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0000 その4  「0000」界の巨人!!

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 それでは今回は、 IPC技術分類に、

「0000」が付されている出願が一番多い、

「0000」界の進撃の巨人進撃の巨人

ではないですね)、A氏がどのような

出願をしているのかを見て行きましょう。

 

 以下は、A氏が出願している、「0000」を

含むすべての出願を分析したマップです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151120144904j:plain

 

 Aさんは物理的事象が得意のようで、

まずは、宇宙関係では、宇宙全般、宇宙の

軌道エネルギー、宇宙の形、ブラックホール

宇宙の年齢、ビッグバン、銀河、大クエー

サー群、ダークマターなどが含まれます。

(地球の自転など地球全体の出願が

3件ありましたのでここに含めています)

 

 次は素粒子関係です。

 

 この中には、クォークグルーオン、原子

軌道エネルギー、ニュートリノ、ミュー粒子、

核スピン、陽子、中性子、光子、電子、中間子、

などなどとなっています。

 

 その次は、引力等物理現象ですが、電磁波、

電気、磁気、抵抗、熱、引力、万有引力

E=mc2などが含まれます。

 

 次の、超大陸の移動では、パンゲアの分裂、

大陸移動などが含まれます。

 

 隕石による恐竜の絶滅では、隕石は

いつ、どこに落ちて、どのような衝撃波が

あり、それがどのように影響したかなどが

含まれます。

 

 このAさん、ネットで検索すると、ホーム

ページもあったりして、自己出版も何十冊も

あるようですし、特許出願で、審査請求を

一件もしていないといっても、特許出願料は

大変な額ですので、お金持ちの方なんで

しょうか?

(特許事務所を通さず、自分で出願して

いますので、出願料だけで済みますが)

 

http://www.god1.jp/index.html

 

 ということで、この方から最近も出願が

続いていますので、直近の出願は、どの

ようなものがあるのかを見て行きましょう。

 

 まずは一番新しい、公開日、平成27年

11月9日という公開「ほやほや」の、特開

2015-198525「星の中央の中性子の塊と

引力と宇宙の初期の中性子の塊と引力で

できる元素」です

 

f:id:oukajinsugawa:20151113091005j:plain

 

【課題】星の中央はどのようになっているか。

Heはいつの時代できたか。

 

 請求項数は14で、全頁数31ページで、

延々と計算式が書いてある大力作ですが、

請求項の1だけを抜粋すると、以下のように

なります。

 

【請求項1】

U1.27が地球から見て129.2×108光年に

観察される理由。

U1.27がどのようにでき、どのような歴史を

たどってきたか。

宇宙の中央に、2.631×1013太陽質量の

ブラックホールができた時、ジェット噴射は

どこまで届いたか。この軌道半径は何光年か。

この軌道半径は現在どれ位の軌道半径に

成っているか。

ジェットが届く距離=6.477×1011×10n/3Km

=6.477×1011×(2.631×1013)1/3Km=

6.477×1011×26.311/3×104 Km=

6.477×1011×2.974×104 Km=1.926×1016Km

これは、1.926×1016Km÷(9.46×1012Km)

=2.036×103光年、です。

中央の2.631×1013太陽質量のブラック

ホールは10-17m時代にできたとすると、

そのエネルギーは10-14m時代の103倍

なので、ジェットは、2.036×103+3光年=

2.036×106光年まで届き、この軌道半径に

たくさんの大クエーサー群を作った。

この軌道半径は10-17m時代から

10-14m時代に成り、1000倍に拡大した

ので、この軌道半径は現代、2.036×

106+3光年=2.036×109光年です。

それで、現代、軌道半径2.036×109

光年の軌道にたくさんの大クエーサー

群は存在する。

この事を表に示す。

表7 

f:id:oukajinsugawa:20151113091039j:plain

     

なんだそうですよ。  

 

 もう一つ違うものを上げてみましょう。

 

 公開日は27年7月16日 の特開

2015-130729「大陸の移動その2」は、

次のようになります。

 

f:id:oukajinsugawa:20151113091105j:plain

 

【課題】水深2000mの場や水深4000mの

場には、同じ比重の岩石が存在すると考え、

水深2000mの場や水深4000mの場の比重を

求める。

長石の比重は3.6で、石英の比重は2.7です。

この岩石が水深2000mの場や水深4000mの

場で、比重はいくらになるか。

 

 請求項の1だけを記載すると以下のように

なります。

 

【請求項1】

水深2000mと水深4000mの比重はいくらか。

海中に10m潜ると1気圧増える。それで、

海中2000mは200気圧です。

これは、体積で(200)1/3です。

(200)1/3=(0.2×103)1/3=0.5849×10=

5.849、です。

水深2000mは200気圧で体積は、5.849分

の1になります。

地表で1であるものが、水深2000mでは

5.849分の1になります。

比重=質量÷体積、ですから、質量が

同じで、体積が5.849分の1になると、

比重=質量÷(1/5.849)= 質量×5.849。

比重は5.849です。

水深2000mの比重は5.849です。

深水4000mは400気圧です。

これは、体積で(400)1/3です。

(400)1/3=(0.4×103)1/3=0.7369×10=

7.369、です。

水深4000mは400気圧で体積は、

7.369分の1になります。

水深4000mの比重は7.369です。

 

 「0000 0/00ではなく、ちゃんとした

IPCを付してくれてもいいのに、もう、

特許庁さんの、いけず!」などと、私が

言っていてはいけないわけでして、

 ということで、「0000」シリーズは、

まだまだ続きますよ。

(「いけず」という言葉は、京都を

中心に、関西で通用する方言なんで

すってね。 知りませんでした)

 

 

 


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