昨日は、発明の名称に熱中症という
言葉が入っている出願を調べてみま
したが、今回はさらに、要約や、公報
全文に熱中症という言葉が入っている
ものを調べてみましょう。
プラピさん(J-PlatPat)に要約を調べ
てもらうと、134件、公報全文では、
「バッキャロー、1000件超なんだから、
表示なんて、してやんないわい。」という
ことで怒られてしまうぐらい沢山あり
ました。(1047件)
ということで、2004年の1月1日から
現在までを検索すると、「おめでとうござい
ます。びったし1000件です。」ということで、
マップは示しませんが、前回と同じように、
ここ10年で出願数がぐんと伸びている
のがわかります。
この中で、「おーっ、こんな名前の企業も
あるんだね。」という、まずは、株式会社
日曜発明ギャラリーさんの発明を見てみま
しょう。
調べると、「クールビットアイスポケット
ベスト」というものが、NHK「まちかど情報
室」で紹介されました、とか「画期的商品!
開発に4年、国際特許、意匠申請商品」などと
書かれて
います。
なるほど、特許60008301「装着具」は再表
2013/105478となっています。
(CN104023575(B1)、US9271530(B2)と
中国と米国でも登録されています。)
【課題】
真夏の炎天下での屋外作業、及び、焼却炉
近傍、火災消防作業等高温環境下でも、着用
し続けながら、気化熱で人体を冷却するための
吸水材に水を補給でき、かつ、冷却効果の高い
冷却服を提供する。
及び、頭部等を冷やす同様な冷却カバー等
装着具を提供する。
【解決手段】
冷却服(10)の前側面のほぼ全面の大きさに
面状に設けられた吸水材(11)を通気性有する
中間布(12)と防水性を有する防水布または
シート(13)で挟み包むように重ね合わせ、かつ、
前記中間布(12)と防水布またはシート(13)を
縫製、または、シール結合により適度な傾斜
角度で水平方向に長さを有する防水接合された
水の仕切り(16)を複数所々に設け、冷却服の
上部の水の入り口(14)からペットボトル(15)等で
挿入された水が、前記吸水材(11)の面と防水布
(13)との間で冷却服(10)の下部方向へ、連続
的に左右に蛇行、または階段状に水が流れ、
かつ、所々所定
(途中で切れてしまっています。)
そのほかに、 実登3209287「冷却具」、実登
3209489「頸動脈部冷却具」などもありますよ。
意匠のほうは、登録1562681や1540784
「冷却・保温服」となっています。
次は、こちらのほうは有名な、タニタさんの
商品で、熱中症の危険性をイラストとブザーで
知らせてくれる、「コンデションセンサー」と
いうものです。
「黒球式だから、日射や輻射熱も測定、携帯に
便利なアタッチメント・カラピナ付き」などとも
書かれています。
この発明は、いろいろ出ていますが、特開
2014-181973「湿球黒球温度測定装置」を
見てみると、以下のようになっています。
タニタさんは、以下の、「デジタル温湿度計
コンデションセンサーSIRASEL(シラセル)」、
光と音声で室内環境をお知らせ、というのも
あり、特開2016-206159「健康情報喚起装置」
となっています。