んだろうなと漠然と思ってしまうわけ
ですが、そもそも紀州ってどこだ?
と思うわけでして。
(すんません、東北生まれの田舎者
ですし、歴史など全く興味がなかった
ため、西のほうの昔の地名が、ちん
ぷんかんぷんなんです。)
ということで、気を取り直して紀州って
どこなんだ?というのをウイキで調べると、
日本の紀伊の国のことだそうですが、
紀伊の国も知りませんので、一体
どうなってんだ!ということで、再度
調べると、7世紀に設立した当初は、
雨が多く木が生い茂っていたので、
木国と命名されたという説もあるそう
ですね。
と、それはいいとして、本当にどこ
なんだと思って地図を見てみると、
です。
ありませんので、勉強になりました、
です、はい。
(ここまで、ばかな私にお付き合い
いただき、ありがとうございます)
ということで、本日は、紀州について
深く調べてみようという趣旨ではありま
せんので、紀州技研さんについて調べて
行きましょう。
技研工業株式会社」、創立が1968年、
資本金 1,000万円(株主資本金35億
4000万円)、 売上高 45億円(2012年
度) 、連結従業員数は日本と中国で
365人、事業内容は生産ライン上での
段ボール、建材、パーツ、食品等に
賞味期限、ロット番号、ロゴマーク、
バーコード、QRコード等を自動的に
印字するインクジェットプリンター・
ローラーコーダー・文字検査装置、
コンベア・制御盤の関連設備、インク
およびソフトウェアの製造・販売
となっています。
なんで、この会社を今回取り上げたんだ?
というと、 「元気なモノ作り中小企業300社」
というのに選ばれた、元気な会社だから
なんです。
この企業は、先ほどの説明の通り、
生産ライン上での印刷などに強みを
持っており、印字機専用メーカーとして、
ダンボールに印字する技術で国内シェア
75%を誇っているんだそうです。
(と、テレビで言っていました。)
この会社は、可食インクというのも
開発しており、スーパーなどに行くと、
卵そのものに賞味期限などが印字
されているものがありますが、あれって、
卵インクジェットプリンターで、印字
されているんだそうです。
ご存知のように、卵は割れやすい
ですので、ぺったんこ、ぺったんこで
印字するのは危険性がありますので、
卵の殻にインクを吹き付けにて印字
していたんですね。
タマゴにシールを貼る方法もありますが、
シール代や人件費がばかにならないのと、
沸騰したお湯などに入れるとシールの
場合は困ってしまいますので、このインク
に海藻成分を使い、食べても安全、お湯
でも消えないというのが売りだそうですよ。
さらには、殻のカルシウムとインクの
成分が結合し、中に浸透しないんです。
(と、テレビで言っていました)
ということで、紀州技研さんの技術を
調べると、以下の特許のほかにもいろ
いろありますよ。
・ 特許5094653「インクジェットインキ」
じゃあ、可食インクを開発しているのは、
紀州技研さんだけなのかというと、卵
関係は以下のようなものもあるんです。
・ 東洋インキ
特開平11-130996
特開平11-172166
特開平11-172167
特開2000-297239
「インクジェットインキ、それを用いた卵殻への
マーキング方法、ならびにマーキングした卵」
特開2000-191969
特開2006-291061
「卵殻へのマ―キング方法およびマ―キング
した卵」
特開2014-198836
「印字された卵殻の製造方法」
・ パイロットインキ株式会社
特開2002-105369
特開2003-261802
「インクジェット用インキ及びそれを用いて
卵殻表面に像を形成した卵」
・ 富士色素株式会社
特開2007-106911~106915
特開2007-126583
特開2007-126592
特開2007-177132
「インキ組成物」
原材料の精製等を必要とせず、滲みが
小さく、ゆで卵製造時の色の溶出や、
卵白への色の浸透がなく、かつ、印字
濃度の高い卵殻印刷用インクジェット
インキを提供する。
可食性インクについては、出願上位は
東洋インキ、東洋エフ・シー・シー、
キューピー、富士色素、紀州技研、
ユニオンケミカー、キリヤ化学、浜田
食品、パイロットインキ、カロリア
ジャパンとなり、以下のように、医薬
錠剤などへもインクジェット印刷が用い
られているんですね。
・ 特開2015-140414 大原薬品工業株式会社
「医薬品錠剤印刷用のインク組成物」
知りませんでした・・・・・・。