この前、「こんな仕事があったんだ」と
いうテレビを見ていましたら、「宇宙でも
美味しいモノを食べたい!各国の宇宙
飛行士が取り合ったといわれる宇宙食」
ということで、那須塩原市のパン・アキモト
さんの缶詰を紹介していました。
鈴木福くんが缶詰を開けて、「ふわふわの
パンで、とてもおいしい。」、という、いつ
ものお約束の優等生発言をしていました。
商品紹介では、3年前に作ったものだ、
などとやっていましたが、生地にマンナンを
入れ、焼き上げるときに、特殊素材の紙を
入れ、缶の中の湿度を整えることにより、
無菌状態を保てるのだという話をして
いました。
この、パン・アキモトさんは、以前にも
以下のように取り上げましたが、どんな特許
なのか書きませんでしたので、今回は書いて
みましょう。
特許は、1996年7月出願で、途中で年金
不納により権利消滅していますが、特許
3056418「缶詰とその製造方法」という
もので、以下となっています。
【課題】
焼き上がりの生パン類を常温下で長期保存
することができ、しかも、パンの焼き立ての
美味しさや柔らかさ、しっとり感などが長期
間失われず、カビの発生も確実に防止され、
また、そのパンを缶内から容易に取り出す
ことができる缶詰を提供する。
【解決手段】
グラシン紙等の薄葉紙4が敷かれた空缶
状態の缶1内にパン生地5を入れ、そのパン
生地5を缶1内でそのまま発酵および焼成
させて焼き上げたパン6が、缶口を缶蓋7で
閉鎖して密封された缶1内に、薄葉紙4に
包まれた状態で収容されている。
ということで、テレビでやっていた、
耐火性の薄葉紙のことが書かれています。
いろんな発明があるもんですね。