前回の続きで、それでは、日本だけを
分析したい場合や、2010年だけ、はた
また、トヨタさんだけ、一つのIPCだけ、
とかを調べたい場合などは、どうすれば
いいんだ?というと、前回のマップを
表示させて、クリックするだけで、
再検索をして表示させてくれます。
たとえば、日本への出願だけを分析
したい場合、まず、出願国マップを表示
させ、日本をクリックすれば大丈夫です。
日本をクリックすると、以下のように
再検索結果が出てきます。
分析マップを表示させたい場合には、
先ほどと同じようにすればよいですし、
内容を見たい場合には、上の四角で囲った
「Result Table」マークをクリックしま
しょう。
ということで、今回の目的の、どんな
企業が研究してるんだ?というのは、
日本では、以下のようになっています。
デルタツーリング、富士通さんと、
やはりほとんど、車メーカーさんが
研究に勤しんでいるようです。
というようにして、さらに詳しく
調べたり分析していくことができます。
今回は、期間を指定しませんでしたが、
期間を指定しても検索できますので、是非
どうぞ。
尚、このLENSは、タイミングにも
よりますが、ある程度のタイムラグがあり
ますので、直近の公開日を見て、タイムラグ
があるようなら、espacenetやパテス子さん
(Patentscope)、各国特許庁DBも併用致し
ましょう。
(今回の検索結果のタイムラグは、1か月弱
でした)
また、このLENSは、一回こっきりで
検索結果がなくなってしまうとことのない
ように、結果の保存もできますので、
この方法は、そのうち書いてみましょう。
ここまで、いろいろ書いてきましたが、
「何かおかしくないか?」と気づいた方が
お出でではないでしょうか?
「今回、出願も登録も全部指定してるけど、
それはどういうふうに検索されているんだ?」と
疑問に思われた方は、すばらしい!!
全指定したときには、同じ文献の場合、
公開で1件、登録でさらに1件とダブル
カウントされてしまい、両方が表示され
てしまいます。
(ファミリーでは、トータル1件として並べ
替えてくれます。)
試しに、日本だけで、公開と登録を
別々に検索し、さらに公開+登録も検索
すると、
公開:880件/ファミリー873件
登録:419件/ファミリー415件
公開+登録:1299件/ファミリー933件
となっています。
(分析で使った日本の件数は、公開と
登録のほかにも検索をしているため、
数は1299件より多くなっています。)
したがって、分析をする場合には、
ダブルカウントさせないようにする
必要があります。
(ファミリー単位で並べ替えはして
くれるのですが、残念ながら、ファミ
リー単位での分析はしてくれないよう
です。)
ということで、最後に、海外フリー
検索データベースの特徴をまとめて、
おしまいにいたしましょう。
(色付けしたところはメリットです)
上の表で、記憶違いで、間違って
いるところがありましたらごめんな
さい。
もし、間違っているところに後で
気がつきましたら、後で直しますので、
「そうじゃねーぞ。」という方がいま
したら、清き、ご一報??をお願い
します。
次回は、プラピさん(J-PlatPat)と、
LENSでの検索数などを比較してみま
しょう。
それではまた。