立命館大学の道関隆国先生が、尿発電
電池を使う尿失禁センサーシステムの
最新試作機を公開、という記事が新聞に
出ていますね。
以下でも取り上げられていますが。
尿で発電する、電池レススマートおむつ:介護:日経デジタルヘルス
発電の有無で尿漏れを検出し、発電で
得た電力を使って尿漏れ情報を無線発信し、
おむつの交換時期を知らせるそうで。
おむつの吸収材の下に電極を配置し、
交換が必要になった時点で通知するん
だそうです。
おむつに組み込む電極は使い捨てで、
送信機は繰返し使えるようにするそうで、
新聞ではおむつメーカーと連携して実用化を
めざすとなっていますが、おむつメーカー
とはどこじゃい?というのを特許出願から
調べると、ユニ・チャームさんと組んで
いるのがわかります。
特許出願は2件あり、特開2013-94175
(特許5979847)「起電モジュール及び
使い捨て着用物品」と、特開2015-229003
「起電モジュール、及び、着用物品」という
もので、ユニーチャームさんと、学校法人
立命館が出願人となっています。
どんな技術なのかを、特開2015-229003で
見てみると、以下のようになっています。
【課題】
尿と接触することによって起電力を発生する
電極を有する起電モジュールにおいて、十分な
大きさの起電力を短時間で発生させる。
【解決手段】
排泄物を受ける吸収体を有する着用物品に
備えられた起電モジュールであって、イオン化
傾向の異なる材料によって構成された1対の
電極を有し、前記1対の電極のうちの少なくとも
一方は、骨格部及び該骨格部の間に設けられた
空隙を有する骨格構造であり、前記1対の電極が
前記吸収体に排泄された尿と接触することに
よって起電力を発生する。
ということで、尿漏れ間近の王花陣先生も、
この発明が完成した暁には、ダダ漏れしない
ように、是非使わせていただきましょう。