昨日は、バイクの意匠を検索してみた
わけですが、ヤマハさんでは、LMW
テクノロジーというのがあって、以下の
ような意匠登録がされています。
・ 意匠登録1543913「自動三輪車」
このLMW技術というのは、以下のように
説明されています。
広がるモビリティの世界 LMW(リーニング・マルチ・ホイール)の第1弾 「TRICITY MW125」日本仕様を新発売 - 広報発表資料 | ヤマハ発動機株式会社
ヤマハさんでは、このLMWというのが
いかにすぐれていて、安定性がある技術
なんだというのをアピールするために、
乳母車(ベビーカー)をこのLMW技術で
作製し、動画で公開しているのですが、
ご存知ですか?
クレイジーパパとベビーカーがLMWチャレンジ! もしもベビーカーにLMWの技術を取り入れてみたら??みんなはもぅ見てくれたかな? - Yamaha Motor Life|ヤマハ発動機株式会社
今回の第一弾は、縁石にぶつかっても
OKと言う動画になっていますが、次は
LMW搭載スーツケース編、とか、学生
参加のアイデアコンテストなども公開
予定だそうですよ。
ということで、それでは、どんなLMW
発明になっているのか、一番新しい
2017年公開の出願を調べてみましょう。
・ 再表2015/146680「鞍乗型車両」
(WO2015/146680)
【要約】
左右の前輪を備えた鞍乗型車両に
おいて、車両発進時にリンク機構の
ロックをより確実に解除可能な構成を
得る。三輪車両は、左右の前輪を車体
フレームに対して接続するリンク機構と、
リンク機構をロック状態またはロック
解除状態にするロック機構と、ロック
機構を制御するロック機構制御部101と、
車速を検出する車輪速センサ104と、
車速の変化率を取得する車速変化率
取得部101aとを備える。ロック機構
制御部101は、ロック機構によって
リンク機構がロック状態であり、且つ、
車速及び車速変化率のうち少なくとも
一方がロック解除条件を満たしている
場合に、ロック機構によってリンク機構を
ロック解除状態にする。
以下もありますよ。
・ 特開2014-237362「鞍乗型車両」
【課題】
左右の前輪を備えた鞍乗型車両に
おいて、該左右の前輪に生じる振動に
伴う走行フィーリングの低下を効果的に
防止可能な構成を得る。
【解決手段】
三輪車両(1)は、車体フレーム(11)と、
左右の前輪(3)と、左右の前輪(3)を
車体フレーム(11)に対して接続する
リンク機構(30)と、左右の前輪(3)に
生じる同位相の振動を減衰可能な
サスペンション(40)と、左右の前輪
(3)に生じる逆位相の振動を減衰
可能なダンパ装置(50)とを備える。
ダンパ装置(50)は、少なくとも一部の
周波数領域で前記逆位相の振動の
周波数が大きくなるほど減衰力が
大きくなるように構成されている。