それでは、今回は、ソニーさんを除いた
他の企業の研究開発を見てみましょう。
上は、前回と同じ出願人マップですが、
まずは、トヨタさんです。
トヨタさん、2012年以降の出願はなく、
エンターテインメント用の開発は飽きて
しまったんでしょうか?
ということは、さておき、年度ごとの
代表的な発明を見てみましょう。
・ 出願2001年
「乗物用電子パートナーシステム」
【課題】 乗物の同乗者的存在、すなわち、
乗物の操作者のパートナーを実現させる。
ソニーのアイボに刺激されたんでしょうか?
・ 出願2002年
「表情表出ロボット」
【課題】笑顔をわかりやすく表出する表情
表出ロボットを提供する。
大力作だと思うのですが、実際作った
のでしょうか???
・ 2003年
「移動ロボットヘの指示装置と指示を
視認して移動するロボット」
「物体の運動を視認して動作を
変えるロボット」
【要約】
【課題】移動しながら指揮者の運動を
視認し、視認した指揮者の運動に
よってその後の動作を変えるロボットに、
自然な感じで指揮できるようにする
補助装置を提供すること。
以前に紹介した太鼓たたきロボットの
原型ですが、自動車のセンサー技術の
応用というか、これを自動車に応用する
というか、研究開発は自動車開発に
結び付いているといってよいでしょう。
「人工手とその人工手を備える管楽器
演奏ロボット」
【課題】隣接する2以上のピストンを
有する楽器を自動演奏するロボットに
好適に用いられる人工手を提供すること。
わかりやすいように図を反転させているため、
数字が逆になっていますが、それはさておき、
以前に紹介した管楽器演奏ロボットの原型
ですね。
・ 2004年
「ロボットアーム駆動装置」
【課題】 予め決まった動作サイクルの
有無にかかわらず、駆動モータの故障や
破壊を防止することができるロボット
アーム駆動装置を提供する。
今までは、センサーや指の構成部分
でしたが、アーム部分に移ってきたよう
です。
続く。