以前に、防災グッズについて、下の
ようなものを取り上げてみました。
活躍している防災グッズというのを紹介
していましたので、さらに、私のほうで、
知財をからめて書いてみましょう。
まずは、パン・アキモトさんの、
「救缶鳥」です。
なんだ?救缶鳥って?というところ
ですが、パンの缶詰なんだそうですね。
パン・アキモトさんの正式名称は、
株式会社パン・アキモト、創業1947年、
本社栃木県那須塩原市、資本金3,500万円、
従業員数60名、パンの缶詰の開発は、
1995年、賞味期限は3年だそうで、中小
企業庁の、2015年3月の「がんばる中小
企業・小規模事業者300社にも選ばれて
いるんです。
次は、大学産業さんの「非常用浄水装置」、
「簡易間仕切り」、「暖ボール畳」です。
http://www.dasco.co.jp/disaster/dis01/
http://www.dasco.co.jp/disaster/dis04/
名称から、どんな製品かが分かりますね。
大学産業さんは、「大いに学ぼう」
精神だそうで、商号は「大学産業株式会社」、
創業が1949年、本社は浜松市、資本金
2,400万円、従業員数27名、事業内容は、
上水または業務用の水処理プラント、
循環型水処理プラント(プール、浴場その他
用)、廃水処理プラント、各種防災用品等の
開発等となっており、最近の出願はないよう
ですが、以下のような出願があるんです。
次は、協同さんのモーリアンヒート
パックです。
ヒートパックとは、読んで字のごとく、
火や電気がなくても、少量の水だけで、
加熱できる商品だそうで、以下のように
なっています。
http://www.morians.co.jp/morians/feature.html#f03
この商品を開発したのは、「株式会社
協同」さん(株式会社協同でヤホると、
違う協同さんが最初に出てきますよ)、
創業が1966年、本社は埼玉県入間市、
資本金が5,000万円、事業内容は食品
加熱加温剤・長期保存飲料水の製造
販売となっています。
モーリアンヒートパックの商品化は
2001年だそうで、登録特許は以下のように
なるんです。
特許5648068は、海外にも出願
されていますよ。
次は、浜口ウレタンさんのハマウレボート
です。
このボートは、今月の伊勢志摩サミットにも
採用されたそうで。
http://www.rbbtoday.com/article/2016/02/09/139514.html
このボートは、水をほとんど吸わない硬質
ウレタンを注入しているため、空気漏れや
パンクをせず、このため、丈夫で、沈まない
ボートなんだそうです。
このボートを作っているのは、「浜口
ウレタン株式会社」。
http://www.hamauremarine.com/index.php
こちらの本社も浜松市、設立が1985年、
資本金が2,000万円、売上高が9億6千
万円、事業内容は、ウレタンフォームの
製造となっています。
これは、特開2015-155266「船艇」で、
課題は以下のようになるんです。
【課題】
人や荷物などの積載物を安定的に載せる
ことができるとともに浅瀬であっても円滑に
航行することができる船艇を提供する。