それでは、FIとFタームとの関係をさらに
探って行きましょう。
「FI適用範囲」、すなわち、そのFIはどの
Fタームに割り振られているのか、逆に
言えば、そのFタームはFIのどの範囲を
カバーしているのか、というのは、観点ごと
に区切られているんです。
どういうことかというと、「FI佐藤さんは、
観点1ね。 FI中村さんは観点2ね。」
などと割り振られるわけですね。
(実際は、こんなにひとつひとつ割り振ら
れるわけではなく、FIは、通常、観点の塊に
なっています。
ちょっと例として5H026の「燃料電池
(本体)」というのを見てみましょう。
上は長いので、途中でカットしてありますが、
H01M8/02;8/08-8/14;8/18;8/22;8/22@Z;
8/24-8/24@ZのFI適用範囲は、観点AA、
BB、CC、CV、CX、EE、HHとなっています。
観点はこのほかにRRというのがあるの
ですが、以下のように、FIの適用範囲は、
H01M8/18となっているんです。
ということなので、文献にある「解析要」の
FIが付与された場合でも、必ずしもテーマ
内の全Fタームが付与されるわけではなく、
付与されたFIを解析範囲とするFターム
のみが付与されるんですよ。
この対応関係を表したものが、「FIキーと
観点の関係」と呼ばれており、前回例に
上げた2B005は以下となっており、関係
性は表のようになっています。
この「FI適用範囲」の関係性は、上のように、
Fタームリストでわかりますし、以下のような
方法でも見ることができますよ。
(上ほどきれいな図ではないですが)
尚、上記は、説明のために、初めに、「Fターム
解説」にしてクリックしていきましたが、最初に
印がついている「Fタームリスト」でクリックして
いっても、以下の「解説」をクリックすれば、
同じ画面になりますよ。