向けの機能を強化した、パルロ君の
新型機を昨年12月(2015年12月21日)
から販売始めましたね。
パルロ君は2010年から販売して
いるそうですが、高齢者に体操の
指導をおこなったりするそうで。
「いきなり話、始めんなよなー、
パルロ君って言ったってわかるわけ
ねーだろー」ということで、パルロ
君は以下となっているんです。
まあ、癒し系ロボットですかね。
それでは、富士ソフトさんって、
どんな会社かというと、正式名称は
9749、本社は横浜、設立が1970年、
資本金は約262億円、連結売上高が
約1,485億円、連結従業員数11,395名
という大きな会社で、事業内容は、
通信、社会インフラ、機械制御などの
ソフト、及び業務系のソフト開発で、
パルロ君は、この制御テクノロジーを
生かしているんですね。
このパルロ君、HPの仕様を見ると、
PRT-F050JWは、全高約40cm、
重量約1.8㎏、材質はABS/アクリル/
アルミ合金、アクチュエーターの自由度は、
頭部が2、腕部が6、腰部が2、脚部が
10だそうで、カタログによると、高齢者
福祉施設向けモデルIIが希望小売価格
税込723,600円、希望レンタル価格が
税込月額32,400円となっています。
アカデミックシリーズの最新版も
現在準備中のようですが、ボンビー
王花陣には、とても手が出せない
値段ですので、仕方がありませんので、
指をくわえながら、パルロ君を知財の
観点から見てみることに致しましょう。
まずは商標を見てみると、以下の
ようになっているんです。
・ 登録5274171
・ 登録5450123
指定商品・役務は、両方とも、電気通信
機械器具,電子計算機用プログラム、
おもちゃ,人形、電子計算機のプログラムの
設計・作成又は保守,電子計算機用
プログラムの提供なんです。
意匠を見てみると、登録1412806、
1405302で、以下のようになりますよ。
特許のほうはどうかいな?というと、
ロボット関係は以下のような出願と
なっています。
富士ソフトさんの全体の出願は以下の
ようになっていますので、ずーっと本業の
ソフト開発をおこなっていて、2010年頃
(出願が2010年ですので、もっと前と
思いますが)から、ロボットに力を入れ
始めたようです。
特許のほうは、たとえば、特許
5222971は、以下のようになって
います。
【課題】環境地図の作成と自己位置
推定を、求められる精度を確保しつつ、
安価に実現することのできる歩行ロボッ
ト装置及びその制御プログラムを提供
する。
【解決手段】環境地図を作成する機能は、
2ヶ所において撮影した地図作成用
環境画像から撮影対象物を示す代表点を
抽出し、代表点の位置と撮影した位置
座標とから撮影対象物の位置座標を求め、
撮影した地図作成用環境画像、代表点の
位置及び前記撮影対象物の位置座標
とを関連付けた環境地図を作成する。
自己位置を推定する機能は、任意の
位置座標において撮影した位置推定用
環境画像中の撮影対象物の代表点に、
対応する地図作成用環境画像中の撮影
対象物の位置座標を対応させ、交会法
によって前記歩行ロボット装置の自己
位置を算出する。