この前、ぶらり途中下車の旅というテレビ
番組で、エアトースという製品を紹介して
いました。
エアトースというのは、以下となりますが、
この製品を開発しているのは、「株式会社
ノースビレッジラボ、設立2013年、本社が
虎ノ門、資本金が5,000万円となります。
光と風を通す防音構造「エアトース」–North Village Labs–ノースビレッジラボ- | 今までなかった!密閉しない防音設備が可能。光と風を通す防音構造「エアトース」のご紹介。
番組では、この中の、穴の開いた防音
パネルや、イヤホンに応用したエアトース
ERなどを取り上げていましたね。
穴が開いていて、完全に音が遮断される
のかと思いましたが、空気を通しますので、
さすがにそうはいかず、音が小さくなるだけ
なのですが、住宅の窓や保育園のカーテン
など、いろいろな使用方法が考えられる
そうです。
ということで、「エアトース」は、商標
登録5665416、標準文字商標で、指定商品は、
「防音材」となっています。
特許関係は、この防音関係だけを抜き
出すと、以下のようになっています。
なんで音が小さくなるの?というのは、
実験例ではいろいろ実施減少例が書かれて
いますが、原理については深く触れられて
おらず、例えば特許5771629では、以下の
ようになっています。
【0040】
この構造を有する防音板200に対して、
空気の流れおよび音の伝播を模式的に図示
したものが図4である。左側から流れてくる
気流は集音面122によって集められて貫通孔
130を通って防音板200の反対側へと通過
する。一方、左方向から防音板200に到達
する音波の大部分は集音部120の集音面
122によって反射され、相互に干渉するが、
ごく一部は貫通孔130を通って反対側に
到達する。さらに、貫通孔130への入口と
出口位置で断面の急激な変化に伴う音波の反射、
減衰が起きる。
以下の説明にもあるように、「原理は
推測です。」と書かれており、推測の域を
出ていないようですが、学術論文などと違い、
特許は、原理がわかっていなくても、効果が
顕著であれば、登録の可能性がありますよ。
http://www.northv-labs.co.jp/about1/
効果は以下となっています。
いろいろ使い道がありそうですね。