知られざる特許の旅 第9回 明治時代の技術 1
前回の続きで、次は、「錠及鍵」で、 東京の長野幸吉さんの発明です。 容易に合鍵を製造できないものだそうで、江戸時代のようび粘土に鍵を押し付けて、型を取る方法ではダメなんでしょうか?? 明治21年3月から4月までの2か月で販売数量450個、売上70円70銭、専売特許にして得た利益は11円と効果がありました。 特許年限は10年ですので、15円の特許料も差し引いた金額なんでしょうか?...
View Articleパテントマップ特許分析スマホ編 16 華為技術有限公司
今回はファーウェイさんですね。 出願公開状況を調べると、以下のようにリーマンショックの影響はあまり受けておらず、さらには、右肩上がりで、同じ中国のレノボさんとは様相が異なるようで、華為さん、要注意!というところでしょうか。 どんな分野に注力しているのか?というと、今まで分析してきたメーカーさんとは異なり、他の分野には手を出さず、一点集中主義のようです。...
View Articleパテントマップ特許分析スマホ編 17 LG
今回は、LGさんです。 LGさん、ラッキーゴールドスター、ラッキー金星、エルジー電子などなどいろんな呼び名がありますが、今回は、エルジー電子だけでなく、グループで分析してみましょう。 エルジーさんグループの出願公開を検索すると、14,000件以上となり、韓国メーカーさん、おそるべし!というところなのですが、以下のようになっています。...
View Articleパテントマップ特許分析スマホ編 18 マイクロソフト
今回はマイクロソフトさんです。 Windows10に切り替えました? 私は、まだ切り替えていないのですが、あと半年ですので、そのうち切り替えねばと思っているのですが、もうバグとか出つくしたのでしょうか? それでは、分析の話で、まずは、下のように出願公開で見てみると、大きく落ち込んでいる年があるのですが、何かあったのでしょうか?...
View Articleパテントマップ特許分析スマホ編 19 クアルコム(Qualcomm)
今回はクアルコムさんです。 日本での出願公開は2012年から急速に増加していますので、2010年頃から日本出願を重視し始めたのでしょうか? これを確認するために、USでの公開情報を調べると、以下のように徐々に増加していて、2012年公開から公開から増加しているわけではありませんので、クアルコムさん、やはり2010年頃から日本の市場を重視し始めたようです。...
View Articleカイコシルクで人工血管
この前、NHKで、バイオミメティクス(生物を模倣する技術ですね)の話をしていました。 このブログでも、いろいろバイオミメティクス技術の話をしていますが、カイコって、繭を作るときって、一本の糸だけで繭を作り上げるんだそうです。 カイコの繭を伸ばすと1200メートル以上にもなる一本の糸だそうで、すんごいもんですね。...
View Articleトンボの羽根で風力発電???
今回もバイオミメティクス(生物模倣技術)の話です。 よく、「バク転」のことを「とんぼ返り」と言いますが(どっかに行って、すぐ戻ってくることも、とんぼ返りですね)、ほんとにトンボって、空中でとんぼ返りができるんですね。...
View Articleパテントマップ特許情報分析ロボット編 3 出願概要
それでは、今回からどんなロボットが研究されているのかを分析していくわけですが、特許関係を含めたロボットの分析としては、以下のような特許庁の調査が公表されているわけです。 https://www.jpo.go.jp/shiryou/pdf/gidou-houkoku/25_robot.pdf...
View Articleパテントマップ特許情報分析ロボット編 4 いろんなロボット調べましょ。。。。
前回はロボット全体の出願は安定しているのに、人間型ロボットの出願は減少傾向であるというところで終わりました。 今回はこれをさらに見てみましょう。 同じIPCで比較できるように、二足歩行ロボットを含む、B25Jの5/00を日本とUSで比較すると以下のようになっていました。 ・ 日本 ・ US...
View Articleパテントマップ特許情報分析ロボット番外編 富士ソフトさんの、ヒト型ロボット、パルロ君
富士ソフトさんで、高齢者福祉施設向けの機能を強化した、パルロ君の新型機を昨年12月(2015年12月21日)から販売始めましたね。 パルロ君は2010年から販売しているそうですが、高齢者に体操の指導をおこなったりするそうで。 「いきなり話、始めんなよなー、パルロ君って言ったってわかるわけねーだろー」ということで、パルロ君は以下となっているんです。 https://palro.jp/...
View Articleトムソン・ロイターさんの、自動運転技術の特許動向分析レポート
トムソンさんの標記レポートがリリースされていますね。 ip-science.thomsonreuters.jp まだ英語版ですが、ちょっと覗いてみましょう。(グラフなどは、直接ダウンロードして見てください)...
View Articleパテントマップ特許情報分析ロボット編 5 ロボット用途を調べてみましょ。。。。
今回はどんな用途のロボットが多いんだ?というのの概要を調べてみましょう。 使うのは、Fタームの3C707の観点AS「用途」です。 こちらは、ここ10年間で見てみましょうかね。 ・ 加工方法等 ・ 搬送等 上の、加工や搬送ロボットは産業用ロボですね。 ・ 産業分野別 上のマップは、分野が特定できるものを表記しており、このほかに、分野が特定されない産業ロボが多数あります。 ・ 特殊分野...
View Article知られざる特許の旅 番外編 明治時代のスリーディー
3Dおおはやりですよね。 「3D」とウエブに打ち込むと、3次元コンピュータグラフィックス(3DCG)、3Dモデリング、3Dフォト、3D映像、3D映画、3Dテレビ、3Dプリンター、3Dメガネ、等々、「もうやめちくりぇー」というぐらい、続々出てきます。 物を現実と同じように投影して3Dで見てみたいという欲求は昔からあったようで、明治時代の登録特許でも、このようなものがあるんです。...
View Articleパテントマップ特許情報分析医療用ロボット編 1 インテュイティブその1
現在、二足歩行型ロボットの分析をおこなっていますが、ついでですので、医療用のロボットも並行して分析してみましょうかね。 医療関係では、以前にシリーズで、医療用材料編や歯科医療編、医療ツールの医療機器編、カプセル内視鏡篇などを書いて来ましたが、今回は医療ツールではなくって、手術支援ロボットなどの医療用ロボット、そのものを調べてみましょう。...
View Articleパテントマップ特許情報分析医療用ロボット編 2 インテュイティブその2
ということで、ISさんとSRIさんのUS出願関係を調べると以下のようになっていました。(被引用回数100回以上で、関係ありそうなもので出願が古い順に並べてあります。 もしかして漏れがあるといけませんので、PCT出願も調べると、上のものより古いものは以下のようになりました。 ・ WO93/13916出願日:1993年1月14日優先権主張:1992月1月21日...
View Articleパテントマップ特許情報分析医療用ロボット編 3 インテュイティブその3
それでは、ほかも見てみましょう。 ・ USP5631973出願日:1994年5月5日出願人:SRI被引用回数:220回発明の名称:Method for telemanipulationwith telepresence メガネが必要なくなったのか?というとそうではなくて、臨場感を持って操作するためには、やっぱりまだ以下のようにメガネが必要だったんです。...
View Articleパテントマップ特許情報分析医療用ロボット編 4 インテュイティブその4
それでは、IS(インテュイティブサージカル)さんとSRIさんの、他の基本特許を調べてみましょう。 ・ US5649956 SRI出願日:1995年6月7日System and method for releasably holdinga surgical instrument被引用回数:181回 外科的手術でのツールを動かすロボット部分としては、これが基本特許と言ってよいのでは? ・...
View Articleパテントマップ特許情報分析医療用ロボット編 5 インテュイティブまとめ
前回の続きです。 ・ USP6331181 IS出願日:1999年10月15日Surgical robotic tools, data architecture,and use被引用回数:454回 ということで、ISさんは、1990年代にまずは今まで調べて来た、全体でのロボット手術支援システムの基本特許を抑え、2000年からは、手術ツール等でのポートフォリオ固めをしていったんですね。...
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