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Channel: 知財アナリストのひとりごと
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特許出願に見る台風対策

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 自然災害対策編その3です。 

 

 今年は台風が多く、水の被害が多い

ですので、効果的な技術が出てくると

いいですね。

 

 以下はプラピさん(J-PlatPat)に記載

されているそのままを載っけています。

 

・ 特開2008-005814「颱風成長防止案」

【課題】低気圧が発生した時点で、颱風、

ハリケーン等に対して処置を行うことで、

暴風雨による都市破壊の被害を無くす

方法を提供する。

【解決手段】航空母艦やオイルタンカーを

海上の最も風の強いところに配置して、

甲板の上に発電機を連動させた風車を

設置し颱風とともに航空母艦、オイル

タンカーを進行させ、風車の羽根の抵抗に

より颱風の力を失わせる風力減衰方法。

一方、発電された電気は蓄電され、潜水艦、

航空母艦、オイルタンカー等の航行に利用

される。

【請求項1】

颱風、ハリケーン等は低気圧が発生した

時点で処置すれば、膨大な対策は必要

無く比較的小規模な対策で防ぐ事が

出來る。それは熱帯低気圧のうちに風力

発電の仕事をさせ、低気圧のエネルギーを

消費させれば好いのです。低気圧の渦は

洋上では平坦で抵抗が少く発達しやすいが、

陸上では障害物が多い為、減衰します。

此の性質を利用して、退役航空母艦

オイルタンカー等の大型船舶の甲板の

上に、風向きに関係なく、同一方向に

廻る看板の様な風車に高さ二米位の

羽根を付け下に発電機を結合させ、

林立させれば、初期の颱風にとっは

相当な抵抗になり力を失なう。レーダーの

誘導に依り颱風の進路が解るので、

颱風の眼を挾んで前後に颱風の進行

方行に一列に、風車を万載した航空母艦

又はオイルタンカー二隻を、最も風の

強い所に配置して、颱風と共に北上し風力の

ロスを謀る。此の様に海上に於いて移動

抵抗体に依る嵐風力減衰方法。風は完全に

止まらないが暴風による都市破壊の被害は

無くなる

【請求項2】

大型船を電池駆動しようとすると改造費が

大変で、とてつもなく不経済です。潜水艦は

電池駆動の上、畳の様に大きい極板の

電池を持っています。退役潜水艦を航空

母艦やオイルタンカーの両脇に取り付け、

電池駆動すれば経済的です。大型船電池

駆動法は二隻の潜水艦を電池付船外機

とし使う方法です。

 

・ 特開2009-296887「台風、爆弾低気圧中心部の気圧を揚げる方法」

【課題】台風襲来で列島が荒れる。しかし、

恵みの雨は頂きたい。ジレンマを学生

時代から持っていた。

【解決手段】台風、爆弾低気圧の目に潜入し、

潜水艦で海水を噴水する。すると、海水の

気化で体積1600倍の空気になり、中心

気圧が上がり空気の求心力が優しくなる。

【請求項1】

1   台風

2   冬期爆弾低気圧

3   台風、爆弾低気圧の目に潜入「GPSで可能」

4   潜水艦で海水を噴水する。「30気圧」

5. 海水の気化で体積1600倍の空気になる

6. 中心気圧が上がり空気の求心力が優しくなる

7. 特許料は無し

 

f:id:oukajinsugawa:20150910085958j:plain

 

 詳細な説明は短いので全文載せると

以下となっています。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

【背景技術】

【0002】

【特許文献1】台風低気圧の中心の気圧を

揚げ優しい台風、低気圧にする。

【発明の開示】

【発明が解決しようとする課題】

台風で恵みの雨は頂きたい、寒の低気圧は

山へ無限の雪を運ぶ.温暖化で台風、

寒の低気圧が、グングン下がり列島が

荒れる.

「中心部ヘクトパスカル

【課題を解決するための手段】

台風又、三陸爆弾低気圧の中心の目の

中で潜水艦「専用の潜水艦」で一滴の

水が気化の体積1600倍に成る現象を

活用して、一本の放水銃30気圧で上空へ

複数」放水少し気圧を揚げる

中心気圧を。

【発明を実施する為の最良の形態】

気象庁専用の潜水艦を作る一台で放水銃を

沢山作ればよく。

 

・ 特開2009-10073「熱帯の低温海洋深層水を利用し、

熱帯低気圧や台風などの発生を抑え、維持、発達

させないシステム。」

【課題】 熱帯低気圧、台風などの発生を抑え、

維持、発達させない技術システム。

【解決手段】 熱帯地域の低温海洋深層水

利用し、目標域の海面温度を低下させ、また

水蒸気の蒸発量を抑える技術システムによる。

【請求項1】

熱帯における海面温度の高い海域で生まれる

熱帯低気圧、そしてその定められた基準を

超えた規模の台風、ハリケーンおよびサイクロン

の発生を抑え、維持、発達させないため、低温

海洋深層水を汲み揚げ海面部を低温水で広く

覆い持続することを特徴とする技術システム。

 

・ 特開2008-092845「熱帯低気圧の制御システム」

出願人は、独立行政法人宇宙航空研究

開発機構(JAXAですね)です。

【課題】発達の初期段階における熱帯低気圧を

好適に消滅させるか、またはその進路を変更

させることにより、気象災害を大幅に低減

させることが出来る熱帯低気圧の制御

システムを提供する。

【解決手段】熱帯低気圧1の発達の初期段階に

おいて、気象観測航空機2等の観測手段から

送信される観測データを基に地上局3の

計算機によってその将来の規模を予測し、

超巨大な規模に発達する可能性があると

予想される発達の初期段階の熱帯低気圧に

対しては、レーザー照射衛星4等のエネルギー

注入手段によるレーザー光や電波ビームに

よって、その適当な箇所にエネルギー注入を

行う。

 

f:id:oukajinsugawa:20150910090033j:plain

f:id:oukajinsugawa:20150910090102j:plain

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 審査請求がなく、みなし取り下げと

なっています。

 

・ 特表2008-529525「熱帯性サイクロンの破壊力を減退させる方法

および装置」

【要約】

本発明は、熱帯性サイクロンの破壊的な

力を抑制する方法と装置に関し、それによって、

サイクロンのアイウォールにおける上昇する

風速は、現地にて海面下から海面上に

ポンプにて揚水され、その後サイクロンの

アイウォール内又はその近くでそのサイクロンの

底部にある風の中に分散される、海水によって

減少される。

 

f:id:oukajinsugawa:20150910090142j:plain

 

 この出願は、審査請求されたのですが、

36条4項第1号(実施可能要件ですね)、

6項1号(いわゆるサポート要件)、2号

(明確性要件)という拒絶理由が通知され、

補正書や意見書が提出されましたが、残念

ながら拒絶理由を覆せず、拒絶となって

います。

 

 どんな理由が通知されているか、最初を

抜粋すると以下となります。

 

【請求項1】には「熱帯性サイクロンの

破壊的な力を抑制する方法」と記載されて

いるが、本願明細書及び図面には具体的な

実施の結果が示されておらず、本願明細書

及び図面の記載をみても、当業者が「熱帯性

サイクロンの破壊的な力を抑制する」ことが

できるのか否か不明である。

 したがって、この出願の発明の詳細な

説明は、当業者が請求項1~8に係る

発明を実施することができる程度に明確

かつ十分に記載されたものでない。また同

様の理由で、請求項1~8に係る発明は、

発明の詳細な説明に記載したものとは

いえない。

 

 ちなみに、この出願はスロバキアからの

PCT出願WO2006/085830というもので、

スロバキアと米国ではめでたく登録と

なっているんです。

(SK286914、US7798419)

 

 実施されたという話は聞いたことが

ないですが??

 

 

 

 


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