それでは、今回は検索結果の見方を
調べてみましょう。
まずはいつものように、以下から入り
ましょう。
https://depatisnet.dpma.de/DepatisNet/depatisnet?action=einsteiger
今回は、「2009年の第三四半期に
公開された全固体リチウム二次電池を
検索して、公開番号、出願日、公開日、
出願人、発明の名称を表示させて、
出願日の古いものから50件づつ表示
させてくださいな。」と、お願いする
ことと致しましょう。
そうすると、以下の結果となりました。
(表示画面の大きさによって、表示形態が
異なります。)
これを一つ一つ詳しく見て行きましょう。
まずは、検索式が表示されます。
この検索式は、エキスパート検索の検索
式で表示されますので、参考に致しましょう。
次は、「検索結果は、157件でーす。」と
なります。
再度、検索式などを見直す場合には、
「Back to the Future」(ではないです
ね。)をクリック致しましょう。
検索式は、そのまま残っています。
次の、「Remove family members」と
「Replace family members」って、何が
違うんじゃい?というところですが、
Removeのほうは、検索リスト157件の
中で、ファミリーがあったら、検索リストに
ある文献だけで、ファミリー単位で表示
させてくれます。
Replaceのほうは、この157件のファミ
リーを、デパ地下ネットに収録されている
範囲で調べて、ファミリー単位で表示させ
てくれます。
すなわち、Removeをクリックすると、
この157件の範囲でしかファミリーは表示
されませんが、Replaceを押すと、これ
以外でファミリーと判断された文献も表示
されます。
ためしに、Removeのほうをクリック
すると、ファミリー単位で表示されますので、
以下のように、ファミリー単位で123件の
結果となります。
それでは、ファミリーで表示されるのが
わかりましたが、一番最初に出願された
文献が表示されるのか?というと、残念
でした、そうではなくて、そのファミリーの
以下の順番の一番早いものが1件表示
されるんです。
すなわち、ドイツ語ユーザーインターフェ
イスを使っている場合には、そのファミリーに
DE/C#があったら、これが表示されますし、
DE/C#がなくて、DE/B#があるならDE/B#が
表示されます。
我々は、英語のインターフェイスを使って
いますので、たとえば、ファミリーに、日本の
文献と、PCT出願が含まれている場合には、
日本の文献が表示されるのではなくて、PCT
出願公開文献が1件として、Result listに
表示されることになります。
それでは、先ほどのRemoveとReplaceの
違いを、実際にクリックして、見てみま
しょう。(以下は、公開日が古いもの順に
並べ替えています。)
・ Remove
・ Replace
Replaceのほうは、最初の検索結果だけで
なく、ほかの最初に検索されなかったファミ
リーも表示されているのがわかります。
ということですので、逆もまた真なりとは
いかず、たとえば、removeをクリックして
からreplaceをクリックすると、removeを
クリックした後の結果と、その後replaceを
クリックした後の結果は違うものとなりますが、
replaceをクリックした後、removeをクリック
した場合には、replaceとremoveの結果は同じ
になりますので、ご参考。
続く。