日経新聞と、欧州のパイオニアーズが
主催する「パイオニアーズ・アジア」
(3月23日)でWHILL株式会社さんが
最優秀賞を受賞したんですってね。
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO98785700T20C16A3TJC000/
WHILLさんは、四輪駆動の電動車いすを
製造・販売しているとのことで、機能と
デザインにこだわった電動車椅子の開発を
しており、歩道の段差を乗り越え、360度
動き回れる機動力が特徴で、この革新性を
評価されたとなっています。
ということで、まずは、「パイオニア―ズ・
アジア」って何だ?というと、ベンチャー
関係の企業イベントなんですね。
最終選考に残った他の4社は、マネー
アプリの「マネーツリー」(日本)、抗がん
剤抗体をAIで探し出す「モルキュア」(日本)、
腕時計をスマートウォッチに変えるスマート
バンド開発の「メインツール」(スペイン)、
農業自走式ロボットの「ナイオ・テクノロ
ジーズ」(フランス)だそうで。
(バイオでなくて、ナイオだそうですよ)
ということで、早速WHILLさんを調べて
みましょう。
商号は「WHILL株式会社」、
本社は神奈川県横浜市、設立2012年の
内容はパーソナルモビリティの生産・
販売、だそうです。
受賞一覧を見ると、グッドデザイン賞 2015
グッドデザイン大賞(内閣総理大臣賞)、
日経優秀製品・サービス賞 2014最優秀賞、
日本イノベーター大賞2014優秀賞、
ベストチームオブザイヤー 2014優秀賞、
日本クリエイション大賞 2014大賞、
reddot design awards 2014 product design
優秀賞、
Infinity Venture Summit 2014 Launch Pad
優勝
だそうですが、まだパイオニアーズ・アジア
での最優秀賞は出ていませんね。
意匠を見ると、以下のようになっています。
・ 意匠登録1523614
・ 意匠登録1502025
・ 意匠意登録1502024
本体価格は99万5千円だそうで、結構
お高いんですね。
本体は福祉用具として非課税となるそう
ですが。
特許関係を調べると出願は11件で、
そのうち4件が登録されているんです。
特許5778740「全方向移動車輪および
それを備えた全方向移動車両」を見て
みると、以下のように、車輪が発明の
キモなんですね。
医療機器として、「WHILL Model M」が
FDA(米国食品医薬品局)の認可を取得した、
などという記事も出ていますね。
http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/032301214/?n_cid=nbptec_neml
高くても、良いものは売れるんでしょう。