この前、コンビニに行きましたら、「買物
700円で1枚くじを引けるので、引いてくだ
さい」と言われ、引いたら、雪印メグミルク
さんの、「恵 ガセリ菌SP株ヨーグルト」ドリン
クタイプ、というのが当たりました。
書いてあるのを見ると、「ガセリ菌SP株が
内臓脂肪を減らす」んだそうですね。
ガセリ菌SP株というのは、以下の特開
あるように、この前書きました、ラクトバチルス
ガッセリーのSP株なわけでして。
ということで、ラクトバチルスガッセリーに
出願があり、たとえば、特開2013-192470
「生存率が高い乳酸菌を含む飲食品および該
飲食品の製造方法」や、特開2016-189709
「発酵乳の製造方法」等々ありますが、なぜ
内臓脂肪を減らせるの?というのが書かれて
いる、特開2008-214253「内臓脂肪減少剤」
を、見てみましょう。
【課題】
高血圧、高脂血症、耐糖能障害等のリスク
因子が集積した状態であるメタボリックシンド
ロームの病態や内臓脂肪の蓄積を減少する
ための内臓脂肪減少剤、それを含む飲食品
又は飼料を提供すること。
【解決手段】
乳酸菌、特にラクトバチルス属及びラクト
コッカス属の乳酸菌の菌体及び/又はその
培養物を有効成分とする内臓脂肪減少剤、
それを含む飲食品又は飼料。
【0004】
一方、脂肪組織が特異的に分泌するアディ
ポネクチンは、通常血中に高濃度で存在する
が、内臓脂肪の蓄積に伴い、その濃度が減少
することが知られている。アディポネクチンは、
抗糖尿病、抗動脈硬化、抗炎症作用、抗高
血圧等様々な生理機能を持つことが知られて
おり、血中において、アディポネクチン濃度の
増加を促進すること、もしくはアディポネクチン
濃度の減少を抑制することは、メタボリック
シンドロームの予防・治療において非常に
重要である。
さらには、特開2009-107956「アディポネク
チン分泌促進及び/又は減少抑制剤」として、
【0003】
アディポネクチンは244個のアミノ酸からなる
分子で、脂肪組織から分泌され、インスリン
抵抗性改善効果等のほかに、肝臓や筋肉に
おける脂肪燃焼を促進する効果が示されて
いる。また、アディポネクチンには血液中の
促進する働きがあることが明らかにされている。
筋肉や肝臓等に脂肪がたまると、糖分の取り
込みが悪くなり糖尿病につながる。
しかし、通常、アディポネクチンは、一時的に
過剰となった脂肪や糖分を分解することで、
体内の栄養バランスを保つとみられ、肥満が
進むと、アディポネクチンを分泌する脂肪細胞
の働きが弱くなり、体内の栄養バランスが
崩れてしまうといわれている。このように、
アディポネクチン分泌の正常化には、高血圧
や脂質代謝異常、糖尿病といったメタボリック
シンドロームの諸症状を、総合的に改善する
効果が期待される。
【0005】
(途中を省略しています)
本発明者らは、乳酸菌熟成チーズから分離
した乳たんぱく質由来のペプチドがアディポ
ネクチン産生促進効果を有することを見出
した(例えば特許文献6参照)。また、本出願
人は、脱脂乳培地を用いた乳酸菌培養物、
特にラクトバチラス・ガセリ(Lactobacillus
gasseri)およびラクトバチラス・ヘルベチカス
(Lactobacillus helveticus)の培養物に、血中
アディポネクチン濃度増加促進及び/又は
減少抑制効果があることを見出した
(特願2006-244377号)。
ということで、雪印メグミルクさんのHPに
あるように、生きたまま腸まで届き、さらに、
腸内に長く留まるガセリ菌SP株を、ヨーグルト
にしたそうです。
私も、この前、もらって1本だけ飲みました
ので、さぞや内臓脂肪が減っていることで
しょう??
(いつものように、私は雪印メグミルクさんの
回し者ではありませんし、その効能を保証
するものでもありませんので、念のため)