この前、広島の仏壇通りにある、
金ぴか仏壇製造日本一という、「株式
会社三村松」さんについて書いてみま
した。
仏壇通りというのは、何も広島市だけに
あるわけではなく、東京の浅草通りも通称
仏壇通りと呼ばれているわけでして。
http://www.3010.co.jp/butsudan_street
上は、ヤホーの地図を切り取った関係で、
左の上野駅方面に、さらに仏壇、神仏具屋
さんが続いています。
田舎から高速バスで上京?してくるときに
浅草駅を通って上野方面に走って行くので
すが、向かって左側に仏壇、神仏具屋さんが
ずーっと続いていて、こんなにおんなじものを
扱うお店屋さんが続いていて、売れるもん
かいな?と思ってしまうわけでして。
ちなみに、この浅草通りの右側のほうに、
あの雷門通りや、料理、厨房道具一式が
揃ってしまう合羽橋通りがあるそうで。
(下の図は、合羽橋道具街交通のご案内
から貼り付け)
田舎者の私としては、初めて知りました、
です、はい。
ということで、本日は、浅草仏壇通りの
話をするのか?というと、さにあらず、
仏壇仏具も年月を経ると、汚く黒ずんで
しまいますので、これを金ぴかにする
会社もあるわけでして。
この会社を、この前、テレビでやって
いたんです。
会社の名前は、「株式会社メイクリーン
1,000万円、従業員数15名、事業内容は、
仏具すす払い・お仏壇すす払い、宗教
関連商品の修復・製造・販売、だそうなん
です。
お仏壇の リフォーム 修理・洗浄|全国対応の本部 お仏壇本舗
通常仏壇のクリーニングは工場などに
持ち帰り2~3か月かかるそうなんですが、
この会社は、出張仏壇クリーニングを
するそうで、テレビでは、一般家庭に
出張し、お仏壇を分解後、洗浄液を
吹きかけるとほこりが一気に流れ出し、
4時間程度拭き作業をした後に、ツヤ
出しコーティング剤を塗り、組立直して
代金は15万円ですよ、とやっていました。
15万円というのは安いんでしょうか?
高いんでしょうか?
無神論者で、お仏壇も神棚も家に無い
罰当たりの王花陣としては安いのか高い
のかよくわかりません。
・・・というのは私だけ???
全国から年間約1000件の依頼が
あるそうで、さらには、江戸時代に
作られて、金箔が落ちてしまうために、
350年間掃除ができなかったという
大日如来像の清掃も取り上げていて、
まずは、スプレーを吹きかけ汚れを
浮き上がらせて、特殊な泡を吹きかけ
汚れを落とし、最後にアルコールで
仕上げをおこない、お値段は25万円
だそうで。
ということで、お宅もいかがです??
(メイクリーンさんのまわしものでは
ありませんので、念のため)
このメイクリーンさん、ホームページを
見ると、「泡で仏壇を洗浄するという特許を
取得しております。」などと、特許番号も
203333号と、3437385号が書かれて
いますので、これも含めてどんな出願が
あるのか調べてみましょう。
上の特許を調べると、出願人は会社名では
なくて、社長さんの上江田政幸さんとなって
いますので、上江田政幸さんとメイクリーン
さんで、プラピ(J-PlatPat)さんお願いね、
と念じると、以下のようになりました。
老人の保護装置や小動物忌避剤など、
事業とはあまり関係のない(関係あるの
かもしれませんが)発明もありますので、
社長の上江田さん、アイデアマンなので
しょう。
このうち特許化されているものは9件
ありますが、HPに載っている、203333号と、
3437385号を見てみましょう。
2033333号のほうは、すでに平成23年に
満期権利消滅となっていて、3437385号は、
満期日は今年の2016年ですが、最終
年金支払いが平成21年になっています
ので、もう権利は消滅しているのでは?
・ 2033333号「洗浄方法」
被洗浄物を洗剤によって泡洗浄し、この後
この被洗浄物の表面に上記泡洗浄による
泡が残留している間に、同上被洗浄物に
溶剤を注いで上記泡を洗い流し、次に、
同上被洗浄物の表面から上記溶剤を蒸発
させる洗浄方法。
(実施例では、洗浄剤も書かれています)
・ 3437385号「洗浄方法」
被洗浄物の表面に高温の液体状の
第1洗剤を付着させると共に、この
第1洗剤を上記被洗浄物の外方から
覆うように、第2洗剤による泡を同上
被洗浄物の表面に付着させ、この
付着から所定時間経過後で、上記
被洗浄物の表面に上記泡が残留
している間に、同上被洗浄物の表面に
溶剤を注いで上記第1、第2洗剤を洗い
流す洗浄方法。
図は同じです。
テレビでやっていた洗浄では、温度を
かけたり、上のような大掛かりな装置は
使用していませんでしたので、使用洗剤
にノウハウがあるのかもしれません。
ということで。