九重親方、急でしたね。
そんな話は伝わってはいませんでしたが、
部屋関係者によると、やせ細り、固形物を
受け付けず、部屋の若い衆がミキサーで
すりつぶしたフルーツジュースぐらいしか
口にできなかったそうで。
北の湖前理事長も昨年11月に亡くなった
ばかりでしたが。
以下のように、膵臓がんの生存率は飛び
ぬけて悪く、さらに、早期発見率も非常に
低いのですが、九重親方は最初にがんが見つ
かったときは初期の膵臓がんだったそう
ですが、残念ながら。。。。。
http://www.gunma-cc.jp/sarukihan/seizonritu/seizonritu2007.html
ということで、我々も他人ごとではないの
ですが、今までも、膵臓などの消化器系
がんを血液で診断する方法があり、従来の
ものは3~4日かかるとともに、金額が7万
円超で保険も効かなかったのですが、金沢
ところが、数時間程度で診断できる方法を
開発し、薬事承認を受けることにより値段も
2万円程度に抑え、2019年頃から発売する
というので話題になっています。
キュービクスさんの正式名称は、「株式
会社キュービクス」、設立は2004年、
資本金は5,730 万円、2011年に血液
RNAチェックによる消化器系がん有無
判定解析を開始し、1回当たり7万〜10
万円程度で、数日かかる検査だったの
ですが、今回、新たな診断方法を開発
したんです。
ということで、早いところ、開発して販売
開始して欲しいところですので、ちょっと、
どんな発明なのか調べてみましょう。
調べると、特許出願が2015年4月1日
(冗談か?というと、おおまじめ)、審査
請求がその次の日になされて、急いで審査
してもらったため、2015年の12月11日に
登録がされており、発明の名称は、「遺伝子
発現解析による膵臓癌の検出」で、発明者
には社長の丹野さんも名を連ねています。
(特許5852759号)
要約は以下のようになっています。
【課題】
膵臓癌に関連して発現が変動する遺伝子を
解析して、膵臓癌を検出する方法並びに検出
試薬の提供。
【解決手段】
特定の56個又は47個の遺伝子セットの
するための試薬、並びに特定の56個又は
47個の遺伝子の発現レベルを測定し、該
発現レベルに基づいて膵臓癌を検出する方法。
詳細な説明は以下となります。
【0001】
本発明は、末梢血液を材料とし遺伝子発現
解析を利用した膵臓癌の検出に関する。
【0003】
昨今、DNAマイクロアレイ技術の発展、
及びヒトゲノム解読によって、全遺伝子を
対象とした網羅的遺伝子発現解析が可能に
なった。これにより、新しい癌の診断・
予後予測、治療後の再発率の予測などが
可能になった。本発明者らのグループは、
膵臓癌における遺伝子発現プロファイルを
解析し、遺伝子発現プロファイルによる
膵臓癌の特異的検出方法を開発し(特許
文献1を参照)、DNAマイクロアレイを
用いた検出方法を実施している。
【0006】
本発明者らは、リアルタイムPCRによる
検出方法がDNAマイクロアレイを用いた
検出方法より低コストで行うことができ、
またより迅速な検出が可能になることに
検出方法を開発すべく膵臓癌患者における
遺伝子発現プロファイルを解析した。
【0007】
その結果、膵臓癌と関連した56個の
遺伝子セットAと47個の遺伝子セット
Bの2セットの遺伝子セットを見出し、
さらにこれらの遺伝子セットの発現レベル
と膵臓癌の関係を統計的に判別解析し、
56個又は47個の遺伝子の発現レベルに
より膵臓癌陽性か陰性かを判別できる
判別式を開発し、本発明を完成させるに
至った。
【0008】
さらに、本発明は膵臓患者から単離
したCD4陽性T細胞及びマクロファージに
おいて、それぞれ、特定の遺伝子の発現が
上昇していることを見出し、被験体から
CD4陽性T細胞又はマクロファージを
単離し、これらの細胞における上記特定の
遺伝子発現のレベルを測定することにより、
膵臓癌を検出し得ることを見出し本発明を
完成させるに至った。
ということで、56個の遺伝子セットと、
47個の遺伝子セットが、ずらずらずら~~っ
と書かれているのですが、専門家の方は
興味がおありと思いますが、トーシロの
王花陣が見ても何のことやらさっぱり??
わかりませんので、興味がある方は、特許を
検索してみてください。
我々としては、原理はわからなくても
いいですので、簡単に早く診断できる製品を、
早く発売して欲しいものですね。