まずは、商用データベースで特許出願と
登録特許を調べると、1978年出願のもの
からヒットして、以下のようになりました、
1970年から1980年にかけて少しづづ
出願がありましたが、1990年台になって、
少しづつ増加し、2000年台になって急激に
開発が進んだんですね。
(このほかに、実用新案関係が全部で70件
程度出願されています)
ロボットの出願も2000年台になって増加
しましたので、これらを応用した研究が
加速しているのでしょう。
出願10件以上の出願人を調べると、以下の
ような順番になり、この前、書いたホンダ
さんが一番力を入れているようです。
筑波大学とCYBERDYNEは同じだと思い
ますが、今回は取りあえず別カウントと
しています。)
それでは、いつ頃から、この歩行補助具と
いうのは研究開発されていたんでしょう?
ということで、プラピ(J-PlatPat)さんに,
調べてもらいましょう。
調べ方は、以下になりますよ。
今回は、実用新案も検索することとして
検索すると以下のようになるんです。
(古いものから1980年出願まで)
昔の歩行補助具というのは、簡単な
ものが多いでしょうから、実用新案が
多いですし、オムロンの立石電機さんも、
昔、研究していたんですね。
一番古い1937年出願(昭和12年で
戦前ですね)のものは、バンドを使って、
歩行時の関節の運動を容易にすることが
目的だそうで、以下のようなものなの
ですが、膝を伸ばす時に大変じゃあ
なかったのでしょうか?
立石電機さんの「電動義肢」というものを見ると、
かなり重そうです。
立石電機さんのもう一つ、「人工歩行
装置」を見てみると、今の歩行補助装置に
大分近づいており、当時、軽量にできる
材料などがあれば、実用化ができたの
では?と思います。