本日は、昨日取り上げなかった、ホンダ
さんのUNI-CUBというものを、その技術と
共に調べてみましょう。
本田さんのUNI-CUBというのは、以下の
ようにUNI-CUBというものと、UNI-CUBβ
というものがあるわけですが、新橋から
ゆりかもめに乗って、お台場にある、フジ
テレビの次の駅の、船の科学館駅で降りる
日本科学未来館で、実際に試乗することが
できますので、今話題の豊洲のほうに行く
方は、是非どうぞ。
(私は、ホンダさんの回し者ではありません
ので、念のため)
http://www.honda.co.jp/UNI-CUB/
まずは、商標のほうは、出願が2011年
12月6日で、登録番号5492342として
登録されています。
次に意匠は以下のようになっています。
・ 意匠登録1499587「補助輪付き自動一輪車」
・ 意匠登録1456864「補助輪付き自動一輪車」
それでは、技術としてはどんな技術を
使っているのか特許出願を見てみましょう。
このUNI-CUBというのは、全方向に移動
できるようにするための、オムニホイールを
採用していることが特徴で、WO2008/132779
などがその原型となっています。
このオムニホイールは、電動車いすと
いうか、パーソナルモビリティーというか、
WHILLにも、使われています。
(WHILLは、以前にも取り上げました)
ホンダさんのUNI-CUBの原型は、WO2008/
139740「全方向に移動可能な乗り物」(特許
5292286」というもので、最初は以下の形状と
なっています。
オムニホイールというのは以下の
ようになっています。(特許5687174)
ということで、UNI-CUBの仕組み?は
以下のようになっています。
【課題】
車体が前後方向に大きく傾斜した場合でも、
副輪のトラクションが不安定にならない全方向
移動車両を提供する。
【解決手段】
全方向移動車両1は、全方向に駆動可能な
主輪3と、主輪3を支持する基体2と、基体2に
アーム15を介して接続され、主輪3の接地点
よりも離れた位置にて接地する副輪4とを備える。
副輪4は主輪3の回転中心まわりに回動可能に
取り付けられる。