この前、新聞に載っていましたが、最近は、
ヘッドライトのハイビームやロービームを
自動で切り替えてくれたり、LEDチップを
横1列に並べ、対向車部分のみ遮光して、
他の部分は明るくし、歩行者などに気を
配ることができるものがあるそうですね。
私の家の車は10年以上前のものです
ので、もちろんこんなものはついておらず、
全く知りませんでした。
(と、いうのは私だけ??)
最近はヘッドランプのLED化が進み、
このようなヘッドライトを小糸製作所
が力を入れており、マツダの多目的
いるそうです。
なるほど、調べると、以下のように、
「アクティブ・LED・ヘッドライト
(ALH)」といい、LEDブロックを11分割
にしているそうで、ビームのハイ、ローの
自動切り替えは「ハイ・ビーム・コント
ロールシステム(HBC)」と呼ぶんですね。
新聞によると、対向車や前を行く車を
車載カメラで感知して、ヘッドライトが
届く先をきめ細かく自動制御するんだ
そうです。
高速などでハイビームとロービームの
切り替えは結構めんどいものですが、
高速道路でも、郊外になると、まったく
街灯がなくて真っ暗なところがありますので、
めんどくても、切り替えざるを得ないわけ
でして。
警察庁によると、夜間に発生した、車両と
横断中の歩行者との交通死亡事故は、
2015年に625件で、その96%がロー
ビームだったそうですので、我々も車を
運転するときは、特に気を付けねばなりま
せん。
小糸製作所さんのこれらのシステムを
出願公開検索をおこなうと、ズラズラズラー
っと、沢山出てきますが、代表的なもので
内容を見てみましょう。
・ 特開2012-040887「撮像カメラ及びこれを
用いた車両検出装置とランプ制御装置」
【課題】
撮像した他車両による光点を迅速に検出し、
他車両を眩惑しないヘッドランプ配光を得る
ための撮像カメラ、車両検出装置、ランプ制御
装置を提供する。
【解決手段】
自車両の前方領域を複数の配光領域に
区画し、撮像カメラ1は各配光領域A1~A5を
それぞれ撮像する同数の受光素子PD1~PD5
を備える。車両検出装置は撮像した画像の
光点LDを検出し、光点を撮像した受光素子から
他車両が存在する配光領域を検出する。ランプ
制御装置は、他車両が存在する配光領域への
照明を減光ないし消光する配光制御手段を備
える。
この頃は、まだLEDチップ数が5個だったの
ですね。
・ 特開2017-13737「ランプの配光制御装置」
公開が2017年1月19日のほやほやです。
【課題】
自動車の走行状況の変化に対応したレベリ
ング制御とスイブル制御を行なった場合でも、
ランプ配光を好適なパターン形状に保持する
ことが可能な車両ランプの配光制御装置を
提供する。
【解決手段】
ハイビームランプ4とロービームランプ3を
備え、これらランプの配光を合成して所望の
配光での照明を行なうランプHLであって、
ロービームランプ3のレベリング制御又は
スイブル制御を行なうLSアクチュエータ6と、
LSアクチュエータを制御する電子制御
ユニット100を備える。電子制御ユニット
100はハイビームランプ4が点灯している
ときには、LSアクチュエータ6での制御を
停止又は制御量を抑制する。
ということで、このシステムは自動運転でも
必要になるでしょうし、自動運転でなくても、
低価格車にも是非採用できるようにして欲しい
ものです。