この前、新聞に、谷沢製作所さんの、
収納をコンパクトにできる回転式防災用
ヘルメット「Crubo(クルボ)」の販売が
好調だ、というのが載っていました。
http://www.tanizawa.co.jp/products/crubo/
防災用備蓄品や携帯品として、1月に
発売以降、9か月間で2万個を販売した
そうです。
価格は5,500円だそうですが。
コンパクトにできるヘルメットでは、
以前に、タタメットというのを取り上げ
ましたが。
http://oukajinsugawa.hatenadiary.jp/entry/2015/11/18/060000
この谷沢製作所さんは、正式名称、「株式
会社谷沢製作所」、創業1932年、本社は、
東京の新富、資本金1億円、従業員数186名、
事業内容は、産業用安全衛生保護具(保護帽、
安全帯、換気用風管など)、標識、 防災用具、
携帯用無線機、医療機器、 乗車用ヘル
メット等、となっています。
どんな研究をしているのかを特許出願
から見てみると、以下のようになっており、
意匠も44件、商標も27件の登録/出願があり、
知財関係にかなり力を入れている企業である
のがわかります。
力を入れているのはヘルメット関係のよう
ですが、ヘルメットって、枯れた技術かと思い、
谷沢製作所さんのヘルメット関係の特許登録
数を見てみると、20件以上の登録があり、
まだまだ研究の余地があるものなんですね。
商標登録は以下のようになっています。
それでは、売れているCruboの登録特許を
見てみると、特許5908929(特開2015-132032)
「ヘルメット」となっており、以下のように
なっています。
【課題】
不使用時に、殻体をコンパクト化することが
できるだけでなく、着用時の組立作業も極めて
迅速に行うことができるヘルメットを提供する。
【解決手段】
着用者の頭部を覆う硬質の殻体1を備える。
殻体1は、着用者の頭部の上部を覆うドーム
状殻部材2と、着用者の頭部の側部全周を
覆う環状殻部材3とを備えて構成される。
ドーム状殻部材1は、環状殻部材2に枢軸4を
介して反転自在に連結されている。
環状殻部材3は、その内側に反転姿勢の
ドーム状殻部材2を収容する。