この前、酔っ払って(いつものことですが)、
「なんかおもしれーテレビがねーなー。しょう
がねーからNHKでも見っか。」などと言いなが
らチャンネルを回したら(いまどき、チャンネ
ルを回す人はいないと思います、です、はい。)、
「人名探究バラエティー 日本人のおなまえっ!
太郎」という番組をやっていました。
ここで、高速道路などでよく見かける「安全
太郎」というのを紹介していましたので、早速、
商標登録を調べると、登録4596395、権利者は、
トクデンコスモ株式会社というところで、指定
商品は「人間型交通誘導機械式道路標識」
なんだそうです。
テレビによると、身長185センチ体重35キロで、
ポケットが膨らんでいることなどからの立体感や、
ズボンのシワ、長靴の折り目や膨らみなどリアルに
作っており、なんと! 年齢は47歳なんだそう
ですね。
高度成長期の道路建設ラッシュのときに、作業
員が車にはねられる事故が相次いだため、工事
現場の前に立って、旗を振るロボットを考えたんだ
そうです。
このトクデンコスモさんを調べると、愛知県
名古屋市にあり、「1995年4月 H07年 交通
規制ロボット(安全太郎)、環境対策として、
FRPよりウレタン製に改良し製造販売を開始」
となっています。
さらに調べると、神奈川県横浜市の
アルファーテックという会社からも、安全太郎が
販売されており、身長、体重もおんなじで、
どういう関係なんでしょうね?
安全花子というのもあるそうですが。
ということで、安全太郎についてはWEBを
調べると詳しく書かれているサイトがあります
ので、詳しく知りたい方は、WEBのほうを
調べていただくとして、このブログは知財
ブログと銘打っていますので、私のほうでは、
今回は、太郎とつく特許などの出願があるの
か?というのを調べてみましょう。
まず、太郎という言葉が発明の名称に入って
いる特許、実用新案があるのか?というと、
あるんですね、これが。
・ 特開2014-210614
「プルタブ&プルトップ全部開け太郎」
(未審査請求によるみなし取下)
【課題】
確実にプルタブ&プルトップを垂直に起こし、
人差し指の代わりのプルトップ引っ掛け用の爪と
親指の代わりに反り返った柄により堅い缶詰も
指爪を痛めず安全に開缶出来るプルタブ&
プルトップ全部開け太郎を提供する。
【解決手段】
ステンレスの尖った爪を設け、該爪の後ろに
凹みを設け、該凹みの後ろの左右に出っ張りを
設け、該出っ張りに滑り止めゴムコーティングを
設け、出っ張りに添う三角状から直角に伸びる
柄を設け、該柄の最端部から後方に反り返る
柄を設け、該柄の膨らむ側に滑り止め刻み
ゴムを張り付け設け、柄の最端部前側から
2センチ程上部にプルトップ引っ掛け用の爪を
設け、伸びる柄に滑り止め刻みゴムを張り
付けたことを特徴とするプルタブ&プルトップ
全部開け太郎。
・ 特開2008-016790
「金太郎飴方式の金属セラミックス材」
当初の詳細な説明は以下だけです。
(その後、手続き補正書により増加して
います)
(未審査請求によるみなし取下)
【発明の詳細な説明】
【0001】
絶縁体・導電体・半導電体のそれぞれの
特徴を複合的に備えた金太郎飴方式の金属-
セラミックス-半導電体-樹脂絶縁体の
三次元四次元的に加工可能な構造材の製作
及びその加工製品。
【従来の技術との比較】
【0002】
従来の基板や半導体チップなどでは露光に
よる焼付けや印刷方式で回路を形成していた
ため二次元的な発想しかなく、ミクロ化が不可
能であったが、金太郎飴方式であれば立体的な
三次元、四次元的な回路も可能となる。
意匠のほうは、意匠に係る物品の説明と
意匠の説明に「太郎」が入っているのは、
やはり2件ありました。
【意匠に係る物品の説明】
本物品は箱型の台の後方部分から1本の
支柱を立設し、この支柱の上端に垂れ幕を
支持したもので、垂れ幕には鯉の滝登りの
図柄や金太郎の図柄等が描かれるとともに、
台の上面には雛人形や鎧や弓立て等が
飾られて使用される。 収納にあたっては、
支柱を台から引き抜いて複数に分解し、
参考図に示すように台の中に垂れ幕と
ともに収納できる様になっている。
【意匠の説明】
本願意匠は、桃太郎の物語に登場する猿、
鳥、犬と皿とが一体となり、猿、鳥、犬が背中に
皿を背負った形態を構成している。また、
十二支の中の猿、鳥、犬を表わすことにより、
清め又は厄払いの観念を生じさせるような
美的処理を行っている。また、三方を向いた
猿、鳥、犬が中央の皿の塩を守っている
状態を表わすような美的処理を行っている。
商標のほうを調べると、1500件以上あり、
古いものから10件貼り付けると以下の
ようになるんです。
太郎ってつく名前って、いろいろあるん
ですね。
人名探究バラエティーは、毎週木曜(まさに
本日ですね。) 午後7時30分 からだそうですので、
お暇な方は(それは私ですか?)、是非どうぞ。