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特許出願に見るゲリラ豪雨や台風対策

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  自然災害対策編その2です。

 

・ 特開2011-024565「ゲリラ豪雨軽減方法」

【課題】 都市部などに発生するゲリラ豪雨

有効に軽減解消することのできるゲリラ豪雨

軽減方法を提供すること。

【解決手段】 夏季日射に伴う熱気の上昇に

よるヒートアイランド現象の発生する地域に

対し局地風である温暖・湿潤な海風が流れ

込む前の段階で上昇流起生装置により海風を

上昇させて小規模な降雨を発生させるように

する。

【背景技術】

【0002】

図1はゲリラ豪雨の発生現象の説明図であり、

都市部では夏季日射に伴う熱気の上昇Xにより

ヒートアイランド現象が発生し、そこに局地風で

ある温暖・湿潤な海風Yが流れ込むと入道雲

(積乱雲)200が発生して上空の冷たく乾燥

した空気と交じり合うと不安定な大気状態と

なる。その不安定さを解消するため、急激に

入道雲が発達する結果、ゲリラ豪雨201…

が発生する。 そうした軽減策を講じたものは

これまでに公開されていない。

【0006】

本発明は上記目的を達成するため、

請求項1に記載の発明は、夏季日射に伴う

熱気の上昇によるヒートアイランド現象の

発生する地域に対し局地風である温暖・

湿潤な海風が流れ込む前の段階で上昇流

起生装置により海風を上昇させて小規模な

降雨を発生させるようにする。

請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の

方法において、電波・音波・レーザーなどの

水分子の結合手段で水分子の結合作用を

印加する。

 

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 という大掛かりなものですが、審査

請求はされず、みなし取下げとなって

います。

 

・ 特開2015-102291「超高層ヒートパイプシステム」

【課題】経済社会活動で生じた廃熱は大気や

海洋に廃棄されCO2の増加も含め、地球

温暖化として世界的な危機となっている。

都市部ではヒートアイランドや熱帯夜ゲリラ

豪雨のほか、台風や竜巻も増大し災害度も

拡大している、CO2規制の国際合意があるが

膠着している。太陽光発電自然エネルギー

利用が進むが、自然の熱循環を模倣し、

大気の増加熱量を宇宙空間に廃棄する

システムが期待されている。

【解決手段】超高層建築物にヒートパイプを

併設して、受熱部を地表階に放熱部を超高層

屋上に設置し、地表と上空の温度差の

熱サイクルで冷気を回収し、地表熱をCO2の

少ない上空で放熱し宇宙空間に廃棄することで、

地表の大気熱を減少させ気象を沈静化し

台風、竜巻などの災害の拡大を防止する。

都市部に多数設置し、放熱量を制御し上昇

気流を創生して天気を制御するため、設置を

支援するファンド資金調達を行う。

【0007】

地中熱を利用した冷暖房システムは「特開

2011-43294」など広く知られているが、

大気の温度差を利用する空調技術は

無かった、東京では600mを越すタワーも

出現し、冬場氷片が落下するなど予想

以上の温度差も期待され、省エネルギー

型熱サイクルが可能となった。

(特開2011-43294というのは、前回

取り上げた新潟大学の特許です)

 

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 上図のように、いろんな高いところに

ヒートパイプを設置するそうです。

東京スカイツリーも登場しています)

 

・ 特開平06-070650「地球環境改築方法」

【目的】 地球環境を守り、さらには地球

環境を人類にとって住み易いものに改築す

る方法を提供するものである。

【構成】 多量の水を地球E上から宇宙空間に

発射することにより、地球Eを取り巻く環状体

Rを形成する。

【特許請求の範囲】

【請求項1】 多量の水を地球上から宇宙

空間に発射することにより、地球を取り巻く

環状体を形成することを特徴とした地球

環境改築方法。

 

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・ 特開2005-013017「気象制御方法」

【課題】安全、低コスト、高精度、且つ空間・

時間スケールの大きな方法で、ターゲットに

誘雨剤を放散することによる成功率を高めた

降雨促進など気象制御方法を提供。

【解決手段】雨雲を観測してその中心位置を

特定する工程と、該特定した位置からの前記

雨雲の中心の予測軌道を、気象予測モデルに

より計算する工程と、該計算によって得られた

雨雲の中心の予測軌道上の所定位置に、

誘雨剤及びそれを放散する手段を搭載した

気球が到達するための気球出発予定時刻

及び出発予定位置を、前記気象予測モデルに

より、気球の軌道を逆解析することによって

算出する工程と、該逆解析によって得られた

前記気球出発予定時刻及び出発予定位置

にて前記気球を出発させる工程とを有し、

前記所定位置に到達したと確認若しくは

推定された気球から誘雨剤を放散させて、

降雨促進等の気象制御を行う。

 

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 この出願は三菱重工さんのもので、登録も

されましたが、4年目からの年金を支払わず、

権利は消滅しています。

 

 実施が無理だったからでしょうか?

 

・ 特開2007-075077「台風や竜巻の勢力を弱くする装置」

【課題】台風や竜巻が発生し通過する場所で人工的に

弱い台風や竜巻を発生させ空気のエネルギーを小さく

消耗させるのが本発明の課題である。

【解決手段】 円筒形の長さ3000メートル程度の

熱気球のようなものを作りその先端を真っ直ぐ上空に

伸ばした後、上部に孔をあけて地表や海上の暑い

空気を冷たい上空に放出させる。

円筒が途中で曲がったり回転したりするのを

防ぐためにフアンやヘリコプタを用いる。

上空に上げるまでに円筒の内部でバーナーを

焚いたり、空気を少し放出したりして円筒に無理な

力が掛からないようにする。

 

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・ 特開2007-075086「台風や竜巻の勢力を弱くする装置」

【課題】台風や竜巻が発生し通過する場所で

人工的に多数の台風や竜巻を発生させ空気の

エネルギーを分散消耗させるのが本発明の

課題である。

【解決手段】海または大地に巨大なファンを設置し

渦巻き状の上昇気流を発生させその気流の

上空に火炎を放射する飛行船、ヘリコプタ、

飛行機を配置し上昇気流の中心に火炎を

放射して、上空3000メートル程度まで上昇

気流を維持する。

これにより台風や竜巻が発生する。

 

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 出願人は上の特開2007-075077と

同じ方です。


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