http://www.businesswire.com/news/home/20161116005837/ja/
上のように、以前に、人体の発熱を
利用して発電し、電池なしで動くスマート
ウォッチが紹介されましたが、新聞に
よると、いよいよ発売されるそうですね。
日経産業新聞によると、12月から日本で
発売されるそうで、今後は工場など、より
大きな熱を使う場所での応用を進めていく
そうです。
開発しているのは、アメリカのベンチャー
Matrix Industries, Inc.、体温と外界の温度
差を利用し、ゼーベック効果(おーっと、中学
だか、高校だかの物理で勉強しましたね。
これの逆バージョンが、熱電対に応用されて
いるペルチェ効果なわけでして。)で発電する
のですが、今までは、このような小さな温度差
から取り出せる電力は非常に小さいことと、
効率的なエネルギーハーべスティングが
難しかったのですが、Matrixさんでは、効率を
最大限に生かせる半導体を開発したそうです。
従来は、熱エネルギーの3分の1程度
しか電気に変換できなかったそうですが、
この素子は7割近くの変換効率だそうです。
ということで、Matrixさんのホーム
ページはこちら。
https://www.matrixindustries.com/
TECHNOLOGYというところを開けると、
半導体技術が載っています。
特許出願では、色々出ていますが、
11月公開ほやほやの、WO2017/192738
「THERMOELECTRIC DEVICES AND
SYSTEMS」では、以下のようになって
います。
半導体のほうは、すでに特許化されて
おり、以下のようになっています。
エネルギーハーべスティング技術も
日進月歩ですね。