以前に上のようなワイヤレス給電EVの
話をしました。
今回は、東大の藤本先生、居村先生、東洋
電機製造、日本精工が組んだ、走りながら
充電できるインホイールモーター式EVの
話です。
こちらのほうも、タイヤに受電装置と蓄電器
などを搭載し、路面と受電装置の距離を一定に
保ち高速道路や普通道路の交差点などに
送電装置を埋め込むことにより、電気を充電
する方式です。
これは、現在、いろいろな研究がされており、
WEBでインホイールモーターと打ち込むと
いろいろ出てきますが、今回のものは以下の
ようになります。
ということで、この発明のキモがどのような
ものか見てみると、再表2015/133301(WO
2015/133301)、発行日が2017年4月6日
と公開ほやほやの、「インホイールモータシス
テム」というものです。
【要約】
送受信コイルの位置ずれが生じても安定して
インホイールモータを駆動でき、路面からの給電
も可能なインホイールモータシステムを提供する。
インホイールモータシステム1であって、磁界を
用いた共振現象を利用した電力伝送部100を
備え、電力伝送部100は、車体から車輪に内蔵
されたインホイールモータ10に電力Pを無線送信
する。また、車体と車輪の間で通信する通信部
110を備え、通信部110は、インホイール
モータを駆動するための制御信号CTLを通信
してもよい。
この技術を生かすには、道路などの社会イン
フラ整備が必要ですが、将来動向やいかに?