【Quick Searchその6】 検索式の作り方 その3
・番号指定方法
前回は、ワイルドカードの指定方法と、近傍検索
演算子を調べてみました。
今回は、登録番号などの番号の入れ方を調べて
見ましょう。
まずは、Back To The Futureで話題になった、
自動で靴紐を締めてくれるAutomatic Lacing Systemを
例にとって調べてみましょう。
これは、出願番号が12/114,022
公開番号2009-0272007
登録番号8046937
となっています。
(Automatic Lacing Systemについては、このほかに、
多数の継続出願や一部継続出願、分割出願が
ありますが、今回は米国特許法の説明ではないので
説明は省略します。包袋調査の説明の時に、忘れな
かったら説明いたしましょう。)
1 出願番号
まずは、出願番号ですが、そのまま12/114,022と
入れればOKです。
この場合、一つの文献だけでなく、12/114,022が
記載されているファミリー文献が多数ヒットして
きますので1つだけ見たい場合には、以下のように
指定しましょう。
12/114,022.app.
この場合カンマ「 , 」は省略しても良いですが、
スラッシュ「 / 」は省略できません。
2 公開番号
次に、公開番号はハイフンを抜いて以下のように
20090272007と入れましょう。
ここで、登録番号と公開番号のフィールド指定は
pn なので、20090272007.pn.と打ち込んでもらっても
良いのですが、上の図でPNボタンをクリックすると、
自動で、pnを付加してしてくれ、同時に検索も
行います。(ボタンクリック後は、("20090272007").pn. と
なります。)
pnを付けずに上の図のままSearchボタンを押して
もらってもよいのですが、関係ない文献もヒットする
場合がありますので、フィールド指定はした方が良い
でしょう。
尚、1で説明した出願番号の場合、フィールド記号が
違うので、出願番号を入れてPNボタンを押しても、
「0件でーす」となってしまいます。
3 登録番号
次に登録番号ですが、公開番号と同じように入れて、
PNボタンを押すと自動で検索してくれます。
(PNボタンを押さなくてもSearchボタンでヒットしま
すが、望まない文献もヒットする可能性があるので、
pn指定をしたほうが良いでしょう。)
尚、 公開番号や登録番号が以下のように多数あった
場合であっても、PNボタンを押すとすべてに検索
フィールド記号が自動で付記され、自動で検索されます。
↓
上記の文献番号インプットの際には、番号と番号の
間のスペースが全角の場合には検索してくれません
ので、半角に致しましょう。
また、カッコ内のスペースの部分は、以下のように
論理和ORがデフォルトになっていますので、「おら、
論理積じゃないといやだ」などという人は、ANDに
変えてあげましょう。
次回に続く。