フューチャーロボティックスさんが、
菊池製作所と開発している災害対応
ロボにめどをつけた、という記事が新聞に
出ていました。
フューチャーロボティックスさんは、早大
発のベンチャーで、新聞によると、4腕には
把持機や切断機、カメラなどを取り付ける
ことができ、発売価格を2,000万~3,000
万円を想定し、2019年度内の実用化を
目指すそうです。
さらに新聞では、名前がオクトパス
(腕が4本、脚(クローラー)も4つで
合計8個なので、オクトパス(タコ)
なのでしょう)、ガソリンエンジン駆動で、
最大登坂傾斜30度、アームにCCD
カメラを設置でき、遠隔操作もできる
そうで、放射線の影響を受けないように、
制御系には厚さ5センチの鉛箱で被覆し、
50ミリシーベルト以上の線量下で、
2時間の作業ができるそうです。
ちなみに、フューチャーロボティックス
さんは、設立が2015年8月、本社が新宿区
大久保で、ロボットは以下のようになって
います。
http://www.future-robotics.co.jp/introduction.html
高齢者用の震えを抑えるロボットや、
手術支援ロボットなどもあるんですね。
ということで、4腕災害対応ロボがどんな
発明なのか見てみると、特開2017-052013
「複腕移動ロボット」というもので、以下と
なっています。
【課題】
多様な作業を行えるとともに、地面の様々な
状況下でも走行可能となり、且つ、狭隘な
災害現場等での作業や移動のために
ロボット全体の小型化を促進する。
【解決手段】
複腕移動ロボット10は、所定範囲内で動作
可能な複数の腕部19を含む車体14と、車体
14を移動させるように地面Gに接触しながら
動作する走行体15と、操作者の操作に応じて
各腕部19及び前記走行体15の動作を制御
する制御装置44とを備えている。腕部19は、
地面Gが所定の不整地状態のときに、先端側
で地面Gに接触しながら車体14の移動を
アシスト可能に構成されている。制御装置44は、
腕部19と走行体15の動作制御を自動的に行う
自動制御手段51を備えており、自動制御手段
51では、腕部19及び走行体15を協調動作
させることで、車体14の移動をアシストする
ように、腕部19及び走行体15の動作制御を
行う。