以下の記事で、バック・トゥ・ザ・フューチャーの
未来スニーカー「Nike MAG」発売??というのが出て
いますね。
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』未来型スニーカー「NIKE MAG」発売!? | FunDO
Nike Mag - 2015 Release Info | SneakerNews.com
http://www.nicekicks.com/tag/nike-air-mag/
「NikeAir Mag」とか、「NikeAir Mag 2015」
とか、いろんな呼び名があるようですが。
ナイキさんで、こんなシューズを研究して
いたとは全く知りませんでしたし、そもそも
マーティ・マクフライが履いていたシューズが、
ナイキ製だとはちっとも知りませんでした。
さらには、未来の世界って、今年だった
なんて、驚きです。
以下のURLによると2011年に1500足の
オークションがされたそうで、470万ドルにも
のぼったそうですので、どんなお金持ちが
買ったんでしょうね。
http://news.nike.com/news/the-2011-nike-mag-auction-raises-47-million
単純平均でも1足31万円以上ですもんね。
どんな特許なんだ?というのは、以下の
ように、すでに書いてお出での方がおりますが、
私のほうでも、追加の情報を書いてみましょう。
http://japan.cnet.com/sp/patent/35071492/
上の記事では、字数の制限があるんでしょう、
特許はUSP8528235号と、特許5460695号
しか書かれていませんが、そのほかのナイキ
さんの特許を覗いてみると、以下のように
なるんです。
まずは自動で靴ひもが締まるという特許を
調べると、特許第5323177号「自動靴紐結び
システム」、USPのほうは、8046937号の
「AUTOMATIC LACING SYSTEM」となって
います。
(2011年のオークションでは、自動靴紐結び
機構はなかったとのことですが)
請求項の1を見てみると、「履物物品用の
自動靴紐結びシステムであって、
空洞を有する足底と、
前記空洞中に設けられているモーターと、
前記モーターが駆動シャフトを有し、
前記駆動シャフトが少なくとも1つの歯車を有し、
少なくとも1つのベルトであって、前記ベルトの
中間位置において前記少なくとも1つの歯車と
係合しているベルトと、
前記少なくとも1つのベルトの付着部分に
おいて、前記少なくとも1つのベルトに連結
されているヨーク部材と、
前記ヨーク部材に付いていて、履物物品の
甲を調節するように構成されている複数のス
トラップとを有し、
ここで、前記ストラップは、前記モーターを
活性化させることにより、閉じた位置と緩んだ
位置との間で、自動的に動かされうる
自動靴紐結びシステム。」となっています。
最初、どんな機構なのかな?と思ったの
ですが、やっぱりモーターは必要なんですね。
まずは、モーター1230などの巻き上げ
機構は、靴底に入るそうです。
シューズの締め付け機構は上図の「自動靴紐
結びシステム」と、下図の「自動足首締め上げ
システム」があるそうで、上図の「自動靴紐結び
システム」は、ご覧のように、モーターと連結
されており、モーターが順方向、逆方向に
回転することにより、締め付けたり緩めたり
するんです。
上図22、23の「自動足首締め上げシステム」の
ほうは、赤の部分がロック機構で、コイルバネや
モーターなどを想定し、足首部分にセンサーを
付けてもいいし、下の図17の、かかとの下に
取り付けられた重量センサー1606からの
信号で、締め付けたり緩めたりするように
しても良いそうです。
下の図24は足首部分が緩められたもので、
図25が締め付けられた図です。
足首や靴紐の締め付けは、以下のように、
重量センサーでの自動締め付けでもいいし、
シューズにボタンのようなものを取り付け、
使用者が制御するようにしても良いんです。
それでは、電源は、どうすんの?というと、
以下のように電池1299などを使用したり、
再充電のための充電ポート1297なども
考えられるんです。
この充電システムも特許化されていて、
特許5421359号「履物物品用の充電
システム」と、USP8058837「CHARGING
SYSTEM FOR ARTICLE OF FOOTWEAR」
となっています。
(今はやりの非接触誘導充電を使用して
いますよ)
ということなのですが、結構、緻密な
技術のかたまりで、スポーツシューズ
などは結構手荒い扱いを受けますので、
すぐ故障しそうな感じがするのですが、
今後のテクノロジーの進化に期待致し
ましょう。