以前に、上のように、プリンテッドエレク
トロニクスについて取り上げましたが、
日経産業新聞に、フューチャーインクさんが、
このプリンテッドエレクトロニクス技術を
使って、体に貼るセンサーを実用化、という
記事が出ています。
フューチャーインクさんは、今はやりの
大学(山形大)発のベンチャーで、以下の
ような発表がなされています。
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160517-2/
http://www.jst.go.jp/pr/info/info1225/index.html
日経産業新聞によると、実用化するのは、
体に貼って体温や脈拍を常時計測できる
生体センサーで、2017年後半にサンプル
出荷するとなっており、世界初の実用化
だそうですね。
印刷による微細な電子回路形成に必要な、
銀ナノ粒子インクの販売も始めているそうで。
生体モニターは、透明フィルム上に特殊な
インクで電子回路を印刷し、ばんそうこうの
ように体や衣服に貼って使うそうで、スマホに
計測結果を表示するそうです。
センサー1枚で数日の利用を見込み、
椅子に敷いて脈拍などを測定するタイプの
開発も進めており、介護・医療施設での実証や、
海外での冷凍・冷蔵食品が適切な温度下で
運搬されているかを追跡する物流向け温度
管理センサーの開発もするそうです。
インクジェット印刷で電子回路をフィルム
上に形成するため、真空蒸着や露光装置が
不要で、製造コストを引き下げることが
できるそうで、研究者の熊木さんと時任
さんの出願は以下のようになっていますので、
是非頑張ってもらいましょう。
(以下は、出願人を、山形大学で絞り込み)