アプリケーションシリアルナンバーって
何だ?というところなのですが、日本で
いうと、まあ、出願番号ですね。
ただし、日本の出願番号は、2016年
でしたら、以下のように、2016がついて、
000001から始まります。
しかし、USPTOの仕組みはちょっと、
違うんです。
試しに、AppFTのQuick SearchのField
というのを見てみると、Document Number
というのがあります。
http://appft.uspto.gov/netahtml/PTO/search-bool.html
これに20160000001と入れてみると、
これは出願公開番号であることが
わかります。(公開番号は7桁です。)
これは、AppFTのNumber Searchでも
同じ結果になります。
http://appft.uspto.gov/netahtml/PTO/srchnum.html
また、特許を調べるほうのPatFTのQuick
Searchでも、特許番号を入れるようになって
いますし、Number Searchでも、特許番号で
しか検索できません。
http://patft.uspto.gov/netahtml/PTO/search-bool.html
http://patft.uspto.gov/netahtml/PTO/srchnum.htm
ということで、出願番号は、PatFTや
AppFTのApplication Serial Number Seachで
調べることになります。
ということなのですが、先ほど書いた
ように、USPTOの出願番号は、年+番号と
いうシステムではなく、シリーズコード+
6桁の番号というシステムなんです。
この説明は、この前説明した「Tips on
Fielded Searching」というところに書かれて
おり、シリーズコードは以下のように
なっています。
http://appft.uspto.gov/netahtml/PTO/help/helpflds.html
尚、上の特許出願のシリーズコードの
説明が書かれたのが古いのですが、その
まま掲載されているため、現在では、
シリーズコードは15番まであります。
ということで、先ほどの出願公開番号
US2016/0000001の出願番号は、
14/324,451
となります。
(下のように、出願日が2014年となって
いますが、上にあるように、最初のコード
14が2014年を意味するものではありま
せんので、14が合致しているのは、たまたま
です。)
ということで、先ほどのApplication Serial
Numberフィールド欄に、14/324,451と
入れると検索してくれるのか?、というと
違うんです。
このApplication Serial Numberフィールド
欄は、ちょっとおバカで、数字の続き番号
しか入れられず、14/324,451と入れると、
「そんなのないもんねー。」と言われて
しまうんです。
「えーっ、それじゃあ、おんなじ番号が
あったら、沢山ヒットするじゃん!!」
というところなのですが、
「おっしゃる通り!!」
複数ヒットするんです。
じゃあ、どうすんだ?というところなの
ですが、たとえば、324,451と入れてみま
しょう。(コンマはあってもなくても
かまいません。)
詳細は示しませんが、6件共324,451
となります。
ちなみに、上は、PatFTを使ったため、
最新の324,451が含まれていませんが、
AppFTでの検索結果は以下のように
含まれていますので、まあ、数も少ないし、
目指す文献を調べることになるんです。
尚、シリーズコードを入れずに番号だけを入れ
るのは、Quick SearchやAdvanced Search画面
だけで、後でも触れますが、Publick PAIRなど
では、また入れ方が異なります。
ということで、続く。