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セブンー、セブンー、セブンー、セブンー、 セブン、セブン、セブン、 セブン、セブン、セブン、 はーるかな星がー

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 という歌声で、毎週、ウルトラセブン

始まっていましたね。

 

 「おら、若いから、そんなの知らねー」と

いう方も、それなりに、お年を召した方は、

「なつかしいねー」と、またそれなりに、

この歌を聞いたことがあるのでは?と

思います。

 

 (聞いたことがないかたは、YouTube

聞いてください。)

 

https://www.youtube.com/watch?v=I6wRNkf8mE0

 

 ウルトラセブンは、1967年から1968年

にかけてテレビ放送された、我が郷土の

英雄円谷英二さん、の息子さんの円谷一

さんも監督をした特撮物でしたが、結構

人気がありましたね。

 

 ちなみに、特撮監督の円谷英二さんは

須賀川市という私の故郷の出身で、一族

に、半世紀以上前の東京オリンピック

マラソンで、銅メダルの、円谷幸吉さんも

おりました。

 

 これは以前に書いたのですが、昔、

ふるさと創生1億円という税金ばらまき

政策があったのですが、須賀川市では、

この1億円で、円谷監督ゆかりの

ゴジラの卵」というのを作ったそう

ですが、今は、どうなっているので

しょう?

 

http://www5f.biglobe.ne.jp/~punch-ht/chinsp/c016002.html

 

 東北の地震でも大丈夫だったんで

しょうか?

 

 私の同級生にも親族がいて、我々は

「つむらや」君と呼んでいました。

 

 円谷幸吉さんのウイキを見ると、本名

「つむらやこうきち」となっていますので、

我々が呼んでいた呼び名が正解だった

ようです。

 

 須賀川市というところは、目玉があまり

ないところなのですが、11月におこなわ

れた「松明(たいまつ)あかし」というのは、

日本3大火祭りだそうで、8ちゃんの、めざ

ましテレビでも、紹介されていましたね。

(私も、中学校のときに、大たいまつを、

作らされた記憶があります)

 

 松明あかしの、市の紹介HPは以下と

なります。

 

松明あかし/須賀川市公式ウェブサイト

 

 ということで、このブログは故郷を宣伝

するブログではありませんので、本来の

知財の話に戻って、本日は、「セブン・

セブン」さんのお話です。

 

 「ということは、ウルトラセブンでの発明の

話か?」というとちょっと違って、飲み物とか

の容器の話なんです。

 

 新潟県燕市スプーンやフォークなどの

金属加工で有名ですが、ここに、「株式

会社セブン・セブン」という会社があるん

です。

 

 この会社は、テレビなどでよく取り上げ

られており、中に氷を入れたコップの

外側をバーナーで熱しても、「氷、溶け

ないねー」などと皆さんびっくりした後に、

「魔法瓶と同じ二重構造になっており、

中が真空になっているんで、溶けない

んですよ」などと種明かしをするのが

お約束でして。

 

 ということなので、中に氷を入れても

外側は冷たくないし、中に熱湯を入れても

外側は熱くないので、出演者が、熱い

お茶を知らずに飲んで、「あちちちー」

というお約束もあるんです。

 

 と、製品が簡単にできるような話をして

いますが、製品はチタンでできており、

ステンレスより軽く壊れにくいのですが、

非常に加工が難しく、この金属加工の

燕市だからうまくできているんだそう

ですよ。

 

 ということで、このセブン・セブン

さんの正式名称は、「株式会社セブン・

セブン」、設立が1971年、資本金1,000万円、

従業員数72名、もともとは、ステンレスの

水筒を作っており、この技術を応用して

チタンカップを製造し、今では、営業品目、

ステンレス製真空容、 携帯用魔法瓶

(水筒)、ランチジャー、マグカップ、

ステンレス・チタン製器物、 ステンレス・

チタン製品オーダーメイド加工などとなって

います。

 

http://sevenseven77.com/

 

 ホームページでは、ウィリアム王子の

贈答品になったということが書かれて

いますね。

 

http://sevenseven77.com/archives/category/media

 

 ただーし、以下のように、結構お高

くて、貧乏人の王花陣には手軽に購入

できそうもありませんので、知財の出願

情報でも調べて、指をくわえることと

致しましょう。

(冷やしたワインボトルを、氷なしで、

そのままボトルキーパーに入れておいても

冷たいままだそうで、こちらも5万円

以上だそうですよ)

 

http://fujimaki-select.com/ext/artisan/002-01.html

 

 セブン・セブンさんからの特許出願は

21件あり、チタンの真空カップ関係は

「真空断熱二重容器の製造方法」として

4件出ていますが、一番古い特開

2010-069254(特許4767298号)は

以下となります。

(皆、製造方法で出願されているのです

が、最近は製造方法だとマネをされて、

侵害を立証できない危険性があるとして、

ノウハウ化とかが検討されることが

多くなっているのですが、「物の発明」

での出願は難しかったのでしょうか? 

それとも、このほかのノウハウがあって、

真似される危険性がないのでしょうか? 

余計なお世話かもしれませんが)

 

f:id:oukajinsugawa:20151123134834j:plain

 

 関係する意匠も、以下のように登録

されています。

 

f:id:oukajinsugawa:20151123134900j:plain

 

【意匠に係る物品の説明】本物品は、

飲料を保冷温状態で収納し得る飲料

容器であって、外容体と、この外容

体内に間隙を介して配設される内容体

とを開口縁部で接合して成る二重

構造体である。また、本実施例に

係る外容体及び内容体はチタン製で

あり、その表面にはチタンの再結晶に

より生じる独特の結晶模様を有する。

また、本物品は、高さ約9cm,開口

部の直径約10cm,内底部の直径

約5cmである。

【意匠の説明】本物品は金属で構成

されており、表面は銀色の金属光沢を

有する。   (以下略)

 

 商標のほうも、「SUSgallerry」など

いろいろ出ていますよ。

 

f:id:oukajinsugawa:20151123135005j:plain

 

 

 

 


二十世紀の予言 その6  30年前の未来予測

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 日本ビクターさん、昔は有名でしたね。

 

 家庭用ビデオVHSの開発メーカーさんで、

ソニーのベータマックスとフォーマット争いを

繰り広げましたが、VHSに軍配が上がった

ことは、皆さんご存知です。

 

 VHSの開発プロジェクトの実話を脚色した

日はまた昇る」という映画では、西田敏行

さんが事業部長役で熱演していました。

 

 残念ながら、現在は、JVCケンウッドに

なってしまっていますが。

 

 ということで、ここの昔の技術屋さん達の

ホームページと思しきものがあるんです。

 

http://www36.tok2.com/home2/nkmtachi/index3.html

 

 ここのところに、「30年前の未来予測」という

のがあって、「1973年に2000年を想定して

作成した資料」だそうで、現在は2015年です

ので、40年以上たっていますが、この方たちが

当時、どのような未来予測をしていたのか?と

いうのをちょっと覗いてみましょう。

JVCさんとも、このHPの技術第3課さんとも

何のゆかりもない王花陣ですが、参考にさせて

いただきますよ)

 

http://www36.tok2.com/home2/nkmtachi/mirai.html

 

 まずは、名前のところに数字が打ってあるの

ですが、1973年3月での年齢なのでしょうか?

 

 一番若い和田さんが新進気鋭の24歳、一番

お歳の浅野さんが41歳と、あぶらの乗り切った

お歳だったようです。

 

 一番若い和田さんも、もう定年になって

いるのでしょうか。

 

 ということで、統計的に調べてみましょう。

(これは、この内容での統計ですので、これを

一般化できるという意味ではありませんので、

王花陣のお遊びにお付き合いください)

 

 まずは、未来を積極的に予測しているのは、

年齢と関係あるのか?というのを見てみま

しょう。

(まあ、これなどは、性格的なものや、その

技術への熟知度のほうが年齢との相関より

も勝るでしょうが、なにしろお遊びという

ことで見てください。)

 

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 そうすると、上のように、やっぱり年齢とは

相関はなく、一番年長者の浅野さんが未来

へ積極的な考え方のお方のようですね。

(積極的な方向に丸をつけるという

方式ではありませんので、未来へ積極的

というわけではなくて、丸をつけるのに

積極的、ということですが))

 

 総数は42問ですので、一番積極的な

方で、67%、一番消極的な方で、19%の

丸の数でした。

 

 次は、丸の数が多かった順番です。

 

 総人数が14名ですので、一番多い、

「癌の治療率が90%以上」というのが86%

の方が「そうだ、そうだ」と言っていましたが、

残念ながら、そうはなりませんでした。

 

  ・・・・・残念!!

 

f:id:oukajinsugawa:20150616124322j:plain

 

 もっとも少ない0%というのは、漢字全盛で、

年末になると、「漢字一文字で表すと?」

などとなっていますので、大当たりでした。

 

 東京・大阪間は、のぞみに2時間35分

も乗らないといけないので困ったものです。

 

 ということで、さらに中身を見てみると、

石油はまだ燃やすことができていて、

うーん、会社の食堂の中身はほとんど

人工食品かどうか、逆に自然食回帰?

かもしれません。

 

 ウイキなどで調べると、1973年は昭和

48年で、石油ショックでトイレット

ペーパーの買いだめ騒動が起こった年だ

そうで、この関係で、石油という未来

予測がされたのでしょう。

(「ノストラダムスの大予言」が出版され、

日本沈没」がベストセラーとなった年

でもあるそうですが、どちらも当たらな

かったので、よかったですね)

 

 平均寿命が80歳というのは当たって

いますが、まだ達成できていないものが

結構多く、子供が2人に制限されずに

よかったですが、逆に少子化で困って

います。

 

 小学校で梅毒予防接種がおこなわれて

おらずよかったですが、「トップレスが

女性の普段着で、ボトムレスもあるぞ」と

予測されていた方がお二人もいるのに、

「全然、当たってねーじゃねーか!!」

と、怒っているのは私だけ???

 

 ということで、暇な方は、さらに、

どなたの的中率が高いのかも調べてみて

ください。

 

 ということで。

パテントマップ特許分析スマホ編 10  無線通信技術

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 今回は、前回の続きで、電話通信等の

技術を見て行きましょう。

 

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 電話通信詳細を調べると上のように

なるわけですが、まあ、スマホといっても

電話もできるわけですので、電話機

機能の研究も必要なわけでして。

 

 というわけで、さらにH04M1の電話機の

詳細を見てみると以下のようになって

います。

 

f:id:oukajinsugawa:20150825125533j:plain

 

 まあ、スマホですので多機能電話

やコードレスって言っちゃーその通り

でして、そのほかにもガイダンスも

必要ですし、バッテリー節約は重要

ですね。

 

 それでは、次はH04Nの画像通信

技術を見てみましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20150825125555j:plain

 

 コンテンツ配信などもありますね。

 

 立体テレビなどもありますので、覗いて

みると、スマホと特定せず、メーカーで

検索しているため、スマホ限定でない

立体テレビの研究のようです。

 

以下のように、マイクロソフトなども3D

テレビを研究しているんですね。

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J-PlatPatを使い倒そう  その5  簡易検索2

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 前回は、簡易検索の、「商標を探す」で、

「特許」と、「ライオン」の両方の言葉が

入っている公報を調べてみたら、ヒット

してきたものには、全然、「特許」という

文字など含まれていないものがヒット

している、というところで終わりました。

 

 今回は、このからくり??を調べて

行くところから始めましょう。

 

 実は、「商標を探す」にした場合に、

どこにその言葉が入っているのか?と

いうのは、「商標」、「称呼」、「出願人/

書換申請者/権利者/名義人」という

フィールドにその言葉が入っていれば

ヒットしてくれるんです、とマニュアル

には書かれています。

 

 つまりは、「特許」と入れて、商標が、

「特許太郎」だったら、商標に「特許」が

入っているねということで、ヒットして

くれるのはわかります。

 

 したがって、「特許」と「ライオン」を

ANDすなわち論理積で調べてねとお願いした

場合、「商標」、「称呼」、「出願人/

書換申請者/権利者/名義人」のいずれかに

「特許」が入っており、さらには、「商標」、

「称呼」、「出願人/書換申請者/権利者/

名義人」いずれかに「ライオン」も

入っている文献を検索してくれるのか?

というとちょっと違うんです。

 

 これを簡単な例で示してみましょう。

 

 まず、「学校」と入れてみましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20151124084412j:plain

  

 言葉一つだけですので「AND」でも

「OR」でも関係ないですが、とりあえず

ANDを入れて検索しています。

(一覧表示にして貼り付けると小さくなって

しまうので、一覧表示結果は、貼り付けて

いません。)

 

 次に「高等」と入れて絞り込むと、1件と

なりました。

 

f:id:oukajinsugawa:20151124084522j:plain

 

 さらに「大学」と入れると0件になって

しまいます。

 

f:id:oukajinsugawa:20151124084548j:plain

 

 当然ですよね、1件しかなかったのです

から、さらに絞り込めるわけがありません。

 

 しかーし、ここで、「ライオン」と入れて

みましょう。

 

 そうすると、「あーら、不思議」、600件に

なってしまうんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151124084621j:plain

 

 「えーっ、andで絞り込んだはずなの

にー、逆に多くなってんじゃん???」

っていうところですよね。

 

 マニュアルを見ても、以下のように、

AND検索ができますよーとしか書かれて

おらず、言葉を入れていけばどんどん

絞り込めるものと思ってしまいます。

 

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 なぜこのような結果になるのか?と

いうと、カタカナを入れると、「称呼」

での検索が優先されてしまうんです。

 

 すなわち、「称呼」検索が優先されて、

「称呼」検索では、必ずカタカナで検索

しますので、漢字はシカトされてしまうん

です。

 

 これは、称呼検索が優先されるという

だけで、以下のように、さらにカタカナで

「レオ」と入れてあげると、称呼で、

「ライオン」と「レオ」のANDでの検索は

してくれるんですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20151124084855j:plain

 

  ちなみに、これはカタカナだけの場合には、

称呼検索が優先されるというだけで、以下の

ように、「カタカナと漢字」や「カタカナと

ひらがな」などが一体となった一つの単語を

構成している場合には、その一つの単語での

漢字やひらがなが無視されるというわけでは

なく、0件となってしまいます。

(すなわち称呼検索ではなく、「学校」や

「高等」と同じ、他のフィールドを検索して

いるんですね)

 

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f:id:oukajinsugawa:20151201072126j:plain

 

 どうです?

 

 むずいでしょう??

 

 えっへん!!!

 

 と、難しいのをいばっているだけ

ではダメなので、じゃあ、意匠はどう

なんだ?というと、「意匠を探す」で、

「商標」と「ライオン」を入れて、

論理和(orですね)を取ると、906件、

論理積(andです)では普通に、0件に

なってしまいます。

 

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 つまりは、論理和の時は、どちらかの

言葉が入っている公報を調べてね、と

お願いしており、論理積の時はどちらの

言葉も入っているものをお願いしている

のですが、なぜこのように商標と違った

扱いになるかというと、意匠のほうでは、

検索対象項目は、「意匠に係る物品」、

「意匠に係る物品の説明」、「意匠の

説明」、「出願人/意匠権者/創作者」

というところを調べており、商標の

場合のように、「おめー、カタカナ

だけで入れろよなー」という、

「称呼」検索のようなものがなくって、

「なんでもオッケー」という、実に

親切な???、検索になっている

からなんです。

(さらに詳細がありますが、割愛します)

 

 ということで、簡易検索では、キー

ワードを入れるところには、半角のみ

では200文字まで、全角のみでは100

文字まで入れることができますので、

スペースで区切って、AND検索なのか、

OR検索なのかを指定して、いろいろ

考えて、いろんな言葉を入れることに、

致しましょう。

 

 漢字のほうは、JIS漢字コードの

第一・第二水準以外の漢字は、

「おら、そんなのかんけーねー」と

言われてしまいますし、たとえば、

「国」と「國」は、違う言葉と

認識されてしまいますので、気を

付けましょう。

 

 さらに、出願人とか発明者などは、

筆頭者検索というものができて、

「|ライオン」というように入れま

しょう。

 

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 尚、「商標出願・登録情報」検索の

ところでも説明しますが、簡易検索でも

特許、実用新案、意匠での出願人は

部分一致(ライオンという言葉が入って

いればオッケー)検索で、商標での

出願人は完全一致検索となります。

 

 したがって、「商標を探す」で

「ライオン」と入れた場合、出願人の

イオン株式会社等でヒットしている

わけではなく、「称呼」に「ライオン」

が含まれているものがヒットしています。

 

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 ということで、下の画面のほうは、

出願人が、「ライオン株式会社

でヒットしています。

(商標で、「ライオン株式会社」という

ものがあれば、それもヒットしますが、

今回は、「ライオン株式会社」という

登録商標はないようです)

 

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 続く。

 

 

 

ビートタケシさんのコマネチ商標登録???

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 タケシさんや所さんをテレビで見ない

日がないくらい、お二人ともテレビに

出まくっていますが、タケシさんと所

さんが、アイアンヘッドの特許出願を

したのは有名です。

 

 この特許出願は、特開2007-44440

「アイアンクラブヘッド」というもの

で、

【課題】は、方向性が良くヒッカケや

シャンク、ダフリなどの出にくいアイ

アンクラブヘッドを提供することで、

【解決手段】は、フェース部2のバック

フェース21に連結部22を設けて

L字形の横棒に相当するネック部3を

圧着溶接により連結し、ネック部3と

一体のL字形の縦棒に相当するホー

ゼル部4にシャフト5を差し込んで

シャフト5より前方の離間した位置に

フェース部2を配置することなんだ

そうです。

 

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 この特許出願は、タケシさんの

「株式会社オフィス北野」と、所

さんの「株式会社ティ・ヴイクラブ」

の共願で、発明者は、タケシさんの

本名の北野武さん、所さんの本名の

「芳賀隆之」さんとなっています。

 

 WEBなどを見ると、特許登録されて

いるような書き方のものもありますが、

残念ながら、進歩性違反の拒絶理由

通知がなされ、拒絶理由がない請求項も

あったのですが、分割などはおこなわ

れず、拒絶査定となっています。

 

 意匠のほうも、「アイアンゴルフクラブ

ヘッド」として出願されており、こちらの

ほうは、めでたく意匠登録1270610と

なりました。

 

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 タケシさんは、これ1件だけの出願

なのですが、所さんのほうは、この

ほかに、3件の出願があるんです。

 

 残念ながら登録はされていませんが。

 

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・ ティッシュボックスホルダ

 

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・ 独立取付型ハザードランプ

 

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 ・ ハザードランプ

 

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 所さんは、上の車関係ではないですが、

下のような意匠登録もありますよ。

 

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 商標のほうの登録も3件ありますが、

こちらのほうはすべてタケシさんの

ところとの共同権利者となっています

ので、タケシさんのところで見てみま

しょう。

 

 ということで、「株式会社オフィス

北野」で商標登録を調べると、5件

出ていて、ほかの説明は省きますが、

一番下のように、「コマネチ」という

名前ではないですが、2014年の5月に、

図形での商標が登録されているんです。

 

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 ちなみに、指定商品は以下となり

ますので、これらの商品に、登録図形を

使うと怒られますよ。

 

3 洗車用洗剤,せっけん類

スプーン・フォーク及び洋食ナイフ

14 時計

16 文房具類,クリアファイル,ノート,メモ用紙,

グリーティングカード,ポストカード,ブロック状の

メモ用紙,付箋,ステッカー,下敷き,マスキング

テープ(文房具),ガムテープ(文房具),ペン

ケース,スタンプ,はんこ,スタンプ台,ゼムクリップ

18 かばん類,袋物,ポーチ,がま口,化粧ポーチ,

携帯用化粧道具入れ

20 家具,ちゃぶ台,鏡,うちわ,扇子

21 食器類,コップ,清掃用具及び洗濯用具,

洗濯挟み,製氷皿

24 布製身の回り品,てぬぐい,タオル,ハンカチ,

風呂敷,ひざ掛け,かや,敷布,布団,布団カバー,

布団側,まくらカバー,毛布

25 被服,洋服,コート,セーター類,ワイシャツ類,

ティーシャツ,エプロン,帽子

27 ラグマット,敷物,壁掛け(織物製のものを除く。)

28 運動用具(登山用・サーフィン用・水上スキー用・

キューバダイビング用のものを除く。),ゴルフ用具,

おもちゃ,人形

 

 20の「ちゃぶ台」、というのが、

ウィットに富んでいるような??

 

アボットさんちの血糖値センサー

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 イギリスで働いていたときに、アボット

さんがいましたが、結構多い名字なんで

しょうかね。

 

 ハーレイダビッドソンは有名ですが、

HarleyさんとDavidsonさんが起こした

会社で、やはり同僚にHarleyさんが

いましたが、呼び名はハーリーさん

でした、

 

 DavidsonさんはDavidさんの息子なので

Davidsonなわけでして、おんなじように、

McDonaldはDonaldさんの息子という

意味ですね。

 

 我々は、「マ」のところを強く発音して

「まくどなるど」と行ったり、マックと

言ったりするわけですが、ほんとのアク

セントは、Doのところで、「(むく)

だーなるど」なわけでして、マックと

言った場合には、「息子さん」と言って

いるのとおんなじですね。

 

 ロサンゼルスの場合にも、Losの

Angelsで、スペイン語で、「The 天使達」

という意味で、ロス、ロスと言っていますが、

The、Theと言っていることになるんです。

(スペイン語読みでは、ロスアンヘルス」

ですが)

 

 ということなのですが、「何、わけの

わかんねーこと書いてんだよー、日本人

なんだからそんなのかんけーねーんだよ、

ぐだぐだ書いてねーで、早く用件に入れ」、

と言われてしまいそうですので、本日の

本題に入りましょう。

 

 以下の記事に、米Abbott Laboratories

社が、採血なしに血糖値を測定できるセン

サーを、医療機器として承認申請、という

記事が出ています。

 

http://techon.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/112701351/?ST=ndh&P=1

 

 記事を見ると、全然痛くないのか?と

思ってしまいますが、写真を良く見ると、

針のようなものが出ていますので、痛く

ないというわけではなさそうです

 

 直径500円玉大と書いてありますので、

その比率からすると、針のようなものの

長さは、3~4㎜程度でしょうから、

やっぱり痛いんでしょうね。

 

 ということで、記事では、これ以上の

情報がありませんので、ちょっと調べて

みましょう。

 

 まずは、アボットさんて、どんな会社

なんだ?というと、1888年に、その名の

通り、アボットさんが起こした、本社が

アメリカのイリノイにある会社なわけ

でして。

 

http://www.abbott.com/

 

 正式名称は、「Abbot Laboratories

Company」、2014年のANNUAL REPORT

によると、総売り上げが、$20,247mil、

従業員数6,9000名、W/Wでの拠点数

150か国以上で、事業内訳を貼り付け

させてもらうと、以下になっています。

 

f:id:oukajinsugawa:20151202124259j:plain

 

 NUTRITION事業では、以下ようなものが

あるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151202124334p:plain

 

  糖尿病関係はMEDICAL DEVICESに

振り分けられており、DIABETES(糖尿病)

CAREとなっています。

 

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f:id:oukajinsugawa:20151202124428j:plain

 

 ちなみに、日本のホームページは、

以下になりますよ。

 

http://www.abbott.co.jp/

 

 それでは、それではということで、

アボットさんの日本での特許出願数を

見てみると、1500件以上も出ており、

上のほうから7つ挙げると以下の

ようになっており、診断したり、分析

したりする関係が多いんですね。

 

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 それでは、最後に、今回の目的である、

血糖値センサーを調べてみましょう。

 

 調べてみると、特表2004-531281

「診断検査法のために患者から間質液を

得る装置および方法」となっており、

登録は2008年、登録番号4198986号、

2015年も、継続して、年金が支払われて

います。

 

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 要約は、「患者の身体内の血糖値の

監視に使用するために患者から間質液

試料を得る装置。この装置は、空洞を

取り囲む壁を有する中空管を備え、

前記管の壁が多数の孔を含む」と

なっており、

 

【請求項1】では、「空洞を取り囲む

壁を備える中空管を備え、前記中空管が

第1の端部および第2の端部を有し、

前記壁が前記第1の端部から前記第2の

端部まで及び、前記壁内に形成された

多数の孔を有する、患者の皮膚内に

形成した開口から流体を抜き取るのに

適した装置」で、

 

【請求項3】では、「前記管が長さ約2㎜

から約10㎜の範囲である請求項1に記載の

装置」であったり、

 

【請求項5】では、「前記管の内径が約

0.25㎜から約1.25㎜の範囲である請求項

1に記載の装置」であったり、

 

【請求項6】では、「前記管の外径が約

0.45㎜から約2.25㎜の範囲である請求項1に

記載の装置」であったり、

 

【請求項17】では、「(a)請求項1に

記載の装置を前記患者の前記身体内に挿入

するステップ、および(b)前記患者の前記

身体から間質液を収集し、前記間質液が

前記管の前記第1の端部から出るステップ、

を含む、患者の身体から間質液を得る

ための方法」であったり、

 

【請求項18】では、「前記収集した間質液

から血糖値を決定するステップをさらに

含む請求項17に記載の方法」だったり

するとのことですよ。

 

 ということで、「痛くしないでね???」

ということで、研究を加速していただいて、

無痛のものをさらに開発して欲しいものです。

 

 

 

知られざる特許の旅 第7回  明治の初めの専売特許権者は儲かった? それとも・・・・・・ その3

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 前回の続きで、次は改良樋箱(改良

トイレ)で、東京の高橋松之助さんの

発明です。

 

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f:id:oukajinsugawa:20150825163750j:plain

 

 和式トイレ(その当時洋式トイレは

なかったと思いますが)の後ろのほうが

傾斜しており、後ろのほうから「ポッチャン」

と、落ちるのが、いーんです。

 

 明治18年10月から21年4月までで、

販売数量71個 売上78円余、1個

1円10銭程度だったんですね。

 

 需要者は増加傾向で、明治21年

4月現在までの収支としては、23円余の

赤字(漢字がにじんで読めないのですが

「償ハサル」のように見えます)のよう

です。

 

 次は、「イグサ心蝋燭」という、神奈川の

山本壮次郎さんの発明です。

 

 明治19年2月~21年4月までの

販売数量58,500本、売上約400円、

販路は最初神奈川で、祝祭その他の

開所式等に使用されたそうです。

 

 需要者は増加傾向で、今では全国

規模となっており、この発明は、以前に

発明した糸心蝋燭に代用されるもの

なので、計算上は、これにより売上が

上がったとはいえないとのことでした。

 

次は、「八眞登靴」というもので、千葉の

江澤達明さんから届けがでていますが、

明細書の特許権者は山口太左衛門さん

となっていますので、権利を譲渡

したんですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20150825163818j:plain

 

 これは、今で言えば、ばねを備えた

サンダルで、草履や草鞋などの時代?

にしては画期的だったんでしょうか。

 

 明治18年12月~21年4月までの

販売数量が15,000足余、売上は、

7,000円で、販路は関西地方を中心と

して拡大中だったんです。

 

 損益は黒の約2,500円だそうで、

すごい儲かりましたね。

 

 当初は発明者の山口太左衛門さんが

製造していたのですが、附帯する金物

帯等が不十分で、名声が芳しくなかった

のですが、このため江澤さんが権利を

譲り受けて試行錯誤を重ねた結果、

明治20年の3月4月頃から名誉を

挽回して、昨今は販路を拡大するに

至っていたんです。

 

 次は、「写真絵及び石飯書着色法」と

いうもので、東京の小豆澤亮一さんの

発明です。

(「あずきざわ」と読むんでしょうか?)

 

 発明は、写真や石版に油絵具を施して、

油絵のように見せる方法なんですって。

 

 その当時写真は貴重でしたので、

写真に絵具を塗るなんて、「もったい

なくねーか?」と思うのは私だけ?

(裏側から着色するのが「味噌」だ

そうですが)

 

 明治18年10月から、21年4月

までで、販売数量1,747枚 売上

1,488円30銭で、1枚85銭程度

ですね。

 

 販路は外国人が多く、日本人は

少ないそうで、比率としては6対4だ

そうですよ。

 

 1回に数百枚の注文というのはない

そうですが、常に需要があるそうで、

需要は日増しに伸びているんです。

 

 専売特許ということにより売上が伸びた

のかどうかという詳細ははっきりしない

のですが、相応の利益は出ているんです。

 

 この発明は、発明者の一家により

製造されて、直接販売されているん

ですが、明治19年9月に亀井至一と

いう人が、着色法を偽造販売していた

ので、「侵害だー」と言って、小豆澤

さんが告訴をしたんです。 

 

 この結果、この年の12月9日に東京

軽罪裁判所(今とはちょっと裁判所の

仕組みが違っていました)の予審にて

「これは自分の発明だー」と言ったの

ですが、「元来この発明は、すでに

亡くなっている横山松三郎さんの発明

なのに、小豆澤さんも亀井さんも横山

さんから譲り受けたんじゃないんだから、

訴えちゃあ、ダメだよね」ということに

なりました。

 

 ということで、小豆澤さんは、「東京

軽罪裁判所は、相手やその証人の話

ばかり信用して、自分には1問もせずに、

特許無効だなどと言ったのはおかしい

よね」ということで、大審院に上告した

んです。

 

 そうしたところ、大審院では明治21年

の3月31に前の裁判全部を破棄して、

差し戻したんです。

 

 ということなのですが、ここまでしか

書いていないので、その後の結果を

調べるのも面倒なので、興味がある方は

自分で調べてみてください。

J-PlatPatを使い倒そう  その6  簡易検索裏技篇??

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 ということで、「深ーい理由があるんです」

とか、「深ーい、からくりがあるんです」とか、

「裏技」とか銘打っても、しょせん、王花陣

ブログですので、いつものように、別に

深くも、裏技でもないわけでして。

 

 2回に分けて簡易検索について調べて

来ましたが、ご覧になったように、マニュ

アルに書かれていないことがいろいろ

あって、「心配で使えねーじゃん」となると、

プラピさんを使い倒せなくなってしまいます

ので、簡易検索は、どんなときに使えるん

だ?というのを調べていきましょう。

 

 まずは、マニュアルに「特許」と打ち込む

例があったため、「もしかして、特実のうち、

特許だけを調べてくれんのか?」と思って

しまうわけでして、「そうじゃないもんねー、

「特許・実用新案を探す」というのは、両方を

いっぺんに探すんだもんねー」とわかって

いれば何も問題はないわけです。

 

 さらには、出願情報を調べるのに、

キーワードを「特許」とする場合などは

ほとんどありませんので、別に普通に

キーワードを入れてand検索をすれば、

全然怖がることはないんです。

 

 さらには、商標を探すという画面では、

カタカナを入れると、称呼検索になって

しまうというのを勉強しましたので、

これが頭に入っていれば全然、問題ない

ですよね。

 

 さらには、簡易検索をする場合には、

次のようなメリットがあるんです。

 

 よく、競合他社の知財関係の力の

入れ具合を調べることがありますし、

この場合に、企業名を入れて調べる

ことが結構多いんです。

 

 この場合、まずは、企業名を入れて

検索をかけるわけですが、以下の画面を

お気に入りに入れておいたと致しましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20151127104053j:plain

 

 そうすると、上の画面が開きますので、

検索項目のところで、下のように、「出願

人/権利者」を指定する必要があるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151127104112j:plain

 

 しかーし、簡易検索では、別に出願人の

指定は必要ないんですね。

 

 たまーに、使うんだったら、毎回出願人を

指定してもいいんですが、結構頻繁に

使うようになると、指定するのは、結構

めんどくなるんです。

 

 また、皆様、ほとんどの方が特許関係

だけの検索にプラピさんを使うのでは?

と思うのですが、その企業は特許だけ

でなく、意匠とか商標とかの権利化に

どの程度、力を入れているのか?などを

調べるときには、簡易検索がもって来い

なんです。

 

 これは、まずは、特許関係では、上の

ように、「特許・実用新案テキスト検索」

画面で、出願人名を入れて、調べるわけ

ですが、次の意匠を調べるには、以下の

ようにするわけです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151127104150j:plain

 

 つまりは、意匠公報テキスト検索を開いて、

こちらのほうも、次に「出願人/意匠権者」を

選ぶわけですね。

 

 この後、またまた、企業名を打ち込むか、

どこかから企業名をコピペするわけです。

 

 さらに商標を調べるには、「商標出願・

登録情報画面を開き、検索項目で

「出願人~」を選び、またまた企業名を

打ち込むか、企業名をコピペするわけ

ですね。

 

 ということで、たまーに調べるんだっ

たら、この方法でいいんですが、知財

部員とかになっていっつも仕事でおこ

なうようになるとめんどいんです。

知財部員だったら、商用DBを使う

かもしれませんが)

 

 ということで、ここで「簡易検索」

君に、お出まし願うわけですね。

 

 (「俺は、特許しか検索しないんだ!!」

という方は、「ふーん」と鼻でせせら笑い

ながら、読み飛ばしてください。)

 

 たとえば、たとえば、例として、企業名を

「田中機械株式会社」というテキトーな会社

名で打ち込んで調べてみましょう。

(別に、「田中機械株式会社」さんがテキトー

な会社というわけではなく、ありそうな

名前をテキトーに考えただけですので、

「田中機械株式会社」さん、ごめんなさい。)

 

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f:id:oukajinsugawa:20151127104651j:plain

 

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 というように、「田中機械株式会社」を

毎回入れたり、コピペしたりする必要は

なく、意匠、商標検索に切り替えるだけで

いーんです。

 

 続く


J-PlatPatを使い倒そう  その7  簡易検索のメリット・デメリット

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 それでは、今回は、簡易検索のメリット・

デメリットを調べて行きましょう。

 

 まず、メリットとしては、特許・実用

新案の場合、そのうち説明する、「特許・

実用新案テキスト検索」では、ヒット数が

1000件を超えると(つまり、1000件まで

は大丈夫ですが、1001件になると、アウチ

という意味です)「検索結果なんて表示

してやんないもんねー」と言われてしまい、

日にちを指定したりして、1000件以下に

絞り込む必要があるんですが、簡易検索の

場合には、テキトーに1000件抽出して

表示してくれるんです。

 

 なぜ「テキトー」と書いたかというと、

以下のような理由からなんです。

 

 例として「ライオン株式会社」で検索

すると、「特許・実用新案テキスト検索」

では直近のものから以下のようになります。

f:id:oukajinsugawa:20151127104852j:plain

  

 これが、簡易検索のほうでは、以下の

表示となります。

f:id:oukajinsugawa:20151127104919j:plain

 

 さらに、「特許・実用新案テキスト検索」

での特開2014-172877」の近くを見てみると、

簡易検索では、表示されないものが出るん

です。

 

f:id:oukajinsugawa:20151127104943j:plain

 

 「なーんでかっ?」

 

 ということで、INPITさんに、簡易検索で

表示してくれる文献の抽出方法を、問い

合わせたのですが、INPITさんでも、わか

らないそうです。

 

 簡易検索恐るべし!!!

(「どーでもいーこと聞いてくる、いつ

ものバカからこんな問い合わせがあったぞ」、

ということで、「知らないのでは沽券に

かかわる」とか言いながら、そのうち

抽出方法を、調べてくれるかもしれま

せんが???)

 

 まー、簡易検索で、「雰囲気だけ楽しめ

ればえーんでないかい?」というところで

しょうか。

(「メリットでもなんでもねーじゃん」

というのは、さらっとスルー致しま

しょう)

 

 じゃあ、デメリットは何だ?というと、

意匠の場合、「意匠公報テキスト検索」

の場合、一覧表示では、下のように

イメージをパッとつかめるんですが、

簡易検索の場合には、一覧表示に

してから、一つ一つ文献をクリックしな

いと、内容がわからないんです。

(ちなみに、この前も説明しましたが、

「イメージがありません」というのは、

秘密意匠になりますよ)

 

・意匠公報テキスト検索の一覧表示

f:id:oukajinsugawa:20151127105103j:plain

 

 

 ・簡易検索の一覧表示

f:id:oukajinsugawa:20151127105145j:plain

 

 ということで、簡易検索のメリット・

デメリットの主なものをまとめると、

以下のようになります。

 

1 簡易検索のメリット

 

・ 出願人で特・実、意、商を調べる場合には

  簡単

 

・ 大企業の出願の雰囲気を探るときには

  1000件を表示してくれるので簡単

 

・ どの程度の数の出願(意・商の場合は登録

  も含む)があるかを調べるには簡単

 

2 簡易検索のデメリット

 

・ 検索方法がよくわかっていないと、情報に

 信頼性なし

 

・ 出願数が多い企業を調べる場合、意匠の

  内容を見るには不便

 

・ 1000件以上の出願を調べる場合、最新の

 公開情報が漏れる

 

 ということで、さらにいろいろありますが、

まあ、簡易検索は、簡易的に雰囲気を

掴む場合に使用して、詳細を調べる

場合には、これから説明していく方法で、

検索をかけて行きましょう。

Bubble JumperとPowerbocking、それともパワーライザー、ジャンピング・スティルト?

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バブルジャンパーという、遊びというか、

競技というか、よくテレビで取り上げ

られていますね。

 

 どんなものかというと、風船?の大きな

ものを身にまとい、ぶつかりあう遊びと

いうか、競技なわけでして。

 

http://bubblejumper.com/

 

 国際ロボット展2015でも体験会が実施

されていたようです。

 

併催企画|2015国際ロボット展

 

 このバブルジャンパー、大きな風船を

身に着けるだけでなく、大きく飛び上がる

事ができるパワーボッキングというのを

足につけてポンポン飛び跳ねながら

ぶつかり合うのがミソなんですね。

 

 パワーボッキングというのは、まだ

日本ではそれほどなじみがないようで、

ウイキは以下のようになります。

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Powerbocking

 

 日本のウイキではパワーボッキングを

含む説明となっています。

 

ジャンピング・スティルト - Wikipedia

 

 この飛び跳ねることができる器具を

つけると、大きく飛び跳ねることができ、

トランポリンでよくやるように、前方や、

後方宙返りなどができるのですが、

これをおこなうには、下が硬いコンク

リートなどのところでおこなう必要が

あり、へたをすると、頭から落ちたり

して非常に危険性がありましたが、この

バブルジャンパーのほうは、安全性

という点では、優れているのでは。

 

 以下はYouTubeです。

 

www.youtube.com

 

 ということで、パワーボッキングは

まだ日本ではなじみがありませんので、

どんなものなのか特許の点から見て

みることにいたしましょう。

 

 ウィキにあるように、これは、どいつの

特許だ?というように、ドイツ人の方が

発明したもので、ブランドネームは、

7 League Boots,や、Air-Trekkers、

Powerizers、Pro-Jump、 Powerskips

などいろいろあるようです。

 

 なんでボッキングなの?というと、

ドイツのBöckさんが発明したので、

ボッキングと言うようで、違うブランドの

ものは、違う名前のようですね。

 

 Böckさんの発明は、US特許6719671

から貼り付けると、以下のようになって

おり、強力なバネにより、YouTube

あるように、高く飛び上がったり、

ジャンプしながら走ることができるん

です。

 

f:id:oukajinsugawa:20151206094809j:plain

 

 なじみがないといってもウエブを見ると、

販売などもされていますので、マニアの

間では、知る人ぞ知る???

 

【販売サイト】ジャンピング・スティルト(シューズ)通販

 

 

www.extreme-sports.jp

 

パテントマップ特許分析スマホ編 11  基本的電気素子

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 ということで、以下のG06計算、計数

関係、H04の電気通信技術を見て来ま

したが、それでは、H01の基本的な電気

素子はどうなっているのかを見てみま

しょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20150822170908j:plain

 

 そうすると、以下のように、やはり半導体

が多く、コンデンサ、電池などもスマホ

とっては重要ですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20150825142730j:plain

 

 最初に分析した以下のように、部品の

研究開発をおこなっているサムソン電機

コンデンサの開発に力を入れているのが

わかります。

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 他のメーカーさんは、ソフト関係や

部品を購入して組み立てるメーカー

さんですので、これらの電気素子の

研究は少ないのでしょう。

 

 半導体素子についても見てみると、

以下のように、やはり、ソフト関係や

組立関係の企業は少ないですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20150825125910j:plain

 

 クアルコムさんは半導体屋さん

ですが、日本への出願は少ない

ようです。

 コンデンサーの内訳は以下となります。

 

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f:id:oukajinsugawa:20150825125947j:plain

 

 コンデンサーは、誘電体使用の

コンデンサーですので当然ですが)、

積層型の研究がおこなわれている

ようです。

電池要らずの電気自動車?

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   今回は、豊橋技科大、大平先生の、

研究の話です。

(としたり顔?で書いていますが、全然

面識はないんです。すんません)

 

 ガソリン要らずで、しかも電池も必要

なくって、地面から電気を常に受け取って

走れる電気自動車があったら便利です

よね。

 

 下のURLのように、英国では、非接触

充電レーンというのを設けて試験をおこ

なうそうですが、まだまだ、100%電気を

受け取って走るまでにはいかないんでは

ないかと思います。

 

http://www.huffingtonpost.jp/engadget-japan/uk-ev-lane_b_8006804.html

 

 日本ではまだ英国の実験までは行きま

せんが、供給ステーションで非接触充電

できる、非接触給電ハイブリッドバス

などは走っているようですが。

 

http://www.kotsu.metro.tokyo.jp/newsevent/news/bus/2011/bus_i_201101241_h.html

 

 じゃあ、日本では、電池要らずで走り

ながら電気を受け取り走行できるような

研究はされているのか?というと、たと

えば、豊橋技科大の大平孝先生(教授)

と、豊田中研さんから、特開2012-

175869「車両給電装置及び車輛給電

方法」などが出ているんです。

(特許5777139号です)

 

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 これは、どんな内容かというと、

 

【課題】は、「車両に対して、駐車、

走行時に、構造簡単にして、安定して

高効率で給電すること」であって、

 

【解決手段】は、「車両の有する第1

タイヤ11の下方に設置された第1導体

21と、車両の有する第2タイヤ12の

下方に設置された第2導体22とから、

第1タイヤ11及び第タイヤ12を介して、

車両に給電する車両給電装置であり、

第1タイヤ11に近接し、第1タイヤ11と

容量結合して、車両に配設された第1

電極41を有し、第2タイヤ12に近接し、

第2タイヤ12と容量結合して、車両に

配設された第2電極42を有する。第1

導体21と第2導体22の間に給電され

る交流電力を、第1電極41と第2

電極42により受電する受電装置40を

有し、第1導体21と第2導体22の間に

交流電力を給電する電源装置30を有

する。」んです。

 

 まあ、上のように、道路からタイヤを

通じて電力を受け取って走行するわけ

ですが、大平先生のところでは、まずは、

1周20m程度のコースで、バッテリー

なしの車で、走行テストをおこなって

いるそうで、残念ながら、まだ時速

6㎞程度だそうですし、特許の図に

あるように、ある程度のバッテリーは

必要でしょう。

日経産業新聞の受け売りです)

 

 この技術を実現させるためには、

やはり上の図にあるように、道路に

金属シートを埋め込む必要があります

ので、インフラ的に結構難しいものが

ありますが、それはさておき、原理と

しては、道路に埋め込まれた金属

シートと、タイヤのリボン上金属メッ

シュで作られたスチールベルトとの

間がコンデンサーとなり、電界結合

方式により給電できるそうなんです。

 

 大平先生、インフラ部分では、大成

建設さんと、共同研究を開始している

そうで、東京五輪の2020年までには

実用化する決意のようで、天候面など

の路面状態の影響などもまだまだ

研究課題は多そうです。

 

 それでは、ほかにもこのような研究が

されているのか?というのを調べて

みましょう。

 

 まあ、いろんな技術分類が考えられ

ますが、この特許文献に付されている、

IPCのうちの、

H02J7* 電池の充電または減極または

    電池から負荷への電力給電の

    ための回路装置

H02J17/00 電磁波による電力給電または

     電力配電のための方式

B60L5* 電気的推進車両の動力供給線の

    ための集電装置

を使って、いつものように、いいかげん

検索??をおこなってみましょう。

(仕事で分析するときには、きちんと

検索しましょうね!!)

 

 そうすると、ここ10年で見てみると、

2015年は、まだ1か月ありますが、最近、

富に研究が加速されているようです。

 

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 出願人の上位10社は、以下のように

なりますよ。

 

f:id:oukajinsugawa:20151202160453j:plain

 

 最近の公開は、以下のようになって

いますので、興味のある方は、自分で

内容を調べてみてください。

 

f:id:oukajinsugawa:20151202154554j:plain

 

 ということで、大平先生、どんどん

研究をしていただいて、便利な世の中に

してください。

 

 それでは、また。

J-PlatPatを使い倒そう  その8  簡易検索で遊んでみよう!!

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 それでは、今回は、実際に簡易検索を

使って遊んでみましょう。

 

 何という言葉を入れましょうかね。

 

 「空飛ぶ自動車」と「空中自動車」などと

入れてみましょうかね。

 

 そうすると、しめしめ、以下のように

出てきましたね。

 

f:id:oukajinsugawa:20151120155823j:plain

f:id:oukajinsugawa:20151120155843j:plain

 ちなみに、この前書きましたが、検索して

いるのは「要約」、「請求の範囲」、「発明

の名称」、「出願人/権利者」、「発明者」の

項目で、明細書の詳細な説明のところは

検索していませんので、以下のように、

発明の名称に検索ワードが入っていない

ものは、要約などに検索ワードが入って

いるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151120155908j:plain

 

 図を貼り付けると以下のようになり

ますよ。

 

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f:id:oukajinsugawa:20151120155947j:plain

 

 

f:id:oukajinsugawa:20151120160026j:plain

  

もうひとつ、調べてみましょう。

 

今度は「水陸両用車」と入れてみましょう。

 

 すると、188件もヒットしました。

 

 上から15件を示すと以下のように

なり、そうそうたる企業から出願されて

いますね。

(この前、1000件を超えた場合、どのように

抽出されて表示されるのかわからないと

書きましたが、1000件以下の場合には、

確実に直近公開のものから表示されます)

 

f:id:oukajinsugawa:20151120160107j:plain

 

 試しに、サムソンさんを覗いてみると、

請求項に、いろんな乗り物が列挙されて

おり、ここに「水陸両用車」も記載されて

いるためヒットしています。

 

f:id:oukajinsugawa:20151120160153j:plain

 

 今度は、意匠を、「水陸両用車」で

調べてみましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20151120160219j:plain

 

 2件とも、以下のように、意匠に係る

物品名でヒットしたんですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20151120160243j:plain

 

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 それでは、最後に商標を調べてみましょう。

 

 今度は、「タイガース」ででも、調べてみま

しょうかね。

 

 (「俺はジャイアンツファンなんだ」、

という方にはごめんなさい。 例として、

タイガースを取り上げただけですので)

 

f:id:oukajinsugawa:20151120160405j:plain

 

 上のように128件も出てきましたが、

ちょっと貼り付けると、以下のように

なりますよ。

 

f:id:oukajinsugawa:20151120160433j:plain

 

 ちなみに、「タイガー」にすると、502件

ヒットして、タイガー魔法瓶も出てきます。

 

 というように、ゲーム感覚で楽しんで

いるうちに、次第に使い方に慣れてきます

ので、プラピさんを使い倒しましょう。

 

(「俺は、プレステで遊んでるほうが好き

なんだ」という方や、「あたし、スマホ

ゲームをしてるほうが好きだわ」という方

には、ごめんなさい)

 

 次回は、いよいよ、特許・実用新案調査の

詳細に行きますよ。

パテントマップ特許情報分析ロボット編 1   スターウォーズ?それともSpheroさんのBB-8?

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 ロボットと言えば、人間型ロボットの

鉄腕アトム、ネコ型ロボットドラえもん

ドラミちゃん、リモコン操縦の鉄人28号

乗って操縦するマジンガーZ人工知能

のAIや、人格や記憶などを電子頭脳に

移植された8マンなどいろいろあるわけ

でして(テレビでは、キムタクさんが

主演の、安堂ロイドなどもありましたね)、

スターウォーズではC-3POR2-D2

最新の「フォースの覚醒」では転がる

ロボットBB-8が出て来て、BB-8の

ミニチュアが、実際に発売されている

そうで。

 

www.itmedia.co.jp

  

BB-8 | Sphero Japan

 

 開発したのは、2014年にOrbotix

から名前を変更したSpheroさん

ですが、どんな構造になっているのか

というと、以前のいろいろな発明の

「SELF-PROPELLED DEVICE」に、

頭をつけた、US特許9090214

「MAGNETICALLY COUPLED

ACCESSORY FOR A SELF-

PROPELLED DEVICE」というもの

なんですね。

 

 例として以下となりますよ。

 

・ US特許9193404(出願日2013/9/24)

Self-propelled device with actively engaged drive system

 

 f:id:oukajinsugawa:20151210080531j:plain

 

・ US特許9090214(出願日2014/8/13)

Magnetically coupled accessory for a self-propelled device

 

f:id:oukajinsugawa:20151210080556j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20151210080615j:plain

 

 コロコロ転がっても頭がくっついて

いる原理は、請求項の1に書いてあり、

内部マグネットと外部球形ハウジング

表面に付けられた頭部が、磁力でくっ

ついているんですね。

 

 ということで、実際の世界では、ロボット

展などとWEBに打ち込むと、この前開催

された、ロボット展2015の記事がずらー

っと出て来るわけでして、産業ロボットや

サービスロボット、癒し型ロボット、

医療用ロボット、エンターテイメント

ロボットなどいろいろ開発されており、

この前は、そのうちの、体をアシスト

してくれる、ロボットスーツをシリーズ

もので分析してみました。

 

 今回は、その第2弾として、まあ、

ヒューマノイド系を中心とした、いろんな

ロボットを分析をしてみましょうかね。

 

 この前の分析では、マニプレーター

のFタームがありますよーということ

で、Fタームテーマコード3C707なども

使って分析をおこなったわけですが、

Fタームテーマコードがあるという

ことは、当然、FI分類もあるわけで

して。

 

 パテントマップガイダンス(PMGS)

で、Fタームテーマコードを調べると、

3F059と3F060、3F061というのが

平成12年に統合再作成されて、

3C007「マニプレータ・ロボット」に

なり、平成22年にさらに3C707に

なり、1985年以降に発行された

文献は、この3C707で解析できる

ことが書かれています。

 

 尚、そのFタームは、いつから

いつまでの文献が解析対象なん

だ?というのに興味がある方は、

以下を参照してください。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 ということで、PMGSで3C707を

出してみると、以下のように、この

FタームのFIカバー範囲は、B25の

J1/00から21/02までであると書かれて

います。

 

f:id:oukajinsugawa:20151210080930j:plain

 

 それではということで、B25Jを見て

みると、B25J5/00というところに、

B25J5/00Fは、二足歩行ロボットです

よーと書かれているんです。

(以下は、エクセルに貼り付けた関係で、

PMGS画面表示とは異なっています)

 

f:id:oukajinsugawa:20151210081010j:plain

           

 Fタームのほうも見てみると、用途と

して、AS34「・サービス用」、AS35「・医療

用」とか、AS36「・エンタテイメント用」

などがあり、これらでも検索できるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151210081122j:plain

 

 さらには、マニプレーターの種類、

タイプというところでは、BS27「・・

人間型マニプレータ」があり、自律

型のタイプというところでは、WA03

「・・・人間型」や移動形式が二足の

WA13「・・・二足」などもあるんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151210081214j:plain

 

 よくテレビに出てくる、「・ヘビ型」の

BS17などもありますよ。

 

 ということで、このFタームで、

ヒューマノイドのみならず、産業用、

サービス用、エンタテイメント用など

楽しく分析できますので、次回からは、

実際に特許情報を分析して、研究

開発がどのように動いているのか

探っていきましょう。

(ちなみに、FI分類では、運輸関係に

振り分けられていますが、B62D57の

02Eという歩行式ロボットというのも

ありますので、こちらも参考に、

致しましょう)

 

 それでは、また。

 

Googleさんの血糖値測定用ウエアラブル

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 この前、アボットラボラトリーズで、

採血無しで血糖値を測定できるセンサーを

日本で医療機器承認申請しているという

話をしたばかりですが、今度は、

Googleさんでも特許出願したという

記事が載っていますね。

 

http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/idg/14/481709/120900159/

 

 内容は、上記記事を読んでもらえれば

わかりますので、公開公報から、さらに

詳細構造を調べてみましょう。

 

 公開番号は、US20150432509A1で、

発明の名称は、{Needle-Free Blood

Draw」となっています。

f:id:oukajinsugawa:20151211095638j:plain

 

 まずは、200というのが全体システム

です。(図では分析器などは省略されています。)


 上の図で、右側の222が皮膚組織と

なっていて、一番左の208に空気やCO2

N2、Heなどの高圧ガスが入っています。

その右の210が測定バルブで、一定量の

高圧ガスをその右の212のチャンバーに

供給します。

 

 黒丸の216が、皮膚に孔を開けるための

マイクロパーティクルで、大きさは10μmから

250μmの間で、右側の内側の207の管も

直径が同じ程度ですが、この管よりもマイクロ

パーティクルは小さくなっています。

 

 マイクロパーティクルは、体内で分解する、

鉄や金の元素や、塩、砂糖、ポリ乳酸グリコ

ール酸(PLGA)などでできているそうです。

 

 214は、高圧ガスを発射するためのトリガー

バルブで、218はフローコンディショナーと

なります。

 

 220は、メンブレンフィルターで、真空に

しても急激に真空度が落ちないようになって

います。

 

 ここで、まずは、外管202内と内管206内を

真空にして、管を皮膚222に押し当てます。

 

 その後に、トリガーバルブ214を開くと、

チャンバー内の高圧ガスが急激に216の

マイクロパーティクルにぶち当たり、さらに

その先が真空のために、マイクロパーティ

クルが、音速で皮膚にぶつかり、0.25㎜から

2㎜程度の深さまで到達するそうです。

メンブレンフィルターを通過するそうです)

 

 そうすると、203の外管も真空なため、微小

血液がそこを通って分析装置に入るんだそう

ですよ。

 

 この管を短くするためには、次のような

実施例もあるそうです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151211095814j:plain

 

 ほんとに痛くないんでしょうか?

 

 この前、針のない注射器の話もしま

したが、原理はおんなじですね。


J-PlatPatを使い倒そう 簡易検索番外編 コロコロ

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 この前、テレビを見ていましたら、

100均商品を海外に持っていく、と

いう番組をやっていたのですが、

掃除道具のコロコロも100均で

売っているんですね。

 

 調べると、ダイソーさんで売っている

ようで、WEBでの使用した感想は、

「テープを3~4本替えたら壊れちゃった」、

などというものもありますが、まあ、

正規のコロコロではないんでしょう。

 

 ということで、なにげに「コロコロ」と

言っていますが、きっと、商標登録が

されていて、正規製品でないと「コロ

コロ」とは呼べないんでは?と思い

ますので、早速調べることにいたしま

しょう。

 

 まずは、ヤホーで、「コロコロ」と

入れてみると、小学館の雑誌「コロ

コロコミック」が一番先に出てくるん

ですね。

 

 それでは、それではということで、

今度は「コロコロ」でググってみると、

やっぱりコロコロコミックが一番上

ですね。

 

 やっぱり、妖怪メダルとかのコロコロ

公式サイトがありますので、こちらの

ほうが人気なんでしょう。

 

 ということで、気を取り直して、

「コロコロ」を作っているのはどこ

なんだ?と調べてみると、日東電工

さんの子会社、ニトムズさんだったん

ですね。

 

http://www.nitoms.com/

 

 ニトムズさんの正式名称は、「株式

会社ニトムズ」さん、設立が1975年、

資本金が1億6,000万円、従業員が

176名、事業内容は、日用家庭用品の

製造・加工・販売及び輸出入となって

います。

 

 以下のニトムズ誕生物語では、1970

年に日東さんの中に粘着テープの

家庭用商品化を目的に開発チームが

発足し、ニトムズという名前は、会社名

から名づけられたんだそうですね

 

http://www.nitoms.com/kaisha/index.html

 

 ということで、まずは、簡易検索で

商標を探してみましょう。

 

 まず、今まで勉強してきた、カタカナで

入れると「称呼検索」になるぞ、ということ

で、「コロコロ」と入れてみましょう。

 

 そうすると、「すんごいですねー、すん

ごいですねー」ということで、114件も

ヒットして来ました。

 

f:id:oukajinsugawa:20151201125040j:plain

 

 上のほうから少し貼り付けると以下の

ようになり、絵本もありますし、不二家

さんや、薬品メーカーさん、アース製薬

さんなどもあり、「おむすびころころ」

なんていうのもあるんです。

 

 下に貼り付けていませんが、このほかに、

「豆つぶころころ」とか、「梅の実ころころ」、

「コロコロチーズ」、「お芋ちゃんコロコロ」、

「こんがりコロコロ」、「どんぐりコロコロ豚」、

「ころころコロタン」など、これでもか、と

いうぐらいいろんなものがあるんですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20151201125107j:plain

 

  株式会社ニトムズさんからも、

いろいろ出ていますが、この前勉強

した、出願人名で調べてみましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20151201125146j:plain

 

 そうすると、一覧表示は貼り付けま

せんが、最初は、企業名の商標登録が

多く、「コロコロ」関係は、清掃用具と

しては、紙製ナプキンや紙製ハンカチ

だけで、くるみ割り機とか、アイス

ペールなど、いろんな商品で登録が

されており、次に、紙製ごみ収集用袋

などの登録になっており、清掃用具と

して登録されはじめたのは、2005年

頃からだというのがわかります。

 

 簡易検索も、結構使えて、ばかに

ならないでしょう???

 

 ということで、ここで、この前説明

した裏技??が使えて、特・実と、

意匠は、画面を切り替えて、「検索」を

クリックするだけで、いーんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151201125237j:plain

f:id:oukajinsugawa:20151201125255j:plain

 

 

f:id:oukajinsugawa:20151201125306j:plain

f:id:oukajinsugawa:20151201125321j:plain

 

 ちなみに、「意匠に係る物品」で、

空白のものは、秘密意匠となります。

 

 ということで、それではまた。

 

 

 知られざる特許の旅 第8回  明治の初めの専売特許権者は儲かった? それとも・・・・・・ その4

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 次は、特許第54号の軽便非常長持

です。 

 

f:id:oukajinsugawa:20150826074332j:plain

 

 発明は、神奈川の関口順之助さんで、

地震のときに(そうは書いてなくて、非常の

ときにですが)、簡便に持ち運びができて、

何もないときは畳んでしまっておけるん

です。

 

 便利でしょう!!??

 

 明治19年11月から21年4月までの

販売数量は約100個で、売上約200円で、

1個2円だったんですね。

(当時の貨幣価値については、第1回目で

取り上げていますので、知りたい方は

見てください)

 

 販路は主として東京、横浜で、比率は

7対3、売上げに対する利益はあるん

ですが、そのほかに、工場建設、諸道具

購入費などがあり、全体を見ると、赤字

だったんです。

 

 知る限り侵害者はいないのですが、

類似品を製造する者がいると聞き

及んでおり、どこの時代でも真似を

する人はいるもんです。

 

 次は、納涼団扇ですが、これは、

以前に書きました。

 

 1台売れて25銭の利益だったんですが、

15年の専売特許期間を選択しましたので、

特許局から最初に「金弐拾円也」を取ら

れていますので、大赤字だったでしょう。

 

 次は、「鮨漬箱」で、東京の木村清さんの

発明です。(特許第26号)

 

f:id:oukajinsugawa:20150826074501j:plain

 

 この発明では、寿司を1個1個握る

必要がなくて、一度に作ることができる

ので、有益なんだそうです。

 

 明治19年4月から21年4月までで、

販売数量825個、売上103円75銭

1個12.5銭程度ですね。

 

 販路は相応に開けているそうです。

 

 残念ながら、専売特許権を得たからと

いって、これによる利益は出ていない

そうで、製造販売は木村さんが全部

自分でやっているそうです。

 

 次は、特許第136号の冠り蝙蝠笠で、

長野の横山與一郎さんの発明です。

 

f:id:oukajinsugawa:20150826074536j:plain

 

 これは、蝙蝠傘のように畳むことが

できて、被ることができるので、使用、

携帯とも便利で、日傘にもなるし

雨傘にもなるので、新奇有益なんです。

(「よく考えられた発明だとは思うの

ですが、よっぽど大きな傘でないと、

濡れるんじゃあねーか?」と思うのは

私だけ?

 

 明治19年5月から21年4月までで、

販売数量1,740個、売上額748円40銭

と販路は大きいのですが、費用の問題

などで、製造を拡張するまでに至って

いないんだそうです。

 

 何にお金がかかっているんでしょう?

 

 実施以来の純益は、69円70銭で、

製造は横山さん本人がおこなっています

が、販売のほうは委託してるんだそうです。

 

 儲かっているんですね。

 

J-PlatPatを使い倒そう  その9  期間はいつからいつまで検索できるんですか?

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 ということで、概要と簡易検索の勉強が

終了したわけですが、プラピ(J-PlatPat)

さんで、何ができるんだ?というと、特許

や実用新案、意匠、商標の出願情報や登録

情報を調べることができたり、審判情報や

審査経過、どんな拒絶理由が通知され

たんだ?なども調べることができるんです。

 

 さらには、ある程度の外国の公報も

調べることができるんですね。

 

 プラピさんでは、新しく、論文検索の

J-GLOBALともドッキングされているん

です。(論文の内容を見るには、お金が

必要ですが)

 

 また、IPCなどの国際技術分類や、

日本の技術分類も調べることができ

るんです。

 

 じゃあ、できないことはなんだ?と

いうと、訴訟情報などは見ることはでき

ませんし、海外特有の技術分類(たとえば、

CPCというものや、USPCというもの

など)などは調べることはできませんし、

さらには、テレビ番組を予約できませんし、

ご飯のおかずにもできません。

(「バカヤロー、寒くなるから、変な話

書くなよなー」というところですが)

 

 また、商用データベースと何が違うかと

いうと、一回検索したら、それでおしまいで、

1回ごとの検索式を保存できないので、

後で、それらの検索式を使ってさらに検索

式を作ることができないんです。

 

 さらに、内容の一括ダウンロードというのが

できませんので、以下のようなエクセル表を

作るには、一回一回、文献番号をクリックして、

要約や請求項を出して、コピペをしなければ

ならないんです。

 

f:id:oukajinsugawa:20151203121356j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20151203121408j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20151203121422j:plain

 

 ちなみに、これも無料で使える「かんたん

特許検索」というのがあるのですが、こちら

のほうは、要約も一度にダウンロードでき

たり、被引用回数を調べたり、IPCやFIの

ランキングを出して、2次検索用の技術

分類決めをしたりできますので、そのうち、

忘れなかったら取り上げてみましょう。

(残念ながら、プラピさんのように古い

ものも検索できるわけではなくって、

ここ10年間ぐらいしか検索できないん

です。

 また、なぜ無料なの?というのは、

ホームページでは、

「かんたん特許検索は、以下の収入を

運用費用の一部に充てることで、皆様に

無料でご利用頂いております。

◾サイトに掲載する広告収入

◾かんたん特許検索をベースにカスタ

 マイズしたシステムの開発・販売」

だそうですよ。)

 

かんたん特許検索 | 無料・簡単操作で特許検索

 

 話はプラピさんに戻って、まあ、それでも、

検索を仕事としていない方にとっては、ある

程度使えますし、意匠や商標も検索できると

いうのは重宝しますね。

 

 それでは、マニュアルにも書かれていますが、

読むのが面倒でしょうから、同じ内容ですが、

プラピさんの基礎的な画面構成から簡単に

調べて行きましょう。

 

 まずは、以下をクリックして、プラピさんの

画面に入りましょう。

 

https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

 

 そうすると、マニュアルに書かれている

画面とは、現在はちょっと違っていますが、

右下のほうに、「マニュアル等ダウンロード」

というのがありますので、まだマニュアルを

ダウンロードしていない方は、ここから

ダウンロード致しましょう。

 

f:id:oukajinsugawa:20151203121534j:plain

 

 といいつつ、これもマニュアルに書かれて

いる画面とは変わっていて、一番右下に、

「あなたは9,944,827人目の来館者です」

というのがあるんですね。

 

 今まで使っていましたが、じぇーんじぇん

知りませんでした。

 

 もうすぐ1000万人目になりますが、

1000万人目には記念に、何かもらえるん

でしょうか?

(「そんなわけねーだろー」という声は、

シカトいたしましょう。

皆様がこのブログを見ている段階では、

1000万回を突破していますよ)

 

 来館者というからには、工業所有権

情報・研修館(INPIT)へのアクセスなの

でしょうか?

 

 はたまた、プラピさんへのアクセス回数

なのでしょうか?

 

 INPITさんのホームページには、このよう

なアクセス数のところがありませんので、

プラピさん単独なんでしょうかね?

 

 といいつつ5分ぐらいたってから、再度

アクセスすると、あっという間に9,945,669

になってしまっています。

 

 プラピさん、引っ張りだこ???

 

 それでは、いつからいつまでの文献が

検索できるんだ?というのを調べてみま

しょう。

 

 今度は、先ほどのところの上にある、

「文献蓄積情報」というのをクリックすれば

いいんですね。

 

f:id:oukajinsugawa:20151203121649j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20151203121713j:plain

 

 試しに、「特許・実用新案テキスト検索」の

場合はどうかというと、赤枠をクリックして

もらえれば、見ることができるんです。

 

 検索できる期間は、それぞれの検索画面

でも調べることができ、たとえば、「特許・

実用新案テキスト検索」画面では、右下に

「文献蓄積情報」というのがあり、ここを

クリックすると、「特許・実用新案テキスト

検索」だけの検索期間が表示されますよ。

 

f:id:oukajinsugawa:20151203121804j:plain

 

 尚、検索画面ごとに、検索できる期間が

異なっており、「特許・実用新案テキスト

検索」では、テキスト形式で検索するため、

昔のPDFしかないものは、検索をしてくれ

ませんが、「特許・実用新案番号紹介」の

ほうは、PDFでも番号が割り振られていま

すので、明治18年の特許第1号から検索が

できるんです。

(このへんは、それぞれの検索画面の

部で、調べて行くことに致しましょう)

 

 ちなみに、古い時代の特許はどのような

ものだったんだ?というのは、「特許の

歴史・知られざる特許の旅」シリーズで

書いていますので、興味のある方は、

そちらを見てください。

 

 

積水化成さんの、水なし活魚輸送箱

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 この前、ヒラメの冬眠の特許出願の

話をしました。

 

oukajinsugawa.hatenadiary.jp

 

 上のブログを書いた時点では、まだ

水無し活魚輸送箱の出願公開はされて

いなかったのですが、この出願公開が

されていましたので、ちょっと覗いて

みましょう。

 

 出願は2014年3月31日、出願番号が、

2014-73552(特開2015-195732)、発明の

名称が、「活魚用容器、及び活魚の収容

方法」で、出願人は、積水化成品工業

株式会社さんと、公立大学法人宮城大学

なっています。

 

f:id:oukajinsugawa:20151214085156j:plain

 

f:id:oukajinsugawa:20151214085216j:plain

 

 

f:id:oukajinsugawa:20151214085308j:plain

   

 要約によると、

 

【課題】活魚の無水輸送における生存率を

より高められる容器の提供。

 

【解決手段】活魚を無水で収容する活魚用

容器において、底壁及び底壁の周縁から

立設された側壁14を有する容器本体10と、

容器本体10の開口部を塞ぐ蓋体20と、

容器本体10内に設けられ、活魚が載せら

れる底板33を有するトレイ30と、を備え、

トレイ30と容器本体10の側壁14との間、

及びトレイ30と容器本体10の底壁との間

には、それぞれ離間部が形成され、トレイ

30の底板33は、胴載置部31と尾載置部

32とを有し、底板33には、貫通孔39が

形成され、容器本体10には、トレイ30の

尾載置部32の近傍に保冷剤収容部51、

52が形成されている、活魚用容器100。  

 

 だそうで。

 

 発明の詳細な説明を見てみると、今までは、

活魚の輸送には、タンクに海水を入れ、その

タンク内に空気を送り込みつつ活魚を泳がせ

ながら車両によって運ぶ方法が採用されて

きましたが、ご存知のように、活魚の輸送の

場合、海水も運ばないといけないわけでして。

 

 このため、車両の最大積載量に対して運ぶ

ことが可能な活魚の量が少なく、輸送効率が

悪かったわけですね。

 

 さらに、輸送費用が高い航空機による輸送

には適さなかったり、輸送中に活魚がタンクの

内壁に衝突して、頭部を怪我したり、鰭が折れ

たり、お魚さんにとっても大変なわけなんです。

(お魚さんからは、「結局、食べられてしまう

さかなの身にもなってくれよー」と言われそう

ですが)

 

 これに対して、活魚を、水の無い状態で輸送

(無水輸送)する方法も今までにいろいろ提案

されていて、側壁と底とが一体的に発泡樹脂

にて形成された容器本体を密閉できるように

して、内面側に熱媒体を配設して、均一温度に

できる保持容器や、冷気供給孔を設けた箱状

にして、蓄冷材の冷気供給したりする保冷

容器もあるんです。

 

 これは、容器内を均一温度に維持することで、

活魚の生存率向上を図ったりするわけなん

ですが、 活魚の無水輸送においては、

より高い生存率が求められるんですね。

 

 上に書いた今までの発明では、容器本体

全体が均一に冷却されるんですが、今回の

本発明者らが検討してみると、、容器本体

内を均一に冷却し保冷する場合、活魚の

生存率の向上が図れなかったんだそうです。

 

 これは、活魚の頭部側と尾側とが同じ

速度で冷却され、活魚の頭部側にある内臓

(心臓など)が過剰に冷却された状態と

なるため、と考えられるんだそうです。

 

 このため、今回の発明の活魚用容器は、

トレイと容器本体の底壁との間に、それぞれ

離間部を形成して、トレイの底板には、

貫通孔を形成して、トレイの尾載置部の

近傍に保冷剤収容部を形成させるように

したんです。

 

 このようにして活魚を収容して、保冷剤

収容部に保冷剤を収容した後に、容器内に

酸素ガスを充填して密閉すると、活魚の

無水輸送における生存率をより高めること

ができるんですって。

 

 実施例では、発泡ポリスチレン系樹脂の

成型体容器を作製し、緩衝シートはポリ

ウレタン系樹脂発泡シートを使用したそう

ですよ。

 

 

 

WIPO World Intellectual Property Indicators 2015

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 WIPOさんから、上記タイトルのレポートが

今年も発行されていますね。

 

http://www.wipo.int/ipstats/en/wipi/

 

 2014年の特許出願数の伸び率は4.5%、

中国は12.5%とすごいもので、日本は

-0.7%と減少しています。

(中国知財産権局のHPを見ると、

2015年の11月時点で、もう2014年の

総数を上回っていますが)

 

 中国は、商標出願の伸び率も18.2%

ですので、中国、恐るべし!!

 

 特許出願数では、日本は3位、商標

出願数は5位、意匠出願数は7位と

なっています。

 

 2003年から2012年までの出願数1位

企業は、パナさん、2位がサムソン、

3位がキャノンとなっています。

 

 同じように、出願上位100社の、分野別

では以下となっています。

 

f:id:oukajinsugawa:20151215145107j:plain

 

 以下のように、上位10社の上位3位までの

分野別比率なども載っていますので、さらに

詳しくは、PDFをダウンロードして見て

ください。

 

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