ロボットと言えば、人間型ロボットの
ドラミちゃん、リモコン操縦の鉄人28号、
のAIや、人格や記憶などを電子頭脳に
移植された8マンなどいろいろあるわけ
でして(テレビでは、キムタクさんが
主演の、安堂ロイドなどもありましたね)、
最新の「フォースの覚醒」では転がる
ロボットBB-8が出て来て、BB-8の
ミニチュアが、実際に発売されている
そうで。
開発したのは、2014年にOrbotix
から名前を変更したSpheroさん
ですが、どんな構造になっているのか
というと、以前のいろいろな発明の
「SELF-PROPELLED DEVICE」に、
頭をつけた、US特許9090214
「MAGNETICALLY COUPLED
ACCESSORY FOR A SELF-
PROPELLED DEVICE」というもの
なんですね。
例として以下となりますよ。
・ US特許9193404(出願日2013/9/24)
Self-propelled device with actively engaged drive system
・ US特許9090214(出願日2014/8/13)
Magnetically coupled accessory for a self-propelled device
コロコロ転がっても頭がくっついて
いる原理は、請求項の1に書いてあり、
内部マグネットと外部球形ハウジング
表面に付けられた頭部が、磁力でくっ
ついているんですね。
ということで、実際の世界では、ロボット
展などとWEBに打ち込むと、この前開催
された、ロボット展2015の記事がずらー
っと出て来るわけでして、産業ロボットや
サービスロボット、癒し型ロボット、
医療用ロボット、エンターテイメント
ロボットなどいろいろ開発されており、
この前は、そのうちの、体をアシスト
してくれる、ロボットスーツをシリーズ
もので分析してみました。
今回は、その第2弾として、まあ、
ヒューマノイド系を中心とした、いろんな
ロボットを分析をしてみましょうかね。
この前の分析では、マニプレーター
のFタームがありますよーということ
で、Fタームテーマコード3C707なども
使って分析をおこなったわけですが、
Fタームテーマコードがあるという
ことは、当然、FI分類もあるわけで
して。
パテントマップガイダンス(PMGS)
で、Fタームテーマコードを調べると、
3F059と3F060、3F061というのが
平成12年に統合再作成されて、
3C007「マニプレータ・ロボット」に
なり、平成22年にさらに3C707に
なり、1985年以降に発行された
文献は、この3C707で解析できる
ことが書かれています。
尚、そのFタームは、いつから
いつまでの文献が解析対象なん
だ?というのに興味がある方は、
以下を参照してください。
ということで、PMGSで3C707を
出してみると、以下のように、この
FタームのFIカバー範囲は、B25の
J1/00から21/02までであると書かれて
います。
それではということで、B25Jを見て
みると、B25J5/00というところに、
B25J5/00Fは、二足歩行ロボットです
よーと書かれているんです。
(以下は、エクセルに貼り付けた関係で、
PMGS画面表示とは異なっています)
Fタームのほうも見てみると、用途と
して、AS34「・サービス用」、AS35「・医療
用」とか、AS36「・エンタテイメント用」
などがあり、これらでも検索できるんです。
さらには、マニプレーターの種類、
タイプというところでは、BS27「・・
人間型マニプレータ」があり、自律
型のタイプというところでは、WA03
「・・・人間型」や移動形式が二足の
WA13「・・・二足」などもあるんです。
よくテレビに出てくる、「・ヘビ型」の
BS17などもありますよ。
ということで、このFタームで、
ヒューマノイドのみならず、産業用、
サービス用、エンタテイメント用など
楽しく分析できますので、次回からは、
実際に特許情報を分析して、研究
開発がどのように動いているのか
探っていきましょう。
(ちなみに、FI分類では、運輸関係に
振り分けられていますが、B62D57の
02Eという歩行式ロボットというのも
ありますので、こちらも参考に、
致しましょう)
それでは、また。