今回も、国立研究開発法人科学技術
振興機構(JST)が主催する「新技術
説明会」で紹介されている技術です。
九州工業大学の和田親宗先生は、
規律動作誘導システムを開発したそうで、
椅子から立ち上がるのが難しい人の
前傾姿勢を計測し、立ち上がりに最適な
タイミングを教えてくれるんだそうです。
https://shingi.jst.go.jp/kobetsu/kyutech/2016_kyutech/tech_property.html#pbBlock29971
この先生の特許出願を調べると以下の
ように人間の機能を代行する研究をおこなって
いるそうです。
http://www.brain.kyutech.ac.jp/~wada/
今回発表の特開2014-236786、そのもの
ズバリの「規律動作誘導システム」という
のを見てみると、以下のようになっています。
【課題】
利用場所が限定されることなく、簡単に
使用でき、例えば、療法士や介護士が
不在の状況下でも、独力で起立動作を
実現可能な起立動作誘導システムを提供
する。
【解決手段】
腰掛け状態の対象者12が、上体13を
前に倒す傾斜動作と、上体13を上に移動
させる上昇動作を順次経て、起立状態と
なるための支援を行う起立動作誘導シス
テム10であり、対象者12の上体13に
装着し、傾斜動作時の加速度及び角速度
を計測する慣性センサ14と、この計測した
データを用いて、傾斜動作時における対象
者12の水平方向の重心位置を計算し、起立
状態が可能となる設定領域まで重心位置が
移動したか否かを判断する演算手段と、
重心位置が設定領域に移動したことを条件
として、対象者12に上昇動作の開始時期を
呈示する情報出力手段21とを有する。
ということなのですが、椅子から立ち上がれ
ないのは、足の筋力が衰えて、膝を伸ばす
ことができないためなのではないかと素人と
しては考えてしまうのですが、いかがでしょう?
これだけの質問のために、話を聞きに行く
のも時間がもったいないですので、誰か、
聞きに行った方がいましたら、教えて
くれると助かります。
日時は2016年12月22日(木)、時間は
10:25~16:00、会場はJST東京本部別館
1Fホール(東京・市ケ谷)、参加費は
無料だそうですよ。