Quantcast
Channel: 知財アナリストのひとりごと
Viewing all articles
Browse latest Browse all 913

ミズノさんの軟式野球バット、ビヨンドマックスメガキングアドバンス

$
0
0

 1年前に以下のように軟式用の野球

バットを取り上げましたが、今回はミズノ

さんの軟式用野球バットのお話です。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 ミズノさんのウレタン系の高反発素材を

使用したビヨンドマックスシリーズが売れて

いるそうで、この7月8日に最新モデルの

眼がキングアドバンス(メガキングアドバンス

ですね)というものが発売されています。

 

 お値段は税込45,360円とヒジョー

お高いですが。

 

http://products.mizuno.jp/c/item/1CJBR1248409700/001003009

 

 ビヨンドマックスシリーズで使われている

技術でのスイートスポット拡大で、、「飛ば

せる確率UP」だそうで。

 

http://item.rakuten.co.jp/sports-musashi/1cjbr12484/

 

 上のバット紹介では、「メガキングの飛距離と、

エクスバンドの打球部の広さが合体」してる

んだそうですが。

 

 ということで、日曜野球のお父さん方、チームに

1本、いかがです?

(ミズノさんの回し者ではありませんので、念の

ため)

 

 ということで、ミズノさんは、スポーツ用品

メーカーで、皆さんご存知ですが、ミズノ

さんを調べると、正式名称は、「美津濃株式

会社」、1906年に「水野兄弟商会」として

大阪で創業、本社は大阪市で、東京本社は

千代田区、社長さんは美津濃さんでは

なくて、水野さん、資本金261億3,700万円、

連結売上高196,072百万円、連結従業員数

5,568名、会社四季報によると、スポーツ

用品専業大出、オーナー系、シューズ成長、

競泳、ゴルフ、野球も強い、海外事業拡大

中で、連結事業の割合は、スポーツ用品販売

85%、他15%となっています。

 

http://corp.mizuno.com/jp/

 

 ということで、軟式野球用バットのビヨンド

マックスシリーズというのはどんな発明

なのか調べてみましょう。

 

 特許番号は3607257、発明の名称は、

軟式野球ボール用又はゴムソフトボール用

バット」、特許出願は2002年4月、登録は

2004年の10月となっています。

 

f:id:oukajinsugawa:20160802084549j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20160802084559j:plain

  

【課題】

 弾性体を打球部に被覆一体化することで、耐

久性があり打球がよく飛ぶバットを得る。

【解決手段】

 先端部10、打球部11、テーパー部12、

グリップ部13からなる野球用又はソフト

ボール用バット1において、打球部11の

凹部2に反発特性値が大きくなる物性の弾性体

3を被覆一体化する。このようにすれば、

打球時に弾性体3が圧縮変形するので、ボールの

変形による損失エネルギーを抑えることが

できる。さらに、弾性体3の復元力が付加

されてボールが打ち出されることとなるので、

従来のバットよりも反発特性に優れたよく飛ぶ

野球用又はソフトボール用バット1とする

ことができる。

 

【請求項4】

 弾性体は、硬度がJIS C硬度で20~80、

比重が0.25~0.70、300%伸び時

での引っ張り応力が1.0MPa~4.0M

Paの合成樹脂発泡体である請求項1~3の

いずれか1項に記載の野球用又はソフトボール

用バット。

【請求項5】

 合成樹脂発泡体が発泡ポリウレタンである、

請求項4に記載の野球用又はソフトボール用

バット。

 

 ということで、野球用バットってどのように

なっているのかが書かれていますので、貼り

付けると以下だそうですよ。

 

【従来の技術】

 野球用又はソフトボール用バットは、木製、

チタニウムチタニウム合金やアルミニウム

合金等の金属製のバットの他、カーボンファイバー、

グラスファイバー等にマトリックス樹脂を

含浸硬化させた繊維強化プラスチック製の

バットなど、各種の素材により構成された

バットが市場に供給されている。

 ところが、前記素材のみでバットを構成した

ものでは、バットの特性値を大きく変えること

は難しいので、各種素材を組み合わせたバットが

開発されている。

 また、バットの反発特性値を大きく変える

ために、弾性体を被覆したものも各種開発

されている。

 

 ミズノさんでは、いろいろ開発を重ね、

さらに耐久性があり打球がよく飛ぶバットを

発明したんだそうですよ。

 

 ということで、日曜日には、このバットで、

カックラキーンと、ホームランを打つことに

致しましょう。

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 913

Trending Articles