前回からの続きで、上の画面のそれぞれの
入れ方を調べましょう。
これは、以前にも書いたような気がしますが、
今回、再度、バック・トゥ・ザ・フューチャーで
出てきた、自動で靴紐が締まるというナイキの
特許を例にとって調べてみましょう。
ナイキの自動で靴紐が締まる特許は、
上のようになり、これらの番号は、以下の
ように入れることになります。
(方法は、下記1種類だけではなく、いろ
いろあります)
① Application Number (出願番号)
12/114022
この前説明した、Quick Searchでの入れ
方とは異なりますので、注意しましょう。
② Control Number (再審査番号)
詳細は省きますが、米国の再審査制度と
いうものでの番号で、基本的に、出願
番号と同じです。
12/114022
③ Patent Number (特許番号)
8046937
④ PCT Number (国際出願番号)
PCT/US09/42075
(そのまま、PCT/US2009/042075でも可)
⑤ Publication Number (出願公開番号)
2009-0272007
もし、失敗して、再度おこなって入らない
時は、再度HPから入り直すと、入れる
ことができます。
また、タイミングによって、次の画面に
移るのにかなり時間がかかりタイムアウトに
なることがありますので、そのときには、少し
経ってからやり直してみてください。
⑥ International Design Registration Number
(国際意匠登録番号)
ヘーグ国際条約による意匠登録に関する
もので、米国特許法では、日本と違い、
意匠も特許法の中の一つの発明
(Design Patent)という位置づけのため、
ここに番号を入れて調べることができる
ようになっていますが、特許を調べる
場合には、ここは関係ありません。
そうすると以下のような画面になります。
ということで、上のタブをそれぞれクリック
してもらうと、いろいろ遊べるわけですが、
それぞれの概要は以下となります。
・ Select New Case
最初の画面に戻ります。
(最初のSearch画面にジャンプしま
すので、入れた内容は消えてしまいます。
したがって、入れた内容そのままの前の
画面に戻るには、ブラウザの戻る矢印で
前に戻りましょう。)
・ Application Data
上の画面です。
・ Transaction History
審査でどのようなことが行われたの
かのリストです。
・ Image File Wrapper
いわゆる包袋ですね。
ハイパーリンクをクリックすると、それ
ぞれの文書を見ることができます。
(結構時間がかかることがありますし、古い
出願の包袋は表示されません)
・ Patent Term Adjustment
特許期間延長制度の恩恵を受けたのか
どうかがわかります。
(詳細は書きませんので、内容は、WEBで
調べてみてください)
・ Continuity Data
継続出願関係がわかります。
(今回は検索方法が目的ですので、これも
詳細は書きませんので、必要なら、調べて
みてください。)
・ Fees
年金情報です。
・ Published Documents
出願文献を見ることができます。
・ Address & Attorney/Agent
電話番号なども出てきます。
・ Supplemental Content
補足情報があれば、出てきます。
・ Assignments
譲渡、譲受情報です。
・ Display References
参考情報として、審査時の引用文献
などが出てきます。
尚、このほかに、文献によって、優先権
情報のタブなどが表示されます。
ということで、続く。