日曜日にテレビをつけたら、「理系いたずら
グランプリ!」というのをやっていて、いろいろ
紹介していましたが、今回は、「目の前の壁が
グニャグニャに動き出す」というものです。
テレビでは、モナリザの絵の目がいろいろ
動くというのをやっていて、絵のほうには何も
仕掛けがなくて、プロジェクターからの光を
動かすと、脳が錯覚を起こして動いているように
見えるんだ、などと紹介していて、次世代広告
として注目されており、大日本印刷とNTTComが
共同開発&販売中だということです。
壁に貼られた広告の髪がなびいているように
見えるようにすることができるそうで。
変幻灯と言うんだそうで、商標を調べると、
登録5816438、標準文字商標で、権利者は
日本電信電話株式会社、指定商品、指定
役務は多数ありますが、液晶プロジェクタ,
デジタル画像処理用のコンピュータソフト
ウェア、等々、となっています。
ニュースリリースでも以下のようにあり
ますね。
大日本印刷とNTT Comが共同開発 写真や絵に動きを与える光投影技術「変幻灯」を活用した次世代POP広告を販売開始 | DNP 大日本印刷株式会社
NTT HOME > NTT持株会社ニュースリリース > 世界で初めて、写真や絵に動きを与える不思議な照明『変幻灯』を開発
変幻灯®:写真や絵に動きを与える光投影技術 | ソリューション | DNP 大日本印刷株式会社 情報イノベーション事業部
以下は、昔の違うものかな?と思ったの
ですが、やはりNTTさんのもので、いかにも
古臭く見せているものです。
ということで、早速特許出願を調べると、
以下のようになっています。
・ 再表2015/163317(WO2015/163317)
「映像呈示装置、動的錯覚呈示装置、
映像生成装置、それらの方法、データ構造、
プログラム」
【要約】
対象物に動きが与えられているように知覚
させるために、この対象物に映像を重畳する。
この映像は、当該対象物に与えられる動きに
対応する輝度運動成分を含む映像である。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、視覚的な錯覚をもたらす技術に
関する。
【0005】
対象物に動きが与えられているように知覚
させるために、この対象物に映像を重畳する。
この映像は、当該対象物に与えられる動きに
対応する輝度運動成分を含む映像である。
【発明の効果】
【0006】
これにより、対象物が有するパターンを利用
して対象物に動きが与えられているように知覚
させることができる。
最近、ディスプレイを使用したデジタルサイ
ネージが、一般的になってきましたが、こんな
技術もあるんですね。