帝人ファーマさんで、「上肢麻痺のリハ
ビリロボットReoGo-J」を上市するそう
ですね。
http://www.teijin-pharma.co.jp/information/2016/20161104.html
すでに発売の、下肢麻痺患者の歩行補助・
歩行改善神経筋電気刺激装置は、「ウォーク
エイド」というそうですが。
開発した「ReoGo」を日本向けに改良した
と書かれていますので、今回は、espacenetと
パテス子さん(Patentscope)で比較しながら
調べてみましょう。
まずは、企業名で調べることとして、英語版の
Yahooに「ReoGo」と打ち込むと、「motorikaに
ようこそ」というのが出てきます。
(そうは書かれていませんが)
この「Motorika Ltd」は、2004年に、Shlomo
Ben-Haim先生が、ロボットが手助けする医療
技術を目指し、起こした企業で、先ほどのReoGo
と、患者個々の状況に応じ、最適化を図れる
リハビリエクササイズマシン「ReoAmbulator」
というのが、2大製品となっています。
http://motorika.com/product-1/
http://motorika.com/reoambulator/
ということで、企業名がわかりましたので、
まずはespacenetで検索してみましょう。
今回は、SmartSearchを使うことにして、
以下から「Motorika」と打ち込んで、検索を
クリックしましょう。
(企業名や、名前の場合、最初を大文字で
打ち込む必要があります)
https://worldwide.espacenet.com/?locale=jp_JP
そうすると、24件だそうですので、まずは、
それぞれをクリックして眺めてもらっても
よいですが、今回は「Export」をクリック
してみましょう。
このExportは、下のように、CSVかXLSで
ダウンロードできるようになっており、
結果は以下のようになるんです。
・ CSV
上の日本語インターフェースで検索する
と、下のように文字化けして出てきますが、
英語版インターフェースで検索すれば、文字
化けはしてきません)
・ XSL
さらに、「Download Covers」という
ところをクリックしダウンロードすると、
下のように、1頁目では、番号とタイトル
の一覧を見ることができますし、その次の
2頁目からは、それぞれの文献のPDF1頁目
だけをみることができます。
それでは、今度はパテス子さんで、簡易
検索を使ってみましょう。
https://patentscope2.wipo.int/search/ja/search.jsf
上のように入れて、「検索」をクリックすると、
「73件でーす」となっています。
先ほどは24件でしたが、「なんで
そんなに件数が違うの?」というと、
espacenetはファミリー単位で検索して
くれて、パテス子さんは、別々に検索
してくれているからなんです。
(ほかにも理由があって、Motorika Ltd
だけでなく、Motorikaという苗字(名前)の
人も検索されてしまっているからで、
仕事で検索する場合には、構造化検索
などを使い、きちんと出願人氏名を
指定しましょうね。(espacenetも同様
ですが))
ということで、これをエクセルダウン
ロードすると、以下のようになっています。
「おいおい、エクセルダウンロードが
できる機能なんて、どこにもねーじゃ
ねーか。」というところなのですが、
以下のように、アカウント登録をすると、
エクセルダウンロードができるように
なるんです。
以下は、登録をして、ログオン後、検索を
した結果で、下のように、エクセルマークが
現れます。
エクセルマークは2つあり、左は代表
図面とともに、100件までダウンロード
できるもので、右側は、代表図面はダウン
ロードできませんが、1万件までダウン
ロードできる機能です。
ただし、図面付きでダウンロードすると、
非常に時間がかかり、へたをすると、タイム
アウトでダウンロードができない場合が
ありますので、上のダウンロード結果は、
図面無しでダウンロードしたものです。
そうすると、日本への出願もありましたので、
「しめしめ。」ということで、日本への出願を
ちょっと覗いてみましょう。
(ハイパーリンクをクリックすると出てきます)
今回は、検索方法の説明で長くなって
しまいましたので、ReoGoや、ReoAmbulator
などに興味がある方は、上のようにして、
見てみてください。