はされませんので、念のため。