この前、ぶらり途中下車の旅というテレビ
番組で、琳聡堂さんを取り上げていました。
琳聡堂さんは世の中にないオリジナル商品を
開発しており、ペットボトルにつけられる、世界
最小の浄水器(と、社長さんが言っていました)
「携帯ボトル浄水器RJ-1」や、ご飯が炊ける
お弁当箱、「HOTデシュラン2」などを紹介して
いました。
お弁当箱は、無洗米を入れて水を入れると、
30分で炊き上がり、上に載せたおかずも温
まっているというもので、税込み9,800円だ
そうです。(携帯ボトル浄水器RJ-1は、税込み
3,240円)
会社などに置いておいて、毎日おかずだけを
持って行けばいいし、炊き立てあったかご飯を
食べられるというのは、意外に優れものでは?
(私は、琳聡堂さんの回し者ではありませんので、
念のため)
琳聡堂さんの企業名は、「株式会社琳聡堂」、
創業平成18年、本社は東京の板橋区中板橋、
資本金5,000万円、事業内容は、アイデア商品
販売/小物、ノベルティー商品販売/オリジナル
製造販売、となっています。
お弁当箱はご飯を炊くだけでなく、肉を焼く
などもできるそうですよ。
それでは、どんな技術を使っているのか、
特許などを調べてみましょう。
・実登3183081「簡易浄水器」
【課題】
携行が可能で、ペットボトルや水筒等の容器に
汲んだ水道水等の対象水の浄化をすることが
できる簡易浄水器を提供する。
【解決手段】
筒体の内部略中央に浄化層3を固定し、前記
した筒体の浄化層3を挟む開口には水収納用
容器の口部あるいは飲み口12部材を着脱
自在に装着可能としてあることとし、前記した
浄化層3は活性炭粒子と抗菌セラミック粒子と
より成り、パッキンで気密に保持されている
こととし、また、前記した容器の口部あるいは
飲み口12部材の着脱として、筒体の内面に
雌ねじ5、6が形成されていることとし、前記
した筒体の一方側の開口外周に蛇腹構成
として伸縮自在の漏斗部材7を備えている
こととし、コップを兼用するケース内に収納
されることとし、前記した浄化層3の少なくとも
一次側に永久磁石によるゲートを形成して
あることとする。
防災用に買っておいてもいいですね。
・ 特許5711034「調理装置」(特開2012-225606)
【課題】
炊飯機能を有し、弁当容器としても使用できる
調理装置として従来のものは、加熱調理できる
副食容器も一つに限られ、その他の付随的機能は
有しないものとなっている点である。
【解決手段】
加熱部とその加熱部の上方に被冠されるケー
シングカバーとを有し、前記した加熱部上には
炊飯用釜もしくはフライパンを載置可能とし、
炊飯用釜の場合、その上面開口縁に形成
された段部に副食の加熱調理用容器を一つ
または複数個掛け置き可能とし、炊飯用釜を
用いての炊飯時に発生する高温蒸気で副食の
蓋付き加熱調理用容器を加熱することとする。
下が炊飯器で、上の2つがおかずと
なっています。
屋外等のコンセントがないところでも
使えるように、以下は、現在開発中の
バッテリー駆動のお弁当箱です。
・ 特許5985923「加熱調理装置」(特開2014-033752)
【課題】
従来の炊飯を可能とした加熱調理装置に
あっては商用電源を必要としているため、
コンセントの無い場所では使用が不可能と
なってしまう点であり、また、蒸気が噴き
出すことによって、水滴も生じ、それに起因
して火傷等の事故を生じてしまう虞を有して
いるという点である。
【解決手段】
着脱もしくは開閉を自在とした蓋体を有す
る本体ケースにバッテリーを装備し、かつ、
伝熱材で成形され、複数室に区分された
加熱ボックスを内蔵し、その複数室のうち
一つは炊飯釜がセットされ、他室には
副食加熱用の鍋がセットされており、
前記した炊飯釜のヒーターは前記バッテ
リーと電気的に接続されるとともに、
加熱用の鍋の底面に配される熱プレート
には、前記加熱ボックスから炊飯の
余熱が伝熱されることとする。