上の記事では、小林製薬さんの、「清肺湯
ダスモック」という薬が、中国人に売れて
おり、2016年上半期の売り上げが前年比で
40%も伸びたそうで。
なるほど、調べると、以下のようにあり
ますね。
タバコなどでつらいせき・たんに|清肺湯 ダスモック|小林製薬
どんな薬か特許を調べると、特許5979931、
2016年8月5日登録の、「医薬組成物」と
なっています。
【課題】
本発明は、咳やたんに対して優れた改善
効果を有する医薬組成物を提供すること、
また、服用しやすく且つ即効性のある医薬
組成物を提供することを課題とする。
【解決手段】
清肺湯、ならびに、メントール、カンフル
及びボルネオールからなる群より選択される
少なくとも1種を含有する医薬組成物。
ということで、
「咳やたんは、風邪、喫煙、気管支炎、肺炎
などが原因で生じる。咳やたんに対して、
従来、例えば咳中枢に作用するリン酸コデイン、
気管支拡張作用を有するテオフィリンやエフェ
ドリンなどが用いられている。」
「しかしながら、これらの鎮咳去痰薬は咳や
たんに対する改善効果は認められるものの、
副作用が比較的強く満足できるものではない。」
んだそうです。
「一方、古来から生薬は漢方薬に利用されており、
金匱要略、万病回春など多くの古典書に記載
されている。清肺湯は明時代の「万病回春」にも
紹介されている漢方薬であり、のどや気管の炎症を
抑え、痰を除去しやすくして咳を鎮めるといった
効果があることが知られている。現代において、
その効果が改めて検証され、粘液溶解、気道液
分泌促進、肺表面活性物質分泌促進、気道粘膜の
潤滑化、気道粘膜の炎症の抑制、粘膜線毛輸送
能の回復と賦活、抗生物質の喀痰中移行促進
などの清肺湯の作用について一層明らかにされて
きた。」
そうですが、
「しかしながら、漢方薬は一般的に効果があらわ
れるまでに時間を要し、また、薬効が穏やかで
あることが多い。清肺湯も例外ではない。
また、清肺湯は独特のえぐ味や苦味を有している
ため、非常に服用しにくいという問題もある。」
「しかしながら、漢方薬は一般的に効果があらわ
れるまでに時間を要し、また、薬効が穏やかで
あることが多い。清肺湯も例外ではない。
また、清肺湯は独特のえぐ味や苦味を有して
いるため、非常に服用しにくいという問題も
ある。」
ということで、
「本発明は、咳やたんに対して優れた改善
効果を有する医薬組成物を提供することを
目的とする。更に、本発明は、咳やたんに
対して優れた改善効果を有し、服用しやすく、
且つ、即効性のある医薬組成物を提供する
ことを目的」
と、したそうです。
中国の方に売れているのは、電気製品や、
化粧品、紙おむつなどだけではないんですね。