新聞を読んでいたら、食べることができる、
「のりカップ」という記事が出ていました。
「何だろうな、のりカップって?」と思い
ながら読んでみると、海苔でできたカップは
割れ安く、加工が難しいのを克服し、最初は、
飲食店向けに出していたのを、主婦の要望も
あり、市販用も発売しているんだそうで。
のりカップのホームページは以下となり
ます。
http://www.anest.biz/product/product.html
http://www.anest.jp/SHOP/AN-011.html
誰が製造販売しているんだ?というと、
「有限会社アネスト」さん。
アネストさんの設立は2003年、本社は
横浜、資本金が500万円、従業員数34名、
事業内容は、食品包装容器、日用雑貨品、
包装材料、梱包資材の製造及び販売、と
なっています。
「のりカップ」は、特許出願中と書かれ
ていますので、出願内容を覗いてみると、
出願が2005年、特開2006-288276「可食
容器セット及びその製造方法」というもので、
【課題】
生産性及び品質性に優れた乾海苔を素材とし
た可食容器セット及びその製造方法を提供する
こと。
【解決手段】
状食材)1の間に両面シリコン紙からなる合紙
2を挟んで積層し、その最下部に厚紙3を配置
した状態で、熱プレスを行うことによって可食
容器10を得る。
となっています。
ただし、残念ながら、拒絶査定となり、拒絶
査定不服審判を請求し、同時に手続き補正書も
提出したため、前置審査に付されたのですが、
結局請求不成立で、拒絶査定が確定してしまって
います。
それでは、食べられる海苔のカップって、
アネストさんだけなのか?と調べてみると、
木村アルミ箔株式会社というところからも
発売されているんですね。
http://www.kimura-alumi.co.jp/nori-cup.html
こちらのほうは、海苔を使ったものだけで
なく、おぼろ昆布や、鰹節、大豆を使った
うつわもあるそうで。
木村アルミ箔さんのほうも、特開2015-
213490「可食シート」という出願があり
ますが、こちらの審査はまだされていない
ですね。
奥さん、お弁当にいかがです?
てゆーか、料理好きのおにいさん、
いかがです?
(アネストさんや木村アルミ箔さんとは、
縁もゆかりもありませんので、念のため)