この前、テレビを見ていましたら、「所さんの
目がテン!」という番組で、株式会社千石と
いうところの高級トースターを調べる、という
のをやっていました。
千石さんはもともとは暖房器具メーカーだ
そうですが、その技術を使ったトースターなんだ
そうで、すぐに暖かくなるのが売りだそうで、
普通のオーブントースターは15秒から30秒で
発熱するのが、このトースターは0.2秒で発熱
するため、外側カリカリ、中身がもっちりで
おいしいんだそうです。
ボディの周りにある金色の素材で、耐熱性に
優れた高分子ポリイミドフィルムを加工し、
グラファイトシートにすることで鉄の10倍以上
の熱伝導率で電気を通すようにして、逆に
電気が流れにくい形に加工することにより
電気が流れると、高温で発熱するようにして
いるそうで、この熱伝導率が温まり方に違いを
生むんだ、などと説明していましたね。
なるほど、調べるとありますね。
株式会社千石さんの社長さんは、千石さん、
創業1953年、資本金9,600万円、社員数は
電機の二次下請け工場としてプレス加工で
始まった会社だそうですが。
オーブントースター関係の特許出願は
いろいろありますが、グラファイトフィルム
シートを使った発熱体ユニットに関する
特許出願、特開2014-102959「電気加熱装置」
というのを見てみましょう。
【課題】
発熱体ユニットを使用した電気加熱装置に
おいて、発熱体ユニットの一部に非加熱エリヤを
形成すること。特定範囲を非加熱とすることが
求められるところの、多様な暖房態様や、多様な
調理態様に対応することができる。
【解決手段】
電気加熱装置(例えば、電気ストーブ、電気加熱
調理器)における熱源として、グラファイトフイルム
シート1を発熱体素材とする発熱体ユニット1を
使用し、前記グラファイトフイルムシートの一部を、
切込み処理範囲より除外して、発熱体素材の
一部に非発熱部Rを形成する。
ということで、「トースターも無え、
グリルも無え、おらこんな村イヤダー」
王花陣家では、指をくわえて、冷たいパン
でも食べることに致しましょう。