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アーダンさんのシルク化粧品

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 アーダンって何だ?というところですが。

 

 「やーだん、このスケベ」、というのとは、

ちょっと違います。

 

 「はっげー、わん、知ちゅん」、と言った、

あなた!

 

 そう、あなた!

 

 あなたは、奄美大島出身ですね?

 

 と、いつものあなたシリーズなわけでして。

(本当に、奄美出身の方が、そう言うのかは、

保証の限りではありませんし、「はっげー」と

言ってもハゲの意味ではありませんので、

念のため)

 

 アーダンさんの正式名称は、「株式会社

アーダン」、設立1995年、本社は鹿児島県

奄美市、資本金8,999万円、売上約4億円、

従業員数が52名で、業務内容 は、化粧品

の製造・販売、ミネラルウォーター、ビタミン

類等の健康補助食品の輸入・販売、衣料・

雑貨類の販売、となっています。

 

http://adan.co.jp/

 

 商品名のSilk fibroなど商標登録がされて

いますので、化粧品などに使うと怒られます。

 

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 以下は、まだ審査中です。

 

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 今まで、蚕を利用した医療品や化粧品に

ついていろいろな企業を取り上げて

いますが、このアーダンさんもシルクを

主原料とした無添加化粧品を製造・販売

している企業なんですね。

 

 どんな開発をしているのかを特許出願から

調べると、製品化されているのかどうか定か

ではありませんが、特許5009584号「クッション

材及びその製造方法」というのがあるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20160413142257j:plain

 

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【課題】

繭の有する吸放湿性・保温性等の特長を備え

つつ、繭殻の原形によって生じる不具合を減少

させ得る。

 

【解決手段】

布団や枕等の内部に収納されるクッション材2で

あって、このクッション材2が、略楕円状の複数

繭殻1を、所定の厚みHを有した状態で、互いに

対向する両側2a,2bが扁平又は窪むように押し

潰されてなる。

 

 アーダンさん、今までの出願及び登録はこれ

だけで、販売している化粧品やサプリメントへの

応用特許出願はないのですが、2016年の1月

公開の特開2016-000710「加水分解フィブロ

インを含む軟膏及びその製造方法」という

ものがあるんです。

 

 これは、鹿児島大学との共願で、発明者は、

鹿児島大学医学部皮膚科学教室の金蔵拓郎先生、

及びアーダンの西博人さんとなっています。

 

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【課題】

加水分解シルクを含む製剤であって、創傷の

治癒を促進する効果を有し、刺激性、安定性、

取扱性などの実用的条件をも満たすものの提供。

 

【0009】

  加水分解シルクが生体適合性に優れることや、

皮膚に対して美容的効果を有することは公知で

あったが、皮膚の損傷(創傷)に対する効果に

ついては知られていなかった。

また、シルクフィブロインからなる被膜やシルク

フィブロインフィルムが線維芽細胞の付着や

増殖を促進することは公知であったが、創傷の

治癒過程における効果については知られて

いなかった。さらに、創傷に対して適用する

場合の適切な剤形や濃度、安定性等は全く

検討されていなかった。

  上記に鑑み本発明は、加水分解シルクを含む

製剤であって、創傷の治癒を促進する効果を有し、

刺激性、安定性、取扱性などの実用的条件をも

満たすものを提供すること課題とする。

 

【解決手段】

創傷治療に用いる、創傷部位に塗布するための

外用剤であって、加水分解フィブロインと、油性

成分と、水性成分とを含む外用剤。

該外用剤は、軟膏又はクリームであることが好ま

しい。当該外用剤は、有効成分である加水分解

フィブロインを1~40wt%含有し、界面

活性剤を含まないことが好ましい。

 

 ということで、アーダンさん、化粧品、

サプリなどのみならず、医薬品への進出を

狙って研究しているのではないかと思います。

 

 日刊工業新聞に、火曜から4回シリーズで、

このアーダンさんが取り上げられているとの

ことで、見てみましたが、まだ、この創傷

治癒の発明については触れられていません

でしたので、今日、明日の新聞で取り上げる

のでしょうかね?

 

 医薬品については認可が厳しいですが、

是非、いい製品を作ってほしいものですね。

 

 

 

 


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